ブックタイトル線 Line No.12
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線 Line No.12
書写・書道の用具を通して物を大切にする心を養う 基本的な用具の次に持っておきたい用具は、筆を置く台の『筆架』、そして、硯に水を注ぎ入れる『水差し』など。普段なじみのない用具かもしれませんが、名前の呼び方は覚えておきたいものです。 また、書写の授業で使う『文鎮』は金属製のシンプルなものが多いですが、動物や植物がモチーフになった文鎮や、漆器の美しい意匠が施された文鎮など、見た目にユニークなものもあり、気軽に手に入れやすい用具だと思います。重さが肝心なので、使いやすいかどうかを手に取って確かめるようにするとよいそうです。 用具は、手入れをすることで長く使うことができます。例えば筆なら、使い終わったら、墨を落として風通しよく保管するだけで、状態はずいぶん変わってくるものです。乱雑な扱い方をすれば、どんなによい用具でもすぐに傷んでしまいます。用具を大切にすることで、物を大切にする心を養うことも、書写の重要なテーマといえるでしょう。筆を乗せかけておく台。筆を置きやすい波型のものが多く,素材は陶器や木など様々。【ひっか】硯や筆,墨,水差し,文鎮などを入れておく箱。オリジナルの書道セットを作るような気分で,用具を集める楽しさがあります。【すずりばこ】硯に水を注ぐときに使うもの。水滴,水孟,水注などがあり用途に合わせて大小のサイズが揃います。【みずさし】筆架水差し硯箱趣向を凝らした用具で,書く環境を自分好みに。できあがった作品に押印する『落款』のもとになる石材。落款には,名前や雅号などを彫ります。角型,楕円型,丸型など,形は様々。【いんざい】印材04