ブックタイトル線 Line No.12
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線 Line No.12
新しい学年になって、はじめての授業。「この学年でどんなことを学ぶのかな。」「むずかしいかな。」「新しいことって、どんなことを学ぶ の。」「自分はできるかな。」子どもたちは、期待とちょっぴり不安な想いでむかえます。 こんな素朴な子どもたちの気持ちに応えて、その教科の学びの方向と、かまえを自覚させるのが、授業のスタートであると思います。 そして、その手がかりになるのが教科書です。教科書との出会いをどのようにするといいのか、書写の場合について考えてみましょう。 新しい教科書を手にしたとき、まず何に注目しますか? 表紙ですね。「日本文教出版」の書写の教科書の表紙は、イラストレーターの森華さんのデザインによるものです。表紙に込められた森さんの想いを紹介します。学年はじめの書写の授業はどのようにしますか?表紙に込められたメッセージを1書写のココが知りたい!Q. 表紙の絵を見ながら、このような森さんのメッセージを感じとる対話の場を設定すると、書写の学びに一層心がはずんでくるかも知れません。 日本の文字を、ひと筆ひと筆、心をこめて書いていく書写の授業は、いつの時代も私たちにとって、日本の文化に正面から向き合う大切な時間です。表紙の絵では、そんな書写の教科書にふさわしいよう、昔から日本にいた動物たちと、伝統的な和模様を組み合わせて、いろいろなパーツからひとつの文字ができる様子を楽しく表現しました。動物や模様の一部などが集まってどんな文字ができたのかは……裏表紙を見てのお楽しみです。 ひとつの文字がたくさんの線や点から成り立っているように、人間も理解しあい助けあうことで人の和が生まれます。日本の心と助けあう心、両方の「和」の心を胸に、のびのび楽しそうな表紙の動物たちのように、皆さんも楽しみながら書写に親しんでくださいね。「線 」教科書特集号(二〇一四年五月一日発行)より一部抜粋Line08