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概要

線 Line No.9

手本の特徴を考えながら、別人になって書いてみよう◆お互いのアドバイスが終わったら、 新しい半紙を用意する。◆特徴をつかめているものを選ぶ ように伝える。◆半紙3枚ずつ配布する。◆いつもと違って「手本」を選べるこ とや、前に見たものであることを 伝える。◆手本を選びきれない児童や、性格 設定に悩んでいる児童に声がけを する。 ①…選択した手本の記号 ②…文字から想像される性格◆特徴が出ている作品を紹介する。◆線の太細、長短、白い部分を意識 させる。●半紙に書く(1枚)。●どんな目標で書いているかをペアで話 し合い、お互いにアドバイスをする。●アドバイスをもとに、半紙に書く (1枚)。●1枚を選び、名前を書く。●振り返りを書いて、作品とともに提出 する。●後始末●挨拶、準備●「別人になりきって書く」というめあて を確認する。●手本を選び、ワークシートに記入 する。( ① )の手本を見ながら〈 ② 〉になりきって書きます。●半紙に書く(1枚)。●友達の作品を見る。●選んだ手本を分析して、ワークシート に記入する。分5め導 入分25展 開分15まとめ一 斉個人個人ペア形態主な学習活動指導上の留意点 ワークシートと手本は、B4用紙1枚(両面印刷)にまとめた。実際に書くサイズより手本を小さくしたのは、机上を整理しやすくするだけでなく、文字の中で各線がどの程度の太さかを考えながら書くという体験をさせたかったからである。また、ワークシートは、拓本で印刷された法帖とともに、白黒反転させたものも隣に載せるとよい。 評価の観点■古典を見て、その文字を書いた人がど んな人かを想像しているか。■自分で選んだ手本の線質や字形につい て、自分なりに分析できているか。■自分で想像した性格や分析した文字の 特徴を考えながら書いているか。 3授業の実際4実践を終えて手本について実践のポイント 成果■前時までに古典を見せていたこともあ り、親しみをもって取り組むことがで きた。■手本分析は、普段から取り組んでいる こともあり、戸惑いなく書くことがで きた。■手本を見て書くという普段と同じ活動 だが、古典に対する新鮮さもあり、い つもよりよく見て書いていた。■初めての臨書であったが、仕上がった 作品を見ると、線質などは難しいが何 となく雰囲気を醸し出すものができて いた。 課題 別人になって書くというテーマのもとに、自分の性格設定を考えるという活動において、文字から感じ取れる性格を設定した児童もいれば、自分の好きな性格を設定した児童もおり、その主旨が伝わりにくかった。実際に書いているうちに性格というテーマから離れてしまうため、性格を意識させるような活動や声かけを継続的に入れていく必要がある。 【本時の目標】 手本の特徴を分析し、別人になったつもりで書く。【本時の展開】45分児童による分析[作品(古典②)] [作品(古典①)]POINT!17