ブックタイトル線 Line 2014教科書特集号
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線 Line 2014教科書特集号
21 20気持ちを伝えるためのメッセージカードから年賀状、礼状、依頼状、案内状など、学年ごとにバリエーション豊かな内容を扱っています。子どもたちが様々な方法で友達とコミュニケーションを取り、人間関係を築いていくという意味においても、各学年で取り組んでいただきたい内容です。宮本「各教材」では、その題材を国語科以外の教科からも取り上げていますね。尾﨑その通りです。生活科からは観察記録。音楽からは「雪」、「もみじ」、「赤とんぼ」など、日本の故郷を感じさせるような歌詞を取り上げました。図工からは、掲示物だとかポスターへの文字の書き方、総合的な学習からは、環境問題のフリップを作る過程などです。単に、書写の知識・技能を身につけ、平仮名・片仮名の五十音表を重視尾﨑ユニークな試みとしては、一・二年の教科書で、平仮名と片仮名の五十音表をどちらにも提示したことが挙げられます。さらに、三年以上の全学年の巻末にも平仮名・片仮名の五十音表を入れました。授業の現場では、子どもたちに正しく整った文字を書かせるのが難しいという課題があるようですが、この五十音表があれば、その指導に非常に有効ではないでしょうか。字形や字体について知識が必要なのは、低学年に限ったことではありません。思春期に近づく高学年になると、文字そのものを変な字体で書こうとする傾向も見られますから、正しい文字のあり方をもう一度振り返らせるためにも、五十音表が果たす役割は大きいと考えます。言語活動の授業では、一年では五十音表から四文字の語彙を探して言葉集めをしたり、高学年ではアナグラムなどの言葉遊びをしたりします。五十音表が低学年だけのものだという固定概念を捨て去ろうじゃないかという提案が、今回の教科書には含まれているのです。そして、私はこれが一覧表であるということに、特に値打ちがあると思っています。教科書のページを割いてでも、あえて一覧表を入れることに踏み切った、その意図を先生方に汲み取っていただければと思います。宮本低学年だけの指導ではないという意味では、「姿勢・執筆」も書写指導の基礎・基本として全学年で徹底すべきだと思います。書写を日常生活にいかすという意味でも、全学年・全教科を通して習慣づける必要性を感じています。「伝え合い」を大切にした教材尾﨑「言葉の力を支える書写学習」という大きな観点のもと、「もっと書こう」、「広がる学び」、「各教材」という三つの内容で教材を構成しました。なかでも「もっと書こう」のコーナーは、国語科のなかに書写の指導事項をぜひ入れてやっていただきたいという強い願いを込めて、一年から六年まで系統的に配列してあります。一年生は「紹介」、二年生は「説明」、三年生は「調査報告文」、四年生は「読書紹介文」、五年生は「意見文」、六年生は「随筆」といった核となるもののなかに、書写的な活動を織り交ぜています。実際に国語科の授業で、どんな視点で書写とコラボレーションしていけばいいのかということの例示でもあります。宮本学習プロセスを大切にした教材の取り上げ方をしていますね。単に作品を書くための「書く力」だけではなく、例えば取材でメモを取るとき、原稿用紙に感想文を書くとき、あるいは毛筆での清書のときというように、学習プロセスごとの「書く力」の必要性が示されています。国語科の授業で扱っていただくときにも役に立ちます。尾﨑「広がる学び」に関しては、「伝え合い」というテーマを非常に重視しています。これは、今回の教科書の最大の特徴だといえるのではないでしょうか。メモの取り方や手紙の書き方、友達にそして高めるだけではなく、国語科を中心とした各教科の言語活動を支えることを大きな目標として教材を作成しています。ぜひ有効に活用していただきたいと思います。宮本日常生活や学習活動に書写をどのようにいかせばいいのか。新しい教科書は、学校現場の先生方が日々感じているこうした課題にきっちり応えた内容になったと自負しています。そういった視点からも、ぜひ期待して今回の新しい教科書を手に取っていただきたいと願っています。2222222222222222222442222222222222222222222222222222222222222334444433333333333333333333333333333111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111122222222222 222222233333111111111111 1111111111ひらがなやかたかなのことばを書こう。えんぴつのもち方と、しせいに気をつけて書いた。ひらがなとかたかなの書きじゅんや形に気をつけて書けた。画のおわりやとちゅうの書き方をたしかめよう。?ひらがな・かたかなのひょう書きじゅんや形に気をつけて書こう。書きじゅんや形に気をつけて書こう。13 12二思い出してていねいに書こう2222222222222222222442222222222222222222222222222222222222222334444433333333333333333333333333333111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111122222222222 222222233333111111111111 1111111111ひらがなやかたかなのことばを書こう。えんぴつのもち方と、しせいに気をつけて書いた。ひらがなとかたかなの書きじゅんや形に気をつけて書けた。画のおわりやとちゅうの書き方をたしかめよう。?ひらがな・かたかなのひょう書きじゅんや形に気をつけて書こう。書きじゅんや形に気をつけて書こう。13 12二思い出してていねいに書こう二えん筆ボールペン筆小筆筆ペン絵の具筆カラーフェルトペンフェルトペンポスターの書き方広がる学び広がる学び筆記具には、どんな特ちょうがあるのかな。そして、どんなときに、どの筆記具を使うかを考えてみよう。えん筆で、うすく下書きしてから書くといいよ。たて画を太く横画を細くポスターを書く前に、・どこにけい示するか・だれが読むか・どんな筆記具を使うかを考えよう。伝えたいことをはっきり書いたり、強調したいところを目立つように書いたりする。かじょう書きにしてわかりやすく書く。筆記具の特ちょうを知ろうじ37 36「わたしの思い出」〈できごと〉〈心に残っているエピソード〉〈そのときの気持ち〉〈会話〉〈取り入れたい表現・言葉〉もっと書こうもっと書こうもっと書こうもっと書こう経験をもとに自分の考えをまとめようまず、思い出に残るできごとを書き出して、どんなふうに書けばいいか、グループで話し合いました。次に、構想をメモに書き、友達の見方や考え方を参考にしながら書き直しました。最後に、随筆を書いてクラスで読み合いました。そのできごとが、自分にとってどんな意味があったのかを書いたら?読みやすくてていねいな文字で書いているね。書き出しがくふうされていて、引きつけられたよ。そのときの気持ちがよみがえってくるね。印象に残った理由と、そのときに感じたことや考えたことを書くといいんじゃないかな。いずみさんたちは、小学校六年間のできごとをふり返り、印象に残ったことを随筆にまとめることにしました。どんなことがあったかな…これまでに読んだ本のおもしろいと思った表現や言葉を取り入れるといいね。みんなの随筆を集めて、一冊の卒業文集にするといいね。文章の下書きをするときは?書き加えたり、直したりすることができる筆記具を選ぶ。?書き直すときも、正しくていねいに書く。後から見直して書き加えたり、強調したりしたいことがあるときは、赤えん筆で書きこもう。どんなことがあったかな…いずみさん筆順清水寺みずでらきよ奈良らないっさつともだちずいひつ35 34「わたしの思い出」〈できごと〉〈心に残っているエピソード〉〈そのときの気持ち〉〈会話〉〈取り入れたい表現・言葉〉もっと書こう経験をもとに自分の考えをまとめようまず、思い出に残るできごとを書き出して、どんなふうに書けばいいか、グループで話し合いました。次に、構想をメモに書き、友達の見方や考え方を参考にしながら書き直しました。最後に、随筆を書いてクラスで読み合いました。そのできごとが、自分にとってどんな意味があったのかを書いたら?読みやすくてていねいな文字で書いているね。書き出しがくふうされていて、引きつけられたよ。そのときの気持ちがよみがえってくるね。印象に残った理由と、そのときに感じたことや考えたことを書くといいんじゃないかな。いずみさんたちは、小学校六年間のできごとをふり返り、印象に残ったことを随筆にまとめることにしました。どんなことがあったかな…これまでに読んだ本のおもしろいと思った表現や言葉を取り入れるといいね。みんなの随筆を集めて、一冊の卒業文集にするといいね。文章の下書きをするときは?書き加えたり、直したりすることができる筆記具を選ぶ。?書き直すときも、正しくていねいに書く。後から見直して書き加えたり、強調したりしたいことがあるときは、赤えん筆で書きこもう。いずみさん筆順清水寺みずでらきよ奈良らないっさつともだちずいひつ35 34