ブックタイトルROOT No.21
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ROOT No.21
統計を,先生にも生徒にも好きになってもらいたい。?魅力を語り合う座談会?算数科・数学科では統計教育が重要視されつつあります。しかし,ご指導に困難を感じていらっしゃる先生や,興味を持てない生徒さんもいます。そこで,統計好きの先生方に集まっていただき,「統計の授業はこんな楽しいことがある」「子どもたちが興味を持てるヒント」など,お話を伺ってきました。【重松】 私たちが普段生活するとき何が一番大事か?というと「安心,安全に暮らせる事」です。昔は,自分の限られた社会の中で,多くの事は勘や経験で済ませられ不安はありませんでした。しかし20世紀の終わりごろからグローバル化が起こり,世界や宇宙の影響まで考えて行動するよう判断を求められる時代になりました。そういう社会が統計を求めているのでしょう。【中西】 今の統計人気は端的に言うと,統計ができる方が儲かるからです。データを上手く使える会社が儲かっており,世界のトップ企業はデータに強い会社です。メーカーでも成功している会社は自社データを有効活用しています。ある車の会社は自社製品が壊れる前から「いつごろ壊れそうか」をデータで予測し,資材や人員を準備しておく事で手を止めることなく事業を回しています。重松敬一先生奈良教育大学名誉教授須藤昭義先生成蹊中学・高等学校数学科教諭これからの統計教育座談会統計教育が重要視される理由中西寛子先生成蹊大学名誉教授西仲則博先生近畿大学講師出席者6 算数・数学情報誌 ROOT No.21