ブックタイトルRooT No.24 2020年度版「小学算数」教科書特集号

概要

RooT No.24 2020年度版「小学算数」教科書特集号

『小学算数』では，新学習指導要領に示された三本柱を踏まえて，数学的な見方・考え方を働かせた「わかる・できる・活かす・楽しむ」数学的活動を充実させました。それによって，確かな資質・能力としての「真の生きる力」を子どもたちにはぐくむ算数の学びを実現したいと考えたからです。　この教科書の編集に当たっては，算数の学びのポイントを「はっきり」「きっちり」「しっかり」のキーワードによって，次の３つの基本方針にまとめました。これらの基本方針のもとに，例えば，内容に即した学び方と板書例をセットにした学習場面を設けたり，子どもの苦手な内容を明示し克服できるようにしたり，学習したことを横断的・総合的に活用するくふうをしたりしています。　私たちは，子どもたちがこれからの社会を創り生き抜く上で求められる資質・能力をはぐくむために，この教科書が役立つことを願っています。子どもたちと創る算数の学習をデザインし，子どもたちと一緒に算数の学びを楽しんでください。子どもたちに「真の生きる力」をはぐくむ算数の学び筋道立てて考え表現するための学び方をはっきり示します生活や学習の基盤となる算数の礎をきっちり築き上げます算数の楽しさやよさをしっかり感じられるようにしますー 子どもたちの主体的・対話的で深い学びの実現のために ーー 基礎的・基本的な力の確実な定着のために ーー 生活や学習への活用場面の充実のために ー123小山 正孝（ 広島大学大学院教授）座談会2019 No.240102081422巻頭言子どもたちに「真の生きる力」をはぐくむ算数の学び広島大学大学院教授　小山 正孝ダイジェスト資質・能力を育む『小学算数』3つのポイント保・幼・小連携の取り扱いについて幼児期の学びを小学校の学びへと接続する天理大学教授　上田 喜彦覆面数式パズルで論理力を育てよう！福岡教育大学教授 飯田 慎司文京学院大学特任教授 鈴木 みどり愛知教育大学教授 山田 篤史兵庫教育大学大学院准教授 加藤 久恵16 DESIGN CONCEPTデザイナー　神宮 雄樹・荒牧 洋子（monocri）24 読み解く数学偉人伝ピタゴラス桐蔭横浜大学准教授　城田 直彦サイエンスライター　鍵本 聡学習指導要領の改訂で授業は，教科書は，どう変わる？10 インタビュー福岡教育大学教授　清水 紀宏新設「データの活用」領域に迫る！もくじ18 授業改善のヒント／小学校編図形の構成要素や性質を基に，事柄が成り立つことを説明する活動帝塚山大学教授　勝美 芳雄20 授業改善のヒント／中学校編数学的な結果を事象に即して解釈し，説明する活動鹿児島大学教授　山口 武志取材協力／有限会社中村編集デスク（p.2 ～ 7，p.10 ～ 13），撮影／山内義文（p.2 ～ 7，p.10 ～ 13），イラスト／藤井美智子（p.24 ～ 25），デザイン／株式会社モノクリ（表紙～ p.17，裏表紙），株式会社京田クリエーション（p.18 ～ 25）教科書特集号2 02 0 年度版「小学算数」算数・数学情報誌 ROOT No.24 1