ブックタイトル生活&総合navi vol.69
- ページ
- 16/36
このページは 生活&総合navi vol.69 の電子ブックに掲載されている16ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 生活&総合navi vol.69 の電子ブックに掲載されている16ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
生活&総合navi vol.69
カ他者と協同して課題を解決する。キ課題解決に向けて地域の活動に参加する。(4)内容学習課題学習対象学習事項地域や学校の特色に応じた課題(5)年間計画単元ふるさと七郷再発見ふるさと七郷まちづくり未来の七郷まちづくり(前単元)(本単元)防災復興防災のための安全なまちづくりとその取り組みまちづくりや復興,地域活性化のために取り組んでいる人々や組織5.指導の実際~授業デザインのポイント(1)前単元とのつながり・災害の恐ろしさと防災意識の大切さ・災害に備えた安全なまちづくりにかかわろうとする活動・歴史や自然,そこに住む人々に触れて,故郷のよさを再認識する活動・人と環境の視点から暮らしやすいまちの姿を考える活動学習活動・オリエンテーション・イグネ(屋敷林)調査活動・用水の生き物調査活動・遺跡発掘見学活動・ニコン写真教室・七郷自主研修・ふるさと七郷写真展・レクチャー・資料調査活動・聞き取り調査活動・見学調査活動・構想を練る活動・模型製作活動・完成披露会・報告書の作成導入調査〃〃講義調査発信導入調査〃〃計画表現発信まとめ前単元「ふるさと七郷再発見」の学習では,自然や歴史,施設,そこに住む人々など,七郷のまちの今の姿や昔を感じるものを見つけてくる地域自主研修を行った。企業からお借りした一眼レフカメラを持たせ,子どもたちは,イグネの大木,震災直後に食べものを提供してくれたお店,仮設住宅で元気に暮らす人たちなど,七郷の魅力と感じたものを写真に撮ってきた。写真という表現方法とともにキャプション(説明文)を入れることで,文で伝える大切さも実感できた。この活動が,その後の未来のまちを考える観点につながっていった。(2)意欲を喚起するレクチャー本単元の導入では,都市・建築デザインの専門家であるユニバーサル山形大学の佐藤慎也先生をゲデザインストティーチャーとしてお呼サスティセーフティびした。まちづくりの歴史やナブルデザインデザイン日本と西洋との違い,フィンランドのまちの紹介などをしまちづくりに大切な三ていただき,まちづくりに大つの視点切な三つの視点を提示してもらった。1ユニバーサルデザイン(人・文化から考える)2サスティナブルデザイン(自然・環境から考える)3セーフティデザイン(防災・安全から考える)子どもたちは大学生になった気分で受講した。佐藤先生からの「未来の七郷のまちの姿をみなさんから提案してほしい。」という投げかけにより,子どもたちの意欲は高まり,活動に見通しをもつことができた。(3)学びのある調査体験活動どの視点でまちづくりを行っていきたいか,三つの視点の中から選択させ,インターネット等で資料調査を行わせた。さらに,ユニバーサルデザインの視点を選択した子どもたちを中心にして聞き取り調査活動を行い,いろいろな年代や職業,状況の人たちの意見を聞いて自分たちのまちづくりに取り入れるように助言した。本単元の中で行った見学調査活動は,現地見学会である。仙台市営地下鉄東西線の荒井駅建設に伴った新たなまち,津波で家を失ってしまった人たちのための復興住宅の建設が進められている様子を見学させた。子どもたちは,住宅予定地を歩きながら,田んぼが埋め立てられ,魚とりをした用水路やイグネもなくなってしまう現実を知り,開発と復興のまち14