ブックタイトル生活&総合navi vol.69
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生活&総合navi vol.69
研究と実践2総合他者とかかわりながら,探究的に学ぶ子どもの育成をめざして~5年氷見の恵み-ハトムギプロジェクト-~小栗千佳(富山県氷見市立湖南小学校教諭)1.はじめに本校が所属する氷見市の小学校教育課程研究会総合2.研究の実際(1)単元名氷見の恵み-ハトムギプロジェクト-部会では,「他者とかかわりながら,探究的に学び,自分の生き方を考えていこうとする子どもの育成をめざして」を研究主題とし,総合的な学習の実践研究を行っている。研究を進めるにあたり,三つの視点を設けている。それは,1探究的な学びを生む単元の構想,2確かな学びをつくるための評価と指導,3他者と豊かにかかわり,協同的に学び合うための教師の支援,である。実践にあたっては,それらを考慮し,指導した。(2)単元の目標身近な農作物であるハトムギの栽培・焙煎・加工体験やそれらに携わる人々とのかかわりを通して,そのよさや問題点に気付き,ハトムギの魅力を一層広めようと,自分たちにできることを実践することができる。(3)単元構想ハトムギを育てようハトムギプロジェクトパート1(20時間)本校は,全国のハトムギの1割を生産している氷見市の農耕地帯にある。子どもたちにとってハトムギハトムギを育ててみようハトムギについて調べようは,栽培されている様子をよく目にする身近な農作物であり,自分たちの手で栽培したり加工したりする体ハトムギをもっと上手に育てるために,細越に行ってみよう。験ができるものである。また,JA氷見市では,大学と協力してハトムギ研究に取り組み,新商品の開発をハトムギの生産地「細越」の進めている。このように,ハトムギは地域活性化につハトムギ栽培の様子を観察しようながる可能性を秘めた魅力的な素材なのである。その一方で,生産者の高齢化や安い外国産のハトムハトムギの刈り取りをしようギの輸入による需要の伸び悩みなどの問題もある。こういったハトムギのよさや問題点を見つめ,「わたした刈り取った実でお茶をつくってみたいな。ちのふるさとのハトムギはこのままでよいのか」,「ハトムギでふるさとを元気にできるだろうか」という問題意識を継続しながら追究を進めさせたいと考え,本ハトムギ茶をつくっている細越やJAに行って,調べてみよう。実践に取り組んだ。焙煎体験,ティーパックづくりをしよう16