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概要

生活&総合navi vol.69

ハトムギ体験は楽しかったね。わたしたちにもできそうなことはないかな。ぼく・わたしたちができることに取り組もうハトムギプロジェクトパート2(20時間)ハトムギでふるさとを元気にするために,自分たちにできることに取り組もう自分たちのプロジェクトを見直そうフライパンを使ってハトムギの焙煎体験自分たちの取り組みを広めよう視点2確かな学びをつくるための評価と指導これからもハトムギのよさを広めていこう。(4)考察視点1探究的な学びを生む単元の構想〈問題意識が連続・発展する学習過程の工夫〉子どもたちがハトムギの日々の成長をつぶさに感じ取ることができるように,プランターと学校前の畑でハトムギ栽培を行った。また,刈り取り,焙煎体験,加工体験を行ったり,ハトムギに携わる人々とかかわったりする中で,ハトムギに対する熱い思いに触れ,「ハトムギのよさをもっと広めたい」,「ハトムギで氷見を元気にしたい」という願いをもつことができた。そして,ハトムギプロジェクトを立ち上げ,グループごとに課題を設定し追究する活動を行った。アイスやケーキ,ごはんなどの,ハトムギを使った料理をつくったグループは,つくったものを自分たちで味わったり,他の学年に試食してもらったりした。ハトムギを使った化粧水や入浴剤をつくったグループは,自分たちで使ってみたり,使った人にインタビューやアンケートをとったりして,自分たちの取り組みを見直した。CMやポスター,キャラクターなどをつくったグループは,ハトムギが健康や美容によいこと,使い道が多いことなど,たくさんのよさを広める活動を行った。このように,体験活動やハトムギに携わる人とのかかわりを通して,子どもたちは主体的に活動に取り組むことができた。〈学びを見直す振り返りの場,自分の変容や成長を実感する場の設定や方法の工夫〉活動の後にはウェビングによってハトムギと自分とのかかわりを振り返り,感じ取ったハトムギのよさを書き加えていき,自分の課題を明確につかむ手立てとした。また,子どもたちが自分の変容や成長を実感することができるように,「振り返りカード」で自己評価を行った。その際,活動する前と後の自分を比較させたり,どのようなことがきっかけでどのように見方や考え方が変わったのかを具体的にカードに書かせたりするといった支援を行った。そのことによって,子どもたちは,自分の変容に気付くことができるようになった。視点3他者と豊かにかかわり,協同的に学び合うための支援〈学びを広めたり,深めたりする他者とのかかわり方の工夫〉子どもたちの学びを広めたり,深めたりするために,子どもたちの活動の流れに合わせてハトムギに携わる人とかかわる場を設定した。ハトムギの生産地である校区内の細越地区へ行き,現地で生産・加工されている方と一緒にハトムギ加工体験を行ったり,ハトムギの新しい商品開発に携わっている農協の方から話を聞いたりした。これらのことにより,子どもたちはハトムギの魅力を肌で感じるとともに,それに携わる人々の工夫や努力,熱い思いや願いを知ることができた。17