ブックタイトル生活&総合navi vol.69
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生活&総合navi vol.69
ご当地料理紹介伏見稲荷寿司伏見稲荷寿司ひろめ隊隊長杉山大門京都市三角形のいなり寿司発祥の地として京都市の南部に位置する伏見区。思い浮かべるのは,幕末の鳥羽・伏見の戦いだろうか。その伏見区に伏見稲荷大社はある。参道の脇には,キツネの石像が祀られており,参拝者を迎えてくれている。伏見稲荷大社の近辺には,20近くの稲荷寿司を販売する店が並ぶ。稲荷寿司の歴史は古く,江戸時代後期の天宝年間にその記録が残されている。伏見稲荷寿司のレシピ材料(4人分の場合)・ご飯3合・油揚げ6枚・ごま少々※他に麻の実等寿司酢用調味料・酢大さじ4・砂糖大さじ1と1/2・塩小さじ1と1/2油揚げ煮詰め用調味料・醤油大さじ4・みりん大さじ4・砂糖大さじ4・水200mlつくり方▲伏見稲荷大社にあるキツネの石像さて,伏見の稲荷寿司のルーツは,昔,稲荷大神様にお供えをするのに,痛みにくい食べ物として油揚げがしばしば使われていたことに由来する。いつからか油揚げがキツネの好物ということになり,それを使ってつくった寿司を色と形から稲荷寿司と呼ぶようになった。伏見稲荷近辺で売られている稲荷寿司は,ほとんどが三角の形をしており,キツネの顔や耳,伏見稲荷大社のある稲荷山をイメージしているとも言われている。これらのことも影響して,伏見稲荷周辺は,日本有数の稲荷寿司の消費地となっている。そして,伏見稲荷寿司ひろめ隊は,伏見稲荷周辺の地域に根ざした料理である稲荷寿司を全国に広く周知するよう,地域活性化を目的に2010(平成22)年4月に結成した。1油揚げは,熱湯にかけて油抜きして,三角形になるように半分に切り,袋を開く。2油揚げ煮詰め用の調味料を,まず鍋に入れ,その後,油抜きした三角状の油揚げを入れて10分くらい煮詰める。3寿司酢用調味料をよく混ぜて,寿司酢をつくる。4ご飯に,寿司酢を加えて,切るようにして混ぜ,寿司飯をつくる。5ごま,麻の実等をまぶす。6煮詰めた三角状の油揚げの汁気を切り,寿司飯を詰めて完成。▲伏見稲荷寿司ひろめ隊キャラクター「いなっきー」26