ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

生活&総合navi vol.69

わが町オススメ行事福山ばら祭福山祭委員会企画実行委員会委員長藤永忍福山市ばら祭のはじまり福山市は,広島県東部に位置し,再来年の2016(平成28)年には市制施行100周年を迎える。1945(昭和20)年8月8日,福山市をB29爆撃機が飛来,大空襲により市街地の約8割が焼失,多くの命が失われた。戦後,再建復興が進められる中で南公園(現在のばら公園)付近の住民と福山市が協力し,1956(昭和31)年,「荒れた街にうるおいを」をキャッチフレーズに,この公園に約1,000本のバラ苗を植え,見事なバラの花を咲かせた。ここから「ばらのまち福山」の歩みが始まる。そして1968(昭和43)年,福山市主催による,第1回のばら祭が開催された。1985(昭和60)年には,バラが福山市の花として制定されることとなった。▲多くの市民・企業が参加するパレードローズマインドあふれるばら祭福山ばら祭は,毎年5月中旬に行われており,今年は5月17,18日の二日間にわたって開催された。現在では,市民だけでなく,市外・県外や海外からの訪問団も含め,例年80万人超の来場者でにぎわうまでになった。福山市では,ばら祭を通じて“思いやり・優しさ・助け合い”の精神で,ばらを愛し育てる心「ローズマインド」を,ばらの美しさとともに世界へ向けて発信している。▲“ふくやま”の名前がついたバラ「ウルヴァリン:FUKUYAMA」市民が支える「仕組みづくり」1971(昭和46)年,福山ばら祭の企画運営を担う「福山祭委員会」が設立され,市民と行政が一体となった祭運営が始まった。その後,様々なイベント企画や運営をボランティアの市民団体が支え,現在ではローズボランティアと呼ばれる個人ボランティアも多く参加し,企業の支援も含め,市民が支える仕組みが特色となっている。▲市内の小学校にも…27