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概要

生活&総合navi vol.70

●年間指導計画を教えて!1,2年生における生活科での地域学習,3,4年生では只見の自然と人間,5年生では只見の食と農,6年生では只見の歴史と未来を縦軸におき,6年間を通して暮らす,食べる,生きる,自信や誇りをもつ,ということを横軸とした構想です。只見学を通して,自分たちの今置かれている現状をしっかりと認識させ,只見の地域社会,自然環境,歴史への理解を促し,只見町に対する深い愛着を育んでいく基礎を培っていく活動をしています。ESD(持続可能な開発のための教育)カレンダー第6学年福島県南会津郡只見町立朝日小学校教科領域4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月町のよさを伝え伝統文化を楽秋は人恋し鳥獣戯画春はあたたかるパンフレットを国語しもう自分の考えを明確に今、わたしはぼく卒業するあなつくろう町文芸コンクール冬は春の隣はたたちへ算数社会理科総合外国語活動特別活動道徳音楽図工家庭体育朝日小のバトンをつなごう1年生を迎えるキャプテンとして(社会的役割のにっぽんのうた運動会小さい子からもらった幸せ(勤労・社会への奉仕見直そう食事と生活のリズム植物のからだ只見町中から外地域ボランティア活動修学旅行只見町の水害と私たちができることを考える愛華さんからのメッセージ(自然1.日本の歴史生き物のくらしと環境拡大図と縮図自己実現に向けておよその面積只見の歴史に触れ、調べたことを表現しよう学校の伝統を継承し、表現しよう(春2)(秋12)(秋25)(秋11)身の回りの放射線と私たちの生活体育交歓会自己実現に向けて先輩の心を受け継いで(愛校資料の調べ方体のつくりとはたらき(生命尊重)秋のなかよし活動学習発表会放射能事故とこれからの生活只見の人と関わろう表現力・コミュニケーション能力・異文化理解にっぽんのうたお母さんへの手2.私たちの生活と政治伝えよう日本の音楽保健「病気の予防」陸上病原体と体の抵抗力スキー国際理解・協力黄色人権・命ピンク環境緑自信や誇り青学習スキル白国際理解・協力黄色人権・命ピンク環境緑自信や誇り青学習スキル白白神山地まかせてね今日の食事あこがれのパティシエ(個性の伸保健「病気の予防」算数卒業旅行国際コース3.世界の中の日本人と環境これからの只見について考え、表現しよ自己実現に向けて只見の四季を実感しようスキー記録会・町民スキー大会・多文化理解、国際理解・保健、福祉、ユニバーサルデザイ・環境諸問題、水、ごみ・学校や地域の行事への取り組み・情報収集と整理・地域の人々の暮らし・生命、人権、災害・動物や生態系・自分たちの姿を発信・表やグラフ、新聞づくり・伝統文化・キャリア教育・災害、エネルギー、放射線・異学年との関わり・論文説明文の書き方、インタビューの仕方・異質への寛容・食料生産・自己存在感を見いだす・英語森に生きる(自然愛・動植物愛護)卒業式新しい日本に味わってみよう日本の美術ESDカレンダーは、「教科横断的な指導」を「見える化」するため、単元と単元のつながりを明らかした年間指導計画です。環境の教育を緑色、多文化の理解を黄色、人権・命の教育をピンク色、国際的な協力を青色と色分けすることで、どの学年でどのようなテーマを扱っているか分かりやすくする。また、算数で学んだ折れ線グラフや表への整理など、各教科で学んだ基礎的・基本的な内容で活用できるものは、白色で表す。各学年のESDカレンダーを作り、指導を重ねることで、教師に既習事項を活かした指導観が身につき、更に学年間の学びのつながりも意識できるようになってくる。▲年間指導計画(ESDカレンダー)第6学年●実際の授業展開は?生活科・総合的な学習の時間での只見学を中心におき,「自分に自信をもつ」,「家庭や地域に誇りをもつ」,「あきらめない心で努力する」といった心情を育み,発展的・横断的に指導できるよう他の単元を関連させました。また,「自己の生き方」学習では,他教科や地域の行事との関連をふまえ,「つなぐ」をキーワードにしています。その「つなぐ」ことを大切にしながら,目標に向かって主体的に取り組める活動を展開することで,自分に自信をもち,只見への誇りをもつことができるようにしました。只見学を中心として,問題解決型の学習活動を設定していることも特徴の一つです。そして,各教科・道徳・特別活動や課外活動等,すべての学校生活を関連付けさせ,自己実現の場としています。?朝日小のバトンをつなごう?運動会を盛り上げよう?「チーム朝日」あきらめない心で頑張ろう?只見町中から外から見てみよう?只見の歴史に触れよう?わが家の歴史をさぐろう?これからのわたしたちと只見町▲只見愛を育む実践の概要●実施する上での工夫や注意点子どもたちの知(確かな学力),徳(豊かな心),体(健やかな身体)という基礎の上にESD教育が成り立っていることを,絶えず念頭に置き,実践していくことが大切だと思っています。また,研究のための研究にならないようにすることに注意を払っていくことを心がけています。▲朝日小のバトンをつなごう6年生が,最上級生として学校の伝統を継承し,表現する実践。5