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概要

生活&総合navi vol.72

[考える]力が育つカギはどれだけ[感じる]かにある。自然をテーマにした授業を通じて[感じる]、[考える]を豊かに育む現場を訪ねる。ある。それも教室の空気がキュッと締まっているような濃密な集中度で。「ほんとに2年生? ?」と口をついて出た。ああ、まただ。自分の思い描く「子ども」の姿と実際の姿のこの大きなギャップ。2月に上梓された『森の学校・海の学校~アクティブ・ラーニングへの第一歩~』(P5参照)という本の仕事で何十年ぶりかで小学校に足を運んだ。一連の取材の中で、何度この(え?)に遭遇しただろう。私の見方がステレオタイプすぎたのか?否定はしきれないが、先生や学校、つまりは授業のやり方で子どもの姿が私の想定とはかけ離れることを何度体験しただろう。それは小学2年生の授業だった。校庭の端に立つ松の木を、交代で目隠しをして触るという体験を終えると、「じゃあ教室に戻って、みんな自分の発見したこと書いてみよう」と先生が言った。すると子どもたちは玄関に猛然と駆け出していく。その速いことはやいこと。取材でついてまわっていた私はもちろん、先生も置いてけぼりだ。数分後、先生と一緒に教室にたどり着くと、入り口で私は固まってしまった。ふざけたりおしゃべりしたり、席にまだついていない子どもたちの光景を想像していたのに、先生を待つことなく全員が机に向かって熱心に鉛筆を走らせているのでギャップ?授業で変貌する子どもの姿?特集じるとえるのあいだがらThink考Feel感文・浜田久美子写真・KONISHI TAKASHI[特集]「感じる」と「考える」のあいだがら1