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概要

生活&総合navi vol.72

TSUNAGU SCHOOL vol . 01Curriculum management seminar村川雅弘鳴門教育大学大学院教授。専門は教育工学,カリキュラム開発,生活科・総合的な学習。日本教育工学会理事,中教審専門部会委員などを歴任。村川先生のカリキュラムマネジメントゼミスタートカリキュラムから始めるカリキュラムマネジメント[スタカリを核としたマネジメントサイクル]「学校のスタカリ」のPlanは前年度末に作成するのが理想である。Doの中に「学級スタカリ」がある。各学級の実践を基に「学校スタカリ」を見直す(Check&Action)。学校力の向上幼児期の教育と小学校教育の滑らかな接続を意識し「スタートカリキュラム」をマネジメントできる学校教師力の向上スタート期の児童の学びと育ちを見取り,指導できる教師学校による「スタカリ」を核としたマネジメントサイクル子どもの姿・自校の実態・地域の実態Action(改善)●自校の「スタートカリキュラム」の改善Plan(計画)●自校の「スタートカリキュラム」の作成●実施の周知(全教職員・家庭)Check(評価)目の前の子どもの姿・学級の実態a(改善)Do(実施)●全教職員の協力のもとの実施※正式な図については,下記日文Webサイト(https://www.nichibun-g.●児童の学びと育ちの振り返りco.jp/textbooks/sakusuta/)よりご確●教師の指導の在り方の振り返り認いただけます。(八釼明美2015改変)p(計画)1年生担任による週案を核としたマネジメントサイクルc(評価)d(実施)鳴門教育大学教職大学院の授業で,上図を基に小学校のスタートカリキュラム(以下「スタカリ」)について触れた。「学校がしっかりとスタカリのPDCAをまわすことで,そのDoの中にある“学級スタカリ”が機能する」。しばらくして,高校教員2名が訪ねてきた。「先生,高校にもスタカリが必要だと思うんですが」。授業で配付した『サクサクできるパズル型スタートカリキュラム作成支援ツール「サクスタ※」』に刺激を受けたようだ。「高校や中学校の入学時だけでなく,各学年の9月や小学校2年生の年度始めでも必要だと考えている。各々のアプローチカリキュラムも大事だね」と伝えた。その後,この二人を中心に小中高及び特別支援の教員11名からなる「スタカリ部」が発足する。私は顧問となった。一か月あまり,スタカリ部の活動に関わって確信が強まった。学校でスタカリをつくることは学校全体のカリマネ構築につながる。「わが校はこのような力を伸ばしていきます,そのためにはこんな授業づくりをします」と入学してくる児童生徒や保護者に発信するためには,学校カリマネを具現化し,教職員で共通理解を図っておくことが極めて重要になる。みなさんの地域でも小中高の教員でスタカリを作ってみてはいかがだろう。12年間の子どもの成長を見通したタテ連携が強まるだけでなく,各学校のカリマネづくりが促進される。※「サクスタ」…学習活動をパズルのように組み合わせることで,誰でも簡単にスタートカリキュラムがつくれるツール。解説冊子と作成用データから成る。詳細はhttps://www.nichibun-g.co.jp/textbooks/sakusuta/参照。6村川先生のカリキュラムマネジメントゼミMANAGEMENT POINTスタカリづくりでタテ連携を図る■入学時において新入生に行うべき指導の具体的な内容を考える■スタカリづくりを通して学校が目指す目標や方法を共有化する■小中高のスタカリづくりを通して連携と協力のあり方が明確化するスタカリ部だけでなく,教職大学院所属のほかの現職院生からも,各学校種のスタート時に行うべき指導の具体的な活動内容を収集した。タテ軸を「小学校・中学校・高等学校」,ヨコ軸を「学習面・生活面・その他」としたマトリクスシートを準備したことによりふせんが格段に増えた。学校種ごとに活動の具体化と精緻化を図るだけでなく,その活動を行う上で必要となるコンテンツ(資料やワークシート等)を大学院の多様な授業,先進校の事例,先輩の成果物や文献等から抽出し整理していくことを確認した。教職大学院全体からの活動のアイデア収集スタカリ部によるアイデアの分類・整理