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概要

生活&総合navi vol.73

と。その気付きから、取材の練習へとつながっていった。取材の練習と本番   取材の練習対象は、校内の先生方だ。まずは、インタビューと写真撮影の方法を知ること。また、写真を撮る、質問する、メモをとるという3名一チームで効率よく、正確な記録方法を身に付けることも練習した。 だんだんと取材がうまくできるようになってきたため、いよいよ本番。校外に出て、地域の方への取材に出かけた。一回目は、観光ホテル、レストランで働いている方を対象にした。下名小学校のある地域は観光地であるため、客相手の仕事をしている方が多い。どんな仕事をしているか、どんな接客をしているか、その人はどんな人なのか、を引き出すように取材する。そして、その人の仕事がわかるような写真を撮影した。 二回目は、駅やスーパーマーケット、駐在所、タクシーなど、近隣施設で働く人だ。前回の取材が生かされたようで、キャプションを付けるにはどういうことを聞かないといけないのか、どのような写真を撮ればいいのか、など少しコツをつかんだようだった。また、効率よく取材できるようになるにつれ、時間も短縮できるようになっていた。 三回目は、お年寄り交流で老人会の方に取材。子どもたちは、その人の人生がにじみ出るような写真を撮影、取材ができるようになっていたことが印象的だった。 こうして、取材対象を替えつつ、繰り返し活動を続けることで、取材も写真も格段に向上した。遊覧船の船長を撮影,取材。撮影のコツは引いた構図で撮ること。取材する方の人となりを,丁寧に引き出していく。パンフレット『YOUKOSO』上谷渉七(5年)作品[特集]キャプションにこだわると写真が変わる・取材が変わる3