ブックタイトル生活&総合navi vol.73
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生活&総合navi vol.73
品が完成したら、友だちに見てもらい、アドバイスをもらう。何か基準がないとアドバイスしづらいため、チェックシートを用意し、それを参考にさせた。友だちからのアドバイスを受けた児童は、それを踏まえて修正し、より自らが意図した作品に仕上げていく。写真展開催! たくさんの方に見ていただこうと、道の駅で写真展を開催。準備から広報活動?チラシの配布?、当日のお客さんの呼び込み、写真説明まで、児童自ら行う。また、開催期間中には作品の入れ替えも行った。パソコンで編集作業 写真展に向け、パソコンで作品をつくる。?はっぴょう名人?ジャストシステム??というソフトを使い、写真のトリミングをする。子どもたちには実際のトリミングは難しいため、A4縦の用紙枠に対して、拡大をしながら印刷範囲を決めるという方法をとった。その後、取材メモからキャプションを作成し、レイアウトする。作 写真展では感想を書くノートを置いていた。そこにはたくさんのコメントが寄せられた。たとえば、児童の姉、兄であったり、下名小学校の先輩たちだったり。先輩たちは、?すごいじゃん!?と、べたぼめで、すごく喜んでくれていた。また、観光客からの英語や中国語のコメントもあった。ほかにも他校の小学生から?すごい!自分たちの学校はこんなことしてないよ!?というコメントをもらうことで、子どもたちは、このような活動は普通のことだと思っていたが、そうではない、ということに改めて気が付いたようだ。?自分たちってすごい!?、?たくさんの人に認められているんだ!?、ということに気付かせることがねらいでもあり、大きな財産となった。人とのかかわりと地域・社会への貢献 下名小学校は山間部にあることから、地域の学校という位置付けである。よって、地域の方からの協力が大きい。保護者が活動に参加するのはもちろんだが、元PTAの方が?何かしてあげるよ?ということがよくある。地域のお年寄りの方は、?わしの孫じゃ?、?子どもは宝だ?という思いをもってくれている。また、活動に参加することを生きがいにしてくれている方もたくさんいる。そういう思地域への恩返しをしつつ自分に自信がもてるいを、子どもたちが肌で感じつつ、年間五、六回いろいろなかたちで関わってもらっている。 取材や写真展をすることで、子どもたちが見つけた地域の方のたくさんの魅力を様々な人に紹介することが、まさに?地域への恩返し?である。これが、小規模校と地域とのかかわりのよさではないか。こうした地域の方との中で培った感性が、自分の中の軸としてあれば、故郷を、自信をもって紹介できる。さらには、自分のやっていることに自信がもてる。こういった交流が受け継がれているからこそ、地域の方と密接に結びつき、開かれた学校につながるのであろう。自分がつくった写真展の作品がプリンターから出力されるのを,どきどきしながら見守る。雑誌の分析雑誌を見て,写真の構図(縦,横),レイアウト,キャプションを分析する。取材の練習校内の先生方を相手に,取材の練習をする。取材活動地域の方(働いている人,老人会の方)に取材。データ作成パソコンを使って,写真のトリミングとキャプションを付ける。これが写真展の作品となる。プロジェクトの流れ感想ノートのコメントを読み、喜ぶ児童たち。チェックシート1 よみやすさ○フォントの種類○色自己満足になっていないか!自分が楽しむためのものになっていないか! 好みではあるが、みんなに受け入れられるかどうかは別2 文章のまちがいはないか○読点の場所○文章がつながりすぎてないか○ せつぞくし(しかし、だから、そのため、そして)はおかしくないか3 写真の顔○トリミングの位置○視線は・・・・○本人も満足する顔か以上をふまえて、アドバイスを書こうアドバイスするときに基準となるチェックシート。文字の見やすさや写真のレイアウトなど細かい項目が並ぶ。[特集]キャプションにこだわると写真が変わる・取材が変わる4