ブックタイトル生活&総合navi vol.75
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生活&総合navi vol.75
さすがに?それリハーサルでやってないからだめだよね?とは言えなかったです?笑?。一同 すごい!!?映像をパソコンで見せながら?鈴木(暁) ?ミツバチが1日に運んでくる蜜の量は0・25gだからわかりやすいようにしました?とか言って、蜜を採った花から巣箱まで、自分をミツバチにたとえて歩くんです。何の映像編集指導とかもなくここまでやってきたんです。子どもたちは実は技能としてはものすごいものをもっているんだなと思い知らされて。今回子どもたちが制作したパンフレットとかチラシを地域の人に?あれ全部先生がつくったんでしょう??って言われて?笑?。実は、教師が何の手も入れてなくても、子どもが家でパソコンとかでつくる技能や能力ってかなり私たちに近づいているんですね。 明確に?これがやりたい?とか、?自分の力ってここで生かせるんだ?っていう思いがあると、家に帰ってから、すべての時間をこれに使おうとするんだと。まぁ、私はふだんのその子のことを知っているから感動するんですけど、完全に想定を超えてきたっていう感じがありましたね。三田 もちろん子どもは信じているけれど、どこかにきっとわからないだろうとか、まだ、難しいだろうとか。鈴木(暁) そうそう。三田 でもそうじゃないこともたくさんあって、今のお話のようにICT?情報通信技術?の活用などにおいて、実は、私たち教師よりも知識や技能をもっている子どもは少なくない。活動のねらいに合った本気を一層引き出すためにも、目の前にいる子ども一人ひとりの能力や可能性を再認識していくことも大切になりますね。 さて、一通りお話を伺いましたが、子どもの学びを本気にさせるために、日頃工夫していること、意識されていることなどあれば、若い先生向けにお話ししていただけないでしょうか。鈴木(暁) 私は一回目は失敗でいいと思っているんです。立ち止まってこれじゃダメだと考えさせる場面をあえてつくって、学習になることを仕組んでいくんです。けれど子どもたちがその前に気付いてしまって、これじゃあ学習にならないっていうことも結構あります。 だから若い先生の実践の方が見明日の授業をつくる時も,単元をつくる時も,常に考えていることです。難しいですが,大切にしたいと思っていることは,子どもの得意なことを生かすということです。得意なことというのは子どもが自己紹介で言う得意なこととかではなく,教師だからこそ気が付ける社会的な暮らしの中での子どもたちの能力,皆一つはあると思います。それをまず見つけて,できるだけ生かせるような場面をつくれるように考えています。問題に対する解決策を考える時,解決策が見つかってさあやってみよう!という時,あとは限られた条件の中でどうにかしようという時に発揮されると思っているので,そういう場面を意図的につくることを心がけて学習計画をたてています。「やりたいこと」や「問題」が明確になると子どもたちは本気になって考えますよね。2017年11月11日取材時横浜市立大岡小学校主幹教諭鈴木 暁範至誠。どんなときも、大人にも子どもにも誠実でありたいと思っています。my belief[特集]生活・総合はおもしろい。4