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概要

生活&総合navi vol.77

実践研究と恵幸川鍋の開発者の方々から恵幸川鍋に込められた願いや思いを聞きました。鍋の具材をどうするかについての討論会では,何度も話し合いを繰り返しましたが,子どもたちだけで結論は出せませんでした。パンフレット作成後の振り返りノートからは,「社会に役に立った」という喜びを感じることができます。課題にぶつかるたび,よりよい解決に向けて何度も話し合いました。総合学習最後の振り返り。人から学ぶ素晴らしさを学んだことがよく伝わってきます。プロの料理人に教えてもらったコツを生かして,恵幸川鍋づくりに挑戦しました。自分たちで栽培した大豆を使って400年の歴史ある「高松味噌」さんと味噌づくり体験も行いました。の現場から地域社会とともに創り上げる「社会に開かれた教育課程」の実現~川西小5年生だけの「恵幸川鍋」づくりを通して~兵庫県加古川市立川西小学校藤池陽太郎9研究と実践をもつことができた。また、そのうテーマを超える社会参画の意思材をもっと広めていきたい」とい国に自慢できるほどの加古川の食の願いや思いを知ったことで、「全子どもたちであったが、地域社会自分本意のテーマを設定していただけの恵幸川鍋をつくる」という単元の当初は、「川西小5年生参画できる教育課程?地域社会の課題解決にることができた。5年生だけの恵幸川鍋を完成させの思いがたくさん詰まった川西小に届き、地域の食の魅力や生産者子どもたちの思いが生産者の方々を導き出すことができた。また、う」という自分たちだけの最適解の食材をちゃんと買わせてもらお家さんが愛情を込めて育てた野菜域の方々の願いや思いを知り、「農ら学習を進めていった。そこで地として、学校と地域社会が連携し、の実現のために、恵幸川鍋を基軸また、「社会に開かれた教育課程」材になり得ると考えた。との主体的な関わりを生み出す教と連携していくことで、地域社会けでなく、食に関わる地域の人々れる食材を知るきっかけとなるだ当地鍋である。本教材は地域でとが考案した地産地消をうたったご加古川市役所の自主研修グループた「恵幸川(えこがわ)鍋」は、本研究で地域教材として着目し実現のために2「社会に開かれた教育課程」の行うことにした。教育課程」の実現に向けて研究を創り上げていく「社会に開かれた会と連携・協働をしながらともに学習の時間を基軸として、地域社る。そこで本研究では、総合的なはなっていない実践が多く見られどもたちにとって主体的な学びととして参加してもらうだけで、子は地域の人にゲストティーチャーることができる。しかし、実際にりの中から多くの生きた学びを得ちは、地域社会との主体的な関わ必要性が示されている。子どもた会に開かれた教育課程」の実現のが共有し、連携・協働していく「社を創る」という目標を学校と社会い学校教育を通じてよりよい社会新1はじめに学習指導要領では、「よりよ8研究と実践学習最後の振り返り。子どもの大きな達成感が伝わってきます。学習最後の振り返り。地域への愛着の深まりが伝わってきます。目指していきたい。会に開かれた教育課程」の実現を画」を促しともに創り上げる「社一つの基軸とし、地域社会の「参今後も、総合的な学習の時間をきな成就感を得たことが見てとれた。すごいと思う」など、学習への大んばって良かった」「自分たちは恵幸川鍋ができた」「みんなでがの協力のおかげで自分たちだけのちの振り返りからも、「多くの方現させることができた。子どもた画の意識も醸成する深い学びを実体性を高めながら、深い学びにつ域への愛着を深めながら、社会参合えたからこそ、子どもたちの主産者の思いを知るだけでなく、地次なる活動の方策について検討しとれる食材やそこに込められた生幸川鍋の開発者とともに評価し、できた。また、その結果、地域で題を解決していく子どもの姿を恵しようとする主体的な学びを実現ちは〇〇で悩んでいます」と、課地域の人々と協働して課題を解決関係を構築した。「今、子どもた問いを生み出し、仲間、そして、評価・改善を一貫して実施できる課程」の実現により、正解のないに向かって教育課程の計画・実施・創り上げる「社会に開かれた教育もの姿を共有しながら、その目標関わる地域の人々と育てたい子ど本4おわりに研究では、地域社会とともにう地域教材を開発し、恵幸川鍋になぐ基軸となる「恵幸川鍋」といができた。本実践は、学校と地域社会をつながる教育課程を創り上げること?地域社会とともに創り上げる教育課程さらに醸成することができた。得るとともに、社会参画の意識をてよかった」と、大きな達成感を分たちのしたことが社会の役に立っトを作成し、配布をしたことで、「自食材や生産者を紹介するパンフレッたくさんの思いを込めて完成させた恵幸川鍋。意思を具体化するため、加古川の単元名恵幸川(えこがわ)大作戦!時間目標主な学習内容60時間加古川の食材の魅力やそこに込められた生産者の願いや思いを知ることで,加古川への愛着を深めながら,その魅力を広めようとすることができる?恵幸川鍋づくりの計画をたてよう!・恵幸川鍋について知り,学習計画をたてる?恵幸川鍋の具材を育てる!栽培大作戦!・自分たちで育てる野菜を決め,栽培する?加古川の食材を見つけよう!食材発見大作戦!・直売所などに行って加古川の食材を調べる・食材を依頼する生産者を決め,依頼方法について話し合う・地域の食に携わる方々からお話を聞く?加古川の魅力を届けよう!パンフレット大作戦!・地域の食の魅力や生産者を紹介するパンフレットを作成する?加古川の食の魅力が詰まった!恵幸川鍋大作戦!・鍋づくりについて調べ,試作品を調理する・お世話になった生産者の方々を招待し,感謝の会を開く単元計画る野菜をもらえばエコになる」「た接話を聞く必然性を生み出しなが買うか」の話し合いでは、「捨てんや恵幸川鍋の開発者の方から直崩れした野菜をただでもらうか、接話を聞いてみたい」と、農家さ材であった。鍋の具材について、「型が出ないのであれば地域の人に直る課題を生み出すことができる教た。そこで子どもたちは、「答え観によって多様な考え方が生まれたが答えは出すことができなかっく、子どもたちの生活経験や価値ぞれの立場で何度も話し合いを行っ崩れをした野菜」など、正解はなんが笑顔になれない」など、それ恵幸川鍋は、「地産地消」や「型だでもらうのは失礼だし、農家さ必然性を生み出す地域教材?地域人材との連携・協働の3実践結果と考察現を目指した。子どもたちの深い学びの実係を構築していきながら、サイクルを回していける関評価・改善をするPDCAともに教育課程の計画・実行・「感謝の会」では,お世話になった生産者の方々に感謝の気持ちを伝え,一緒に鍋を囲みました。