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概要

生活&総合navi vol.77

サポーター養成講座を「総合的な学習の時間」の学習活動として森ノ宮医療大学保健医療学部/看護学科教授 福島 信也 昨年度の学習プログラムを工夫し、サポーター養成講座・道徳科授業以外に、地域の高齢者との関わりについて理解することを目的とした家庭科授業?2学期後半?を実施した。高齢者の人たちが受けているサービスや施設などについて調べ学習を行い、サポーター養成講座で学習した内容?あいづち・うなずきなどを取り入れて相手の話を聴く?をもとにした?すごろくトーキング?を利用して、地域の高齢者と紹介し合うことからお互いを知り、地域のつながりを築くきっかけにしていく。※下図?すごろくシート?参照。 総合的な学習の時間では人と関わり、その人の生き方にふれることができる。その上で、人の生き方から自分の生き方を学ぶ時間を家庭科授業及び道徳科授業として位置付け、家庭科授業と連携し、役割演技を取り入れた道徳科授業?教材?一冊のノート??を行った。おわりに 中学校・道徳科において、各出版会社の教科書には認知症の症状などが記載されている教材が一つ以上ある。小学校教科書でも認知症の症状などが記載されているものがある。平成29年3月に改訂した中学校学習指導要領の社会科や技術・家庭科、平成30年3月に改訂した高等学校学習指導要領の公民科や家庭科において、少子高齢社会における社会保障の充実・安定化や介護に関する内容などが明記されている。 また、総合的な学習の時間?高齢者疑似体験?後に道徳科授業を実施し、授業の活性化を図っている小学校がある。 超高齢社会を生き抜くとともに次代を創造する資質・能力を育成するためには、小・中・高等学校との関係を見据え、総合的な学習の時間を要として、円滑な接続が図られるように教育内容や教育方法を進めていくことが重要と考える。小学校での高齢者疑似体験。グループから出た意見を全体に紹介。範読後,資料全体を振り返る。主人公の涙から,心の変化について考えさせる(発問)。グループになって話し合う。主人公の気持ちを思考円盤で説明させる。家庭科授業及び道徳科授業を?総合的な学習の時間?の人の生き方を考える時間にも位置付ける~ 認知症サポーター養成講座と関連する  中学校・家庭科授業及び道徳科授業?本年度実施? ~すごろくシート生活・総合への提言15生活・総合への提言14