ブックタイトル社会科navi Vol.11
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社会科navi Vol.11
めとした,従来の社会とは異なったものへと大きく変化したこと。それは単なる変化ではなく,構造変化であり,社会の大きな転換だということ。2グローバル化社会への転換:今や日本社会はグローバル化社会に組み込まれ,国民はグローバルな人材として生きていくことが求められる。学校もまた,グローバルな人材を育てる役割をもつ必要があること。3学校の社会的役割の変化:これまでの学校は社会と分離していた側面があった。つまり,学校は社会に出ていく前の準備段階だった。今や,学校と社会は結びつき,それも社会そのものが構造変化していることに合わせて,学校も変わらなければならないのである。学校は,国民としてもっているべき教養のような特定のものを,講義のような仕方で教える場から,社会の絶えざる変化に対応してその使命や役割を変えることが必要だとして,学校観の変換が要請されている。それは,人は一生学び続ける必要があり,学校では,学び続けることの基礎を身に付けることを課題としている。学校は社会の構造変化に応じて変わらねばならず,社会と関係をもたねばならないと考えるようになったのである。4学校教育の目標変化:学校は,社会の構成員を育てる役割をもっている。近代社会がその構成員に求めていたことは,社会で生きていく上で必要な,基礎的・基本的な知識・理解の習得だった。しかし,現代社会の変化に応じて,学校の役割も変更すべきなのである。現代の学校には,社会の変化に対応できる資質・能力を子供に身につけさせ,それに関連した知識・技能を習得させることが求められている。5教科と教科横断的な学習の任務・役割の強化:こうした資質・能力の育成や知識・技能の習得は,まずは,各教科の本質と結びつくことで遂行される必要がある。しかし,それだけでは達成できない。教科横断的に結び付けたり,学校全体で取り組んだりすることで,資質・能力育成という目標を達成することができるだろう。学校で育てる「生きる力」は,今や現代社会の変化を生き抜く力と解され,各教科も教科間の連携・協力を必要とし,現代社会で「生きる力」を身に付けることに貢献しなければならないのである。2.次期学習指導要領の方向性これら「論点整理」の要点は,次期学習指導要領の方向性を示している。(1)社会に開かれた教育課程第一の方向は,教育課程が学校内に閉じられるのではなく,社会に開かれたものとなるということ。これは,学校教育が社会に巣立つための準備教育であるとともに,社会と結びついた教育をめざし,加速度的に変化する社会に対応できる教育となるというものである。それは,学校が,よりよい社会を作ったり,新しい社会を創り出す子供を育てたりすることを,実社会と協働して実現するような教育課程にすることを示している。(2)資質・能力育成のための教育課程の構造化第二の方向は,「人は何ができるようになる必要があるのか」を示す資質・能力の育成の観点から,教育課程が構造化されるというもの。これからは,「何を学ぶのか」の指導内容なども,「どのように学ぶのか」の技能も,この資質・能力育成の観点で決定されるようになる。(3)学びを核にした教育(アクティブ・ラーニング)第三の方向は,教えることよりも,子供がどのように学ぶかによって教育の在り方が決められるということ。教育における「教授」の側面の重要性はなくならないが,それよりも子供たちの「学習」を重視し,それを保証する教育を進めることが求められる。これが,現在,あちこちでいわれている,アクティブ・ラーニングである。こうした(1)?(3)の三つの方向性によって,次期学習指導要領は,学校の「教育課程全体で子供にどういった力を育むのかという観点から,教科等を越えた視点を持ちつつ,それぞれの教科3