ブックタイトル社会科navi Vol.11
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社会科navi Vol.11
アクティブ・ラーニングでは,対話的な学びの過程が重要である。そこで,資料2のように,「個」,「グループ」,「一斉」の学習形態を工夫しながら課題の追究に努めたい。その際,ジグソー法やディベート等も有効な手立てである。また主体的な学びを展開するためには,評価が重要となる。自己評価や他者評価に加え,パフォーマンス評価も取り入れたい。(2)社会科の授業づくりに求められること現行学習指導要領は,「社会的な事象から見出した課題について,多面的・多角的に追究し,まとめる過程を通して,社会的な見方や考え方を養うこと」を目的としている。次期学習指導要領でも,その充実を図ることは変わらない。そのうえで,持続可能な社会づくりを目指して,小中高の各段階を貫く,身に付けさせたい資質・能力を明確にし,社会・世界との関わりを意識した問題解決的な学習活動の充実を図ろうとしているのである。(3)具体的事例~3年販売単元をもとに~次期学習指導要領でも重視される「多面的・多角的な物の見方」の育成を意識した授業づくりについて,具体例をあげて考えたい。1多面的・多角的な物の見方を養うためにスーパーマーケットには,「国産,外国産,地元産の商品があること」や「同じ野菜でも,国産と外国産なら値段が違うこと」など,子供たちの気付きから問題解決できる課題となる要素が豊富である。例えば,年中豊富なYチャート(商品を分けよう)名前()商品を揃える販売者側兵庫産の工夫を理解させたい兵庫県以外外国産の日本産場合,資料3のような「Yチャート」を用い気付いたことて,分類することから資料3始める。写真1のように,グループ内での分析結果をもとに,考察をすすめると,県内で賄えない商品は,国内,外国の産地から,揃えていることに気付く。この気付きから予想を立て,再調査する過程で,年中豊富な商品を揃える写真1ことが,消費者のニーズに応えるための販売者側の工夫だと理解するのである。また分類結果を考察する過程では,気付きや疑問をもとに,新たに,「アなぜ同じ野菜でも,国産と外国産なら値段が違うのであろう」や「イ地元産の野菜には生産者の名前があるのはなぜだろう」などの学習課題につなげる機会にもなる。アから「大量生産」を,イから「地産地消」や「食の安全・安心」を理解することで,身近な社会についての見方や考え方を養うきっかけとなる。2販売単元の学びを生産単元に活かすことで販売単元での「食の安全・安心」の視点は,次に学習する生産単元につながる視点である。特に食品工場を取り上げる場合は,原料の仕入れに関する学習課題にこの視点が含まれることで,子供たちは,販売単元での学びと生産単元での学びを関連付け,商店も工場も消費者のニーズに応えようと工夫していることを実感できるのである。4.おわりに子供たちの気付きや疑問を軸にした主体的・協働的な授業づくりでは,対話的な学びが重視される。一部の意見に偏ることがないように留意することが,子供たちの主体的に学ぼうとする意欲の高まりにも影響する。子供たちの社会的な見方や考え方を養うためにも,アクティブ・ラーニングを積極的に取り入れたいと考える。7