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概要

社会科navi Vol.11

2.デジタル教科書を使った授業の実際(1)小単元:「日本の工業の特色」(5年下P.34? 35)(2)目標:日本の輸入品は,原料やエネルギー資源だけでなく,最近では電器・機械類,衣類などの工業製品の割合も増えている理由を説明することができる。9「エネルギー資源,貿易,工業製品」のキーワードを使って,「原料はどこから運ばれてくるのか」を論述し,発表する。本時の説明的知識日本は石油や鉄鉱石などのエネルギー資源が少ないので,世界各地から船で輸入している。最近の貿易では,中国や外国の工場で作られた工業製品の方が国内より安いので,その輸入も増えている。3.おわりに(3)学習の流れ子どもの視点を集中させるため,事前に資料はマスク機能で隠しておく。(A・B・C・D・E)1前時を振り返り,「原料がどこから運ばれてくるのか」という学習問題を確認する。2デジタル教科書で拡大表示し,本文を読む。3何を,どこから輸入しているかを予想する。4石油・鉄鉱石・石炭・木材・天然ガス・綿花を船によって輸入していることを確認し,その輸入先を凡例別に個別表示する。(A・B)5「なぜ,原料やエネルギー資源を輸入しなければならないのか」を問い,仮説を立て検証する。(C)6輸入しているのは,原料やエネルギー資源だけなのか調べる。(D)71980年と2012年の輸入品の内訳を比較し,電器・機械類,衣類などの工業製品の割合が増えていることを確認する。(E)8「なぜ,電器・機械類,衣類の割合が増えたのか」,教科書記述から理解する。デジタル教科書を導入した当初は,電子黒板を活用した拡大表示によって,子どもたちの集中度が増し,情報の共有化が容易になったことを感じた。つまり,これまでの学習では,注目させたい教科書記述などの連続型テキストと,図表などの非連続型テキストを,視覚的かつ効果的に提示し,結びつける作業が必要であった。それを容易にし,子どもたちの思考を喚起する効果がデジタル教科書には期待できることがわかった。一方で,「何に注目させ,何をつかませたいか」という指導者の解釈と意図が,ますます重要となってくることもわかった。今後,タブレット端末が完備され,端末間通信による子どもたちとの双方向授業が実現すれば,ワークシートの配付・回収,個別に対応した資料の転送も可能である。また,指導者のちょっとした一手間とアイディアがあれば,地域の実態に即した資料の追加,他教科との関連など,そのカスタマイズにもデジタル教科書は十分に対応している。「こんなことできたらいいな」が,少しずつデジタル教科書によって叶えられている。今後も有効な活用を探りたい。9