ブックタイトル社会科navi Vol.12
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社会科navi Vol.12
1.国立公文書館の概要国の機関において作成された公文書等を歴史の証拠あるいは参考資料として保存することは,いずれの国でも古くから行われてきました。特にヨーロッパ諸国では,18世紀以来,近代的な公文書館制度が発達しました。今日では,公文書館は図書館,博物館とともに,文化施設として三本の柱の一つとなっています。国立公文書館は,国の機関及び独立行政法人等から移管を受けた歴史資料として重要な公文書等を国民共有の知的資源として永く保存し,皆様にご利用いただくため,閲覧・展示・インターネットによるデジタル画像の提供等,様々な取組を行っています。今回は,皆様に当館の資料やその利用方法をご紹介しましょう。2.所蔵資料の概要国立公文書館に所蔵されている資料は,大きく分けると次のように分類できます。こうぶんしょ○公文書昭和46(1971)年の開館以来,毎年,国の機関等から公文書が移管されています。現在までに,約89万冊(平成27年3月現在)が移管されてきました。我が国最初の近代憲法である大日本帝国憲法や,現行憲法である日本国憲法,詔書・法律等の公布原本や,各省庁等からの移管公文書を所蔵しています。左の写真1「日本国憲法」の公布原本も,当館に所蔵されています。こしょこもんじょ○古書・古文書江戸幕府や明治政府が収集した書誌,古書・古文書を中心に,「内閣文庫」に引き継がれた約48万冊(重要文化財を含む)が所蔵されています。左の写真2『?甲図歌』は,こちらに分類されています。3.国立公文書館の利用○閲覧室の利用国立公文書館(本館,分館)には,所蔵資料を閲覧する「閲覧室」があります。閲覧室の利用には,本人確認書類の提示が必要です。閲覧室では,ご自分のカメラで資料の撮影が可能です(三脚不可等の条件あり)。また,撮影いただいた画像は,自由にお使いいただけます。○デジタルアーカイブの利用デジタルアーカイブ(http://www.digital.archives.go.jp/)の画像は,インターネット環境があれば,いつでも,どこでも,誰でも無料で閲覧いただけます。また,ダウンロードしてお使いいただくことも可能です。○1階展示場(展示会)所蔵資料を広く紹介し,皆様にご覧いただくため,本館では常設展のほか特別展(春秋開催),企画展(年4回)を開催しています。また,本館の入口右手側では,当館に保存されている「大日本帝国憲法」「日本国憲法」及び「堪ヘ難キヲ堪ヘ,忍ヒ難キヲ忍ヒ…」の文言で知られる「終戦の詔書」(いずれも複製)を特設展示しています。つくば分館でも,年2回,企画展を開催しているほか,常設展で日本国憲法(複製)等を展示しています。当館の展示は無料でご覧いただけます。展示会の日程,展示テーマ等は随時,館のHP等でお知らせしております。○見学(社会科見学等)について当館の業務(利用,保存,修復)や,当館に所蔵している資料の利用方法について,実際に館内をまわりながらご案内いたします。当館に興味のある方なら,どなたでもお申し込みいただけます。児童・学生・先生方の社会科見学に係る対応も可能です。(http://www.archives.go.jp/about/activity/application_tour.html)皆様のご利用をお待ちしております!21