ブックタイトル社会科NAVI Vol.17
- ページ
- 20/20
このページは 社会科NAVI Vol.17 の電子ブックに掲載されている20ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 社会科NAVI Vol.17 の電子ブックに掲載されている20ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
社会科NAVI Vol.17
日文教育資料[ 小・中学校社会]平成29 年(2017年)10月16日発行CD33367社会科NAVI Vol.17 山梨県立リニア見学センターは,山梨リニア実験線のかたわらにあり,世界で唯一,時速500km で走行する超電導リニアを間近で見学できる施設です。お土産ショップがある「わくわくやまなし館」と,リニア試験車両をシンボル展示とし,体験型学習機能を備えた展示物など,リニアに関するさまざまな展示を行う「どきどきリニア館」の二つの建物があります。 超電導リニアとは,車両に備えられた超電導磁石と地上に設置されるコイルとの間に発生する磁力によって,車体を浮かせて走行する磁気浮上式の鉄道です。車輪とレールの間に発生する摩擦力で走る一般的な鉄道とは違い,超電導リニアは摩擦力に頼らないため,より高速かつ安全に走行できます。 「どきどきリニア館」の1F にあるのが,2003年に当時の鉄道世界最速記録, 時速581 km を記録した実際の車両MLX01-2 です。MLX01-2 は1995 年に山梨リニア実験線のために製造された車両で,2011年まで走行試験に使用されていました。車両に触ることや車内に入ることもできます。 2F には超電導のしくみを学ぶことができる展示があります。車両とガイドウェイに設置された3 つのコイルの働きにより,浮上,走行するしくみを,電気と磁石の関係から始まる5 つの体験装置を動かしながら学ぶことができます。その他,磁力による浮上,走行が体験できる全長20m のミニリニアという展示物があります。ミニリニアは超電導リニアと同じく,磁石同士の引き合う力,反発する力を利用して進むことができ,さらに,車体そのものも磁石の反発によって数センチ浮かせています。 3F には大型ジオラマのほか,大型スクリーンを備えたリニアシアターがあります。前半は山梨県内交通発達の歴史が映し出され,後半はハイライトとなるリニア中央新幹線の乗車シーンとなります。出発してしばらくは車輪走行ですが,速度が上がり時速500km の浮上走行に移行するまでを大型スクリーンと振動装置で体験できます。 リニア中央新幹線開業まであと10年。2027年,品川―名古屋間は最短40 分でつながれる予定です。一足先に,リニア見学センターで時速500㎞の世界を体感してみてください。〒402-0006 山梨県都留市小形山2381山梨県立リニア見学センター TEL:0554-45-8121▲ 1F に展示している試験車両 MLX01-2 公式サイト:www.linear-museum.pref.yamanashi.jp山梨県立リニア見学センター●広報・企画運営 梶原 牧子▲ 超電導のしくみを体験型展示物で学習赤坂道の駅つる入口大月橋東詰寿町禾生駅田野倉駅中央自動車道富士急行線JR 中央本線リニア実験線大月JCT 大月I.C都留I.Cバス専用P P国道20号線 大月駅国道139号線リニア見学センターcForward Stroke Inc.▲走行試験を行うリニア車両を間近で見学 (走行試験のスケジュールは見学センターHP にてご確認ください)時速 500㎞の世界を体感できる!