ブックタイトル社会科NAVI Vol.18
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社会科NAVI Vol.18
vol.2わたしの社会貢献 砺波散村地域研究所は,平成15 年に地域学習講座を始めた。同講座を毎年1回実施し,今年までに15 回を重ねている。8月ごろに,小学生,中学生,高校生を対象に,それぞれ1日をあてて実施している。まず中学生の地域学習講座の実施状況を一覧すると,次表のようである。 平成15 年の第1回から,平成24 年までの計10回は,いずれも散村地域の大字(=旧村,砺波市小島地区)レベルの地域を取り上げて散村地域の諸相を学ぶものであり,日程を別にして実施した小学生の講座は散村の1軒の農家の単位,高校生の講座は砺波平野全体を視野に入れた単位で実施した。 第11回から今回の15 回にかけては,少し構成を変えた。高校生には,見学後の発表と意見交換に重点を置き,小学生は4年生に限定して,父母 ここでは,中学生の地域学習講座の実施状況を,やや具体的に紹介したい。 朝の集合の後,集合地点の研究所,あるいは教室を借りた中学校において,先ず筆者が学習対象ないし関連の事象についての説明を行う。これによって金田 章裕●砺波散村地域研究所所長 京都府立京都学・歴彩館館長砺波散村の地域学習講座▲ 出発前の事前学習(平成29年)▲ 洪水で移転した村について学ぶ(平成28 年)中学生の講座実施日中学生参加者テーマ平成15 年8 月23 日12 名,教諭1 名散村について平成16 年8 月18 日11 名,教諭3名散村について平成17 年8月17 日10 名散村の暮らしと交通平成18 年8月12 日12 名散村における建物の構造と役割平成19 年8月12 日10 名散村における建物の構造と役割平成20 年8月19 日14 名砺波平野の散村と屋敷林平成21 年8月12 日12 名,教諭1 名散村の暮らし―野菜栽培の実態平成22 年8月18 日10 名,学芸員実習生1名散村の暮らし―屋敷林を守る平成23 年8月18 日16 名,教諭1 名屋敷林の実態を調べる平成24 年8月21 日15 名散村の暮らしと交通平成25 年8月22 日5 名,教諭1 名用水の水と私たちの暮らし平成26 年8月7日7 名散村地域の水利用平成27 年8月7日15 名,教諭1 名扇頂部を調べる平成28 年8月22 日10 名,教諭1名,大学生2名庄東地区の自然と歴史を学ぶ平成29 年8月4日15 名,教諭5 名町と散村のつながりいずれかの同伴を原則としている。同時に中学生については,一つのトピックについて,地形図ないし住宅地図を持って,実際に現地を見学あるいは調査する形としている。地域学習講座6 社会科NAVI 2018 v ol.18