ブックタイトル社会科NAVI Vol.23
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社会科NAVI Vol.23
vol.6わたしの社会貢献研究のアウトリーチ活動▲ 図2 サイエンスQでの屋外実験(2013 年9月,つくば市立栗原小学校3年生(当時)のみなさん)▲ 図1 子供を対象とした人体温熱環境に関する科学実験ステージ (2014 年7月,国立環境研究所夏の大公開にて) 学術研究におけるアウトリーチ活動は一般的に,社会への研究成果の還元に関する活動ととらえられ,「研究活動・科学技術への興味や関心を高め,かつ国民との双方向的な対話を通じて国民のニーズを研究者が共有するため,研究者自身が国民一般に対して行う双方向的なコミュニケーション活動」と定義されている。 また,誰もが科学を身近に感じられる「科学の街つくば」を実現するため,茨城県つくば市では2015 年より,市内で科学教育活動に精力的に取り組んでいる人材を「つくば科学教育マイスター」に認定し,専門的な知識を多くの人に分かりやすく,楽しく伝え,科学に対する興味関心を育成するための活動に取り組んでいる。認定条件は,大学・公的研究機関等に属していること,市内で科学教科学教育マイスターとして地理学から発信●国立環境研究所上席研究員/名古屋大学連携大学院教授 一ノ瀬 俊明 筆者の所属する国立研究開発法人においても,夏に公開シンポジウムや青少年をターゲットとしたオープンハウス(夏の大公開)を,恒例の行事として行ってきている(図1)。文部科学省の推奨するこうしたアウトリーチ活動には筆者自身も職場の本務として取り組んできている。代表的なものとして,つくば地域で行われているサイエンスQ(筑波研究学園都市交流協議会)などの学校出前講義が一定の成果をあげている(図2)。つくば科学教育マイスター12 社会科NAVI 2019 v ol.23