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概要

社会科NAVI Vol.23

 熊本県環境センターは,水俣病の教訓を活かしながら,地域から地球規模に至るまでのあらゆる分野で起きている環境問題や,自然との調和のあり方などについて,学び考えるための施設として,1993(平成5)年8月に熊本県水俣市に開館しました。 開館以来,県内外から多くの方々が来館され,2019(令和元)年6月時点で84万4千人を超える方々にご来館いただいています。 当館は,水俣の美しい海と森に囲まれた小高い丘の上にあり,併設する水俣市立水俣病資料館,環境省水俣病情報センターを含め一帯を「まなびの丘」と呼んでいます。 当館では,熊本県内の小学5年生全員を対象に,「まなびの丘」で学習してもらう「水俣に学ぶ肥後っ子教室」や,県内全域を対象とした環境学習の出前講座「動く環境教室」などをはじめ,さまざまな環境教育活動を行っています。 2019 年3月に,館内展示施設を大幅に改築しました。大型スクリーンを用いた「地球温暖化による気候変動シミュレーション」では,地球温暖化が私たちにどのような影響を及ぼすのか,過去の観測値と計算〒867-0055 熊本県水俣市明神町55-1TEL:0966-62-2000公式サイト:http://www.kumamoto-eco.jp/center/開館時間:午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分まで)休館日:毎週月曜日(月曜日が祝・休日の場合は翌日),年末年始熊本県環境センター▲ 地球温暖化による気候変動シミュレーション▲ 熊本県環境センター外観▲ 地球温暖化体験日文教育資料[ 小・中学校社会]令和元年(2019年)10月18日発行CD33484社会科NAVI Vol.23●館長 篠原 亮太によって得られた将来予測をコンピュータグラフィックスを使って体感することができます。また,体験型アトラクション「地球温暖化体験」では,子どもから大人まで楽しみながら環境に配慮したくらしについて学ぶことができます。そのほかにも,環境に優しい商品選びの体験ができるコーナーや,持続可能な社会実現のための環境教育を進めるためESDやSDGsなどに関する内容も盛り込み,環境について学ぶ機会を幅広く提供できる展示内容となっています。 当館は,環境問題について正しい理解と認識を深め,環境に優しい行動を推進していくために,環境学習・環境情報提供拠点としての役割をこれからも担っていきます。これからも,みなさまのお越しを心からお待ちしております。九州新幹線新水俣駅水俣川不知火海国立水俣病総合センター国立水俣病情報センターJNC水俣製造所( チッソ)まつぼっくりたけんこ(レストラン)水俣メモリアル水俣駅水俣港エコパーク水俣竹林園至鹿児島恋路島至湯の鶴温泉至熊本至久木野大口はぜのき館九州新幹線肥薩おれんじ鉄道おれんじ館水俣市立水俣病資料館水俣市役所湯の児温泉26856水俣病歴史考証館3熊本県環境センター環境について考える