ブックタイトル社会科navi Vol.7 教科書特集号
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社会科navi Vol.7 教科書特集号
展開においては,建造物として足利氏が建てた金閣(再建)と銀閣(国宝),今に伝わる室町文化として東求堂の書院造(国宝)と龍安寺の石庭(国の史跡),雪舟の水墨画(国宝),能と狂言,鎌倉・室町時代の農民や商工業者の人々のくらしなどを調べ,それらを振り返るまとめの学習を最後に行っている。国宝など多くの文化財にふれ,室町文化に関心をふりかえってみよう・江戸時代の文化を図にして話し合う。・あおい…文化が広まった理由・はると…学問が広がった理由・ゆうき…そのころの社会のようす?6年上P52~63?6年上P84~85深め,その文化と現在の人々との関わりが体験的に導入の絵画資料として,3千人以上のさまざな人理解できるよう展開している。また,室町文化の全物やにぎわいを見せる城下町を細かく描いた「江戸国への広がりとして,「大きくジャンプ」では,山口図屏風」を取り上げ,その中で,江戸時代の人々のわたしたちのくらしとのあいだには,どのよう6年上「今に伝わる室町の文化と市に残された多くの文化遺産を詳しく紹介している。な関わりがあるのだろう。くらしについての「みんなで話し合いたいこと1」人々のくらし」,次に,「江戸の社会と文化・学問」の単元展開を見を設定している。1室町文化が生まれる「江戸の社会と文化・学問」てみよう。●金閣と銀閣を調べる「人々のくらしのようす」では,農業や漁業などの~文化遺産の活用とその取り上げ方~・足利義満と金閣,義政と銀閣,応仁の乱につい産業のようすや店のようすを描いた絵画,地図などて調べる。大名,応仁の乱〈小単元導入〉を活用し,江戸時代の人々のくらしのようすを調べ,1文化遺産を活用した文化に関する学習の重視●今に伝わる室町文化・「江戸図屏風」を見て,江戸のまちや人々のよう江戸時代の人々の楽しみを追究する「みんなで話しこれまで第6学年の歴史学習においては,我が国の伝統や文化の学習を一層重視して,「室町文化,町・力強さや簡素さをもった新しい文化(書院造と石庭,水墨画と雪舟,能と狂言など)を調べる。について調べる。(みんなで話し合いたいこと1)合いたいこと2」を設定している。「町人文化と新しい学問」においても,浮世絵など能,狂言人の文化や新しい学問に関する内容」をそれぞれ独江戸時代の人々は,どんなくらしをしていたのの絵画資料や地図資料をもとに,近松門左衛門と人●鎌倉・室町時代を生きた人々のくふうや努力だろう。立した項目にし,「『建造物や絵画』,『歌舞伎や浮世絵』形浄瑠璃,歌舞伎,浮世絵などの町人文化や,本居・鎌倉・室町時代の農民や商工業者のくらしを調や『国学や蘭学』」について,それぞれいずれかを選1人々のくらしのようす宣長と国学,杉田玄白や前田良沢らが翻訳した「解36べる37択して取り上げることになっていたが,この項目が●さかんになった産業・学習資料(団結する村の人々)体新書」,伊能忠敬の正確な日本地図などの新しい学・農業生産の向上と各地の特産物を調べる。削除された。問について追究し,「ふりかえってみよう」で,江戸・学習資料(食事を楽しむ)新たに「例えば,国宝,重要文化財に指定されてい●力をつける町人時代の文化を4人の子どもたちの話し合いでまとめるものや,そのうち世界文化遺産に登録されているもふりかえってみよう・商人と職人のくらしのようすを調べる。ている。のなどを取り上げ,我が国の代表的な文化遺産を通し・足利義満が建てた金閣と義政が建てた銀閣を比べる。五街道て学習できるように配慮すること」が加えられた。こ・東求堂の書院造と現在の和室を比べる。3絵画資料の活用と体験的な活動の取り扱い(みんなで話し合いたいこと2)・ふりかえりシートにまとめる。うした学習指導要領の内容の改善にそって,新版『小二つの単元の導入として取り上げられた屏風絵は,平和で安定したくらしを送っていた江戸時代の学社会』では,6年上で「今に伝わる室町の文化と人々近代の絵画と比べ大変大きく,描かれている内容は人々は,何を楽しみとしていたのだろう。のくらし」(P.52~63)と「江戸の社会と文化・学問」膨大なものである。教科書に掲載されている図は,大きくジャンプ都の文化が全国に広がる2町人文化と新しい学問(P.84~99)を単元として新たに設定している。屏風の一部を取り上げていることから,実際の授業・山口市が,どうして「西の京」と呼ばれるようになっ●町人文化の広がりにおいては,屏風全体が描かれた資料が必要になる。たのかを調べる。・近松門左衛門と人形浄瑠璃,歌舞伎,浮世絵な2「今に伝わる室町の文化と人々のくらし」,・大内氏のもとで,どのような人々が活躍したのかどの町人文化を調べる。無形文化遺産こうした内容が豊富な歴史的な資料については,「江戸の社会と文化・学問」の学習展開とは?を調べる。・学習資料(今も受けつがれている江戸時代のインターネット上で博物館の学芸員の解説を調べた新版『小学社会』の「今に伝わる室町の文化と人々のくらし」の単元展開を見てみよう。・今の山口市のようすを調べる。・文化財の種類を調べ,その意味について考える。人々の楽しみ)●国学の広がりと子どもの教育・本居宣長と国学,寺子屋などを調べる。り,博物館の見学などをして,歴史的な絵画を具体的に学ぶ機会を設けることも大切である。室町文化の能や茶の湯,水墨画などの授業,伊能●蘭学のはじまり〈小単元導入〉導入の資料として,京都の町中と郊外,多くの物忠敬の全国測量の授業などにおいては,体験や体験・杉田玄白や前田良沢らが翻訳した「解体新書」・「洛中洛外図屏風」を見て,当時の人々のようすを描いた国宝「洛中洛外図屏風」が取り上げられ,的な活動を工夫することも関心を高めるであろう。について調べる。やくらしを調べる。祇園祭その観察から「みんなで話し合いたいこと」として,体験や体験的な活動を学習展開に入れる場合,年・伊能忠敬によってつくられた正確な日本地図に(みんなで話し合いたいこと)今から600年ほど前に生まれた文化と,今の室町文化と現在の人々のくらしの関わりが設定されている。ついて調べる。間指導計画や単元計画において,扱う時数に軽重をつけ,計画的に行うことが重要である。