ブックタイトル令和3年度版「美術」内容解説資料
- ページ
- 60/68
このページは 令和3年度版「美術」内容解説資料 の電子ブックに掲載されている60ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 令和3年度版「美術」内容解説資料 の電子ブックに掲載されている60ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
令和3年度版「美術」内容解説資料
58 59教科書検討の観点内容の特色主な関連ページ知識及び技能との関連生徒が対象や事象を捉える「造形的な視点」について理解が深まるように,題材の主文において,造形的な捉え方ができる文言が工夫されている。また「内容の取扱い(3)〔共通事項〕のアの指導」に示された知識に関する指導事項に基づき,第1学年,第2学年及び第3学年と経験を重ねていけるよう,題材が配置されている。同様に,発達の段階に応じたテーマで鑑賞できるオリエンテーションや特設ページが設けられている。全教材を通して題材ページに〔共通事項〕(知識)への意識を促す「造形的な視点」を設定し,掲載作品から感じたこと,気付いたことを意識させ,活動と知識が結び付けられる工夫がされている。全教材を通して技能の基礎を支え,生徒が自分の思いを基に活動を充実させることができるように,材料や用具の取り扱いについて「学びを支える資料」として各巻末にまとめ,写真やイラスト,教科書QRコンテンツで丁寧に説明されている。各巻の「学びを支える資料」(1p.58-75/2・3上p.50-65/2・3下p.48-57)思考力,判断力,表現力等との関連表現題材においては,発想や構想と鑑賞の双方で働く「中心となる考え」を明確に示し,鑑賞したことが発想し構想を練る時に生かされ,また発想し構想をしたことが鑑賞において生かされるように工夫されている。全教材を通して題材ページでは,生徒の発想や構想の手掛かりとして,掲載作品の作者の言葉を多数掲載し,その思いに触れて生徒がより自分の発想や構想を広げ深めることができるように配慮されている。さらに,発想や構想のヒントとして,情景写真,アイデアスケッチやワークシートなども掲載されている。全教材を通して生徒が作品や友人の活動などに対して,よさや美しさを感じ取ったり考えたりできるように,題材ページに鑑賞活動を促すような情景写真が掲載されている。全教材を通して美術1の巻末資料では,発想や構想の手立てを示したページを設定している。アーティストの鈴木康広さんの活動を紹介して,生徒の活動のヒントが示されている。1p.58-59「発想・構想の手立て」学びに向かう力,人間性等との関連学習指導要領の趣旨を踏まえ,学びに向かう力,人間性等のうち主体的に学習に取り組む態度については「学びの目標」において分かりやすい言葉で示され,生徒が主体的に学ぶことができるように工夫されている。全教材を通して学びに向かう力,人間性等のうち,感性や思いやりなど観点別評価になじまない部分については,主文などにおいて,活動が終わった後においても,学びを人生や社会に生かすことができるような例示がされている。全教材を通して2・3下巻の特設ページでは,ノーベル賞受賞者の大村智さんをはじめ,料理家や研究者など,美術に直接携わる仕事ではない人を紹介し,美術の学びがこれからの人生や生活に大きく関わってくる力になることを分かりやすく示されている。また,卒業を控えた3年生に向けたメッセージを掲載し,3年間の美術の学びで得た,幅広い知識や教養,培った豊かな情操を改めて意識させて,これからの生活にも役立てられるような工夫がされている。2・3下p.58-59「社会に生きる美術の力」2・3下p.60‐61「あなたへ 明日への巣立ち」主体的な学びとの関連「この教科書で学ぶみなさんへ・目次」において,美術の学びに向かう生徒に対するメッセージを掲げ,美術で何を学ぶのかを伝えて,生徒が自分の活動を振り返り,意欲や興味・関心が持続できる工夫がされている。また,題材ページの見方や使い方を説明し,生徒が主体的に学習に取り組むことができるように配慮されている。各巻の「この教科書で学ぶみなさんへ・目次」(1,2・3上p.8-9/2・3下p.6-7)題材は,多様な生徒が興味・関心を持つことができるように,さまざまな発想のきっかけから活動に取り組めるものになっている。全教材を通して実際の授業を撮影した情景写真が多く用いられ,生徒が親近感をもち,写真の豊かな表情に触発されながら,活動に興味・関心を持つことができるように工夫されている。また,生徒が理解しやすい題材名や主文,図版のサイズにめりはりをもたせた構成などによって,より興味・関心を持って活動ができるよう紙面作成されている。全教材を通して学びの目標を各題材の入口部分に示すことで,生徒が見通しを持って活動できるように工夫されている。全教材を通して美術1においては「絵や彫刻など」「デザインや工芸など」「鑑賞」それぞれの分野において,導入ページを設定している。生徒がこれから取り組む活動内容を把握し,見通しを持って取り組める工夫をしている。1p.10-11「絵や彫刻との出会い」1p.26-27「鑑賞との出会い」1p.38-39「デザインや工芸との出会い」対話的な学びとの関連生徒が考えを伝え合ったり,友人と相談したりしながら協働して造形活動を行う様子が紹介され,対話を通して思考力を働かせ,学びを深めることができるように工夫されている。全教材を通して教科書全般を通して,美術での学びを生かしている人々の言葉を掲載したり,伝統工芸に携わる人の話を掲載したり,アーティストの考え方を掲載したりするなど,多様な考え方を手掛かりに考えることを促す工夫がされている。各巻の「学びの言葉」(1,2・3上,2・3下p.5/2・3上p.32-33/2・3下p.46-47)深い学びとの関連生徒が造形的な見方・考え方を働かせて,自ら主題を生み出せるように,題材の設定が十分に配慮されている。全教材を通してオリエンテーションでは,造形的な見方・考え方が分かりやすい言葉で示されている。各巻の「オリエンテーション」(1,2・3上p.2-9,2・3下p.2-7)題材ページに設定された「造形的な視点」は,その題材における中心的な発問となっていて,何を考えさせたいか,気付かせたいのかが示されている。生徒の思考が深められ,主体的な学びへの入口ともなっている。全教材を通して他教科との関連他教科での学習を生かしたり,関連付けたりした題材や事例を掲載し,教科等横断的な視点でカリキュラム・マネジメントができるように配慮されている。【国語科】(1p.42-43/2・3上p.65/2・3下p.32-33)【数学科】(1p.40-41/p.62)【理科】(1p.54-55/p.68-69)【社会科】(1p.28-29/2・3上p.24-29/p.60-63/2・3下p.22-23/p.30‐31/p.44-45)【音楽科】(1p.5/2・3下p.14-15)※内容解説資料p.34-35も参照ください。総合的な学習の時間や特別活動(文化祭,進路指導,修学旅行など)と美術科の活動を関連させた事例が多く掲載されている。【特別活動】(1p.46-47/2・3下p.8-11/p.14-15/p.18-19/p.30-31/p32-33/p.54)特別の教科 道徳との関連紙面全体を通して,安全への配慮,自分の特徴に気付き,よい所を伸ばす,友人と理解し合う,父母や祖父母,先生や学校の人々を敬愛する,美しいものに感動する心を持つ,郷土の伝統文化を大切にし愛する,わが国の伝統文化を大切にする,などの項目と強く関連している。また,全ての題材は,つくりだす喜びを味わうことができるように配慮され,美しいものや崇高なものを尊重する心につながるものになっている。全教材を通して特に道徳と深く関連するページは,道徳マークで示されている。内容解説資料p.37を参照ください。小学校教育との接続への配慮美術1の巻頭オリエンテーションでは,幼児期や小学校との接続を意識し,多くの生徒が慣れ親しんできたと思われる「となりのトトロ」が鑑賞図版として選ばれている。また「中学校美術の世界へようこそ」では,小学校での経験や学びで身に付けたことが中学校でも活用できることが示されている。1年生が入学後に興味を抱きやすく,小学校の経験を活用しやすい題材が,適切な時期に配列されている。1p.2-5「アニメーションの背景画から風景を見つめ直して」1p.6-7「中学校美術の世界へようこそ」〔共通事項〕の取り扱いについて教科書全体を通して取り扱われている。(1)アの形や色彩などに関する事項については,生徒が自分の感じ方で形や色彩を捉え,造形的な視点を豊かにするために生きて働く知識として実感を伴った理解をして身に付けていけるような工夫がされている。原寸大の表示や,特設ページ,学習を支える資料などの示し方が工夫されている。(2)イのイメージに関する事項については,生徒が題材に出会いイメージを膨らませることができるように,各題材の主文が形や色彩からイメージを喚起するような文言になっている。全教材を通して【実感を伴った理解の事例】(1p.32-37/2・3上p.24-29)【原寸大表示の事例】(1p.28-29/2・3上p.2-5/2・3上p.24-29/2・3下p.24-29/p.48-49)〔共通事項〕の取り扱いについて題材ページに〔共通事項〕(知識)への意識を促す「造形的な視点」を設定し,掲載作品から感じたこと,気付いたことを意識させ,活動と知識が結び付けられる工夫がされている。全教材を通して言語活動の充実への配慮紙面全体を通して,発想や構想,鑑賞などさまざまな場面で生徒がコミュニケーションを取りながら造形活動を行う様子が紹介されている。全教材を通して掲載作品の「作者の言葉」やアイデアスケッチを紹介し,形や色彩・言葉で思いを伝え合う活動を促している。全教材を通して 主体的・対話的で深い学びとの関連教科書検討の観点内容の特色主な関連ページ資料 教科書検討の観点からみた特色 資質・能力の三つの柱との関連 主体的・対話的で深い学びとの関連