ブックタイトル令和3年度版「美術」内容解説資料

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概要

令和3年度版「美術」内容解説資料

62 635. 造本教科書検討の観点内容の特色主な関連ページ大きさ・判型への配慮A4判正寸よりも横に2cm広いA4ワイド判で,作品や写真を見やすく,インパクトを持たせて掲載し,生徒の興味・関心を引き出す工夫がされている。全巻を通して印刷の鮮明さ生徒の作品,美術作品のニュアンスや材質感,色彩などの忠実な再現が図られている。用紙は美術科の教科書として,再生紙の中で最適の良質コート紙が使用されている。また,より実感的に作品を鑑賞するページでは,その他の本文用紙よりも厚手の良質コート紙が使用されている。全巻を通して1p.32-37「屏風,美のしかけ」2・3上p.24-29「浮世絵はすごい」製本の堅牢さ製本は,通常の無線綴じよりも丈夫な見返し付きのあじろ綴じで,長期の使用に耐える丈夫な造本にされている。また,表紙は耐水性のあるコーティングを施し(PPフィルム貼り),水濡れなどに対しても耐久性を高くされている。使いやすさに配慮され,かつ長期の使用に耐える堅牢で丈夫な造本にされている。全巻を通して装丁の工夫表紙は美しい光沢と耐水性のあるコーティングが施され,丈夫で水濡れに対しても耐久性がある。表紙に掲載されている作品は,細部が見えるように拡大され,裏表紙には作品の全図と,鑑賞資料として作品解説が掲載されている。各巻表紙安全・健康への配慮植物性インクが使用されているため,従来の印刷に比べ人体への影響が少なく,また化学物質に過敏な生徒のために表紙の表面加工が工夫され,化学物質の残存量を少なくするための努力が行われている。全巻を通して環境への配慮資源保護に配慮され,表紙・本文ともに再生紙が使用されている。印刷においては,植物性インクが使用されている。全巻を通して軽量化への取り組み生徒の体への負担をできるだけ軽減するため,軽量化した再生紙の中で最適の良質コート紙が使用されている。全巻を通して3. 構成・配列教科書検討の観点内容の特色主な関連ページ題材の系統性への配慮中学校3年間の生徒の発達について,授業の取材や全国各地の実践報告を基に研究し,発達の段階に応じて学びを深められるよう,系統性に配慮して配列されている。題材の分類は「表現」および「鑑賞」領域のもと「絵や彫刻など」「デザインや工芸など」「鑑賞」の分野で構成され,それぞれの分野の中で,生徒の発達に十分配慮した材料や用具が取り扱われている。全教材を通して内容の配列や学年の順序性の工夫発達の段階に応じた学びを重視し,1年生,2年生,3年生それぞれの成長を後押しする美術の学びが設定されている。美術1では新しい見方や感じ方との出会いを大切にし,美術の楽しさを感じられるように工夫されている。美術2・3上では,試行錯誤を繰り返していくことで知的理解が深まり,美術の学びを実感できることが重視されている。美術2・3下では,さらに自己を掘り下げて考えていく題材が設定され,進路や将来を見据えて,自分らしい価値観が形成されることで未来へとつながるように配慮されている。全教材を通して地域性や教員への負担軽減への配慮学校や地域の実態に合わせて活動できるように,同一題材内で,短時間で活動できる題材も紹介されている。また,地域の実態によって入手可能な材料が違うことに配慮し,さまざまな材料での実践が同一題材内で紹介されている。全教材を通して地域や学校の実態,生徒の状況に合わせて題材を選択できるよう,豊富な題材が掲載されている。全教材を通して美術科の学習が,身近な話題と結び付いていることを意識できるよう,2020東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムが,シンボルマークの作品例として取り上げられている。また,パラリンピックの選手が使用する競技用の車いすが問題解決のデザインの作品例として掲載されている。1p.44-45「印象に残るシンボルマーク」2・3上p.46-47「デザインで人生を豊かに」全都道府県のさまざまな造形活動や美術館の取り組み,伝統工芸,美術作品などが掲載され,生徒が自分たちの住む地域や全国の地域に関心を持ったり,活動の参考にしたりできるように配慮されている。※内容解説資料p.52-55を参照ください。カラーユニバーサルデザインへの配慮色覚特性の有無に関わらず,全ての生徒が等しく学べるよう,コントラストや文字の背景色など,カラーユニバーサルデザインに配慮して編集されている。題材の領域や分野を示すアイコンは,誰もが見やすく見分けやすい配色によるデザインで作成されている。題材名,主文はUDフォントを使用し見やすさが考慮されている。全教材を通して特別支援教育の専門家である大内進先生(国立特別支援教育総合研究所名誉所員・特任研究員)による,全面的な校閲のもと編集されている。全教材を通して4. 正確性及び表記・表現文章表現は適切であるか題材名は,発達の段階に考慮しつつ,生徒の興味・関心を引き出し,イメージを広げることができるよう工夫されている。全教材を通して主文では,生徒が「造形的な視点」や中心となる考え方を意識して題材に取り組むことができるように,イメージを広げやすい言葉を選び,工夫されている。全教材を通して図版・写真などは学習内容と関連付けられているか資質・能力の三つの柱に対応している情景写真が示されている。また制作のプロセスの様子が読み取れるような写真,活動途中や終末での相互鑑賞・プレゼンテーションの様子も掲載されている。作品図版においても,生徒の発想や構想,工夫が読み取りやすいよう,一部を拡大して掲載するなど,活動の際の参考になるように工夫されている。全教材を通してレイアウトは斬新であるか作品が大きく掲載されていることはもちろん,活動の情景が多く掲載され,活動の入口から出口まで,全ての場面が等しく学びであることを示すようなレイアウトになっている。また,大小のめりはりをつけることで紙面に動きをもたせ,生徒が興味・関心を持つことのできる構成になるように工夫されている。全教材を通してつくる過程や図解は明確であるか仕組みのつくり方などは図示することで分かりやすく,生徒が主体的に活動できるように示されている。また,材料や用具の取り扱いについては巻末にまとめられ,いつでも参照できるように工夫されている。1p.46-47「折って,切って,巻いて」各巻の「学びを支える資料」(1p.58-75/2・3上p.50-65/2・3下p.48-57)教科書検討の観点内容の特色主な関連ページ資料 教科書検討の観点からみた特色