ブックタイトル令和3年度版「中学道徳 あすを生きる」内容解説資料

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概要

令和3年度版「中学道徳 あすを生きる」内容解説資料

教科書検討の観点『中学道徳 あすを生きる』の内容の特色主な関連ページ(3)生徒が主体的に道徳性を養うための指導への配慮がなされているか。● 学習の流れ…「考え,議論する道徳」の実現のため,授業の導入から終末まで,生徒の思考の流れに沿った示唆や発問により,自発的な思考を引き出す配慮がなされている。① 主題名の提示…各教材の冒頭に,ねらいとする主題名が掲載されているため,生徒が見通しをもって主体的に学習に取り組めるよう配慮されている。② 「考えてみよう」…教材のねらいに迫る「考える価値のある」発問例が示されている。③ 「自分に+1」…授業で学んだことを「前向きに自分に生かす」ための発問例で,道徳的価値を自分との関わりで理解し,これからの生徒自身の生き方に生かしていけるよう配慮されている。● キャラクター…生徒の目線で疑問に思ったこと,考えてみたいことを投げかけるための中学生キャラクターが登場し,生徒が主体的に学んでいく様子が示されている。全学年 全教材を通して(4)多様な考え方を生かすために,言語活動の充実への配慮がなされているか。● 「考え,議論する道徳」や対話的・協働的な学びの実現のため,ペアトークやグループトークの学習形態や,ふせんやホワイトボードを活用したより効果的な議論の方法が「学習の進め方」の「学習を深めるヒント」などで示されており,話すことや聞くことが大切にされている。1年 p.1583年 p.32295自分だけ「余り」になってしまう……学習の進め方卒業文集最後の二行学習の進め方 など● 別冊「道徳ノート」を活用することで,生徒が自ら考え議論し,新しく発見した道徳的価値の理解や,他者から学んだ内容を書き留めたり,振り返ったりすることができ,書く活動の充実が図れるように工夫されている。● 友達の意見や話し合いをメモする欄も設けられ,多面的・多角的に考えられるように配慮されている。全学年道徳ノート全教材を通して(5)問題解決的な学習や体験的な学習などの多様な学習方法を取り入れ,主体的・対話的で深い学びが実現できるように工夫されているか。● 問題解決的な学習…問題解決的な学習に適した教材には「学習の進め方」が設定され,主体的に問題をつかみ,対話的に学習できるよう工夫されている。問題解決的な学習のステップとして,「問題把握」→「自力解決」→「集団検討」を採用し,主体的・対話的で深い学びとなるよう配慮されている。● 一部の「学習の進め方」の「学習を深めるヒント」には,考えを深める視点が示され,より多面的・多角的に,深い学びが得られるよう工夫されている。1年 p.1702年 p.1723年 p.108313217裏庭でのできごと学習の進め方足袋の季節学習の進め方二通の手紙学習の進め方など● 道徳的行為に関する体験的な学習…体験的な学習に適しした教材には「学習の進め方」が設定され,中学生の発達の段階に合った無理のない体験的な学習が示されている。活動例の写真を多く提示し,生徒の配置や必要な小道具,配慮事項などを具体的に示しているため,実際の授業場面がイメージしやすいように配慮されている。● 一部の「学習の進め方」の「学習を深めるヒント」には,演技をする際,見る際のポイントなどが示され,主体的・対話的で深い学びが実現できるよう工夫されている。1年 p.402年 p.963年 p.16861730近くにいた友学習の進め方「自分」ってなんだろう学習の進め方一冊のノート学習の進め方など…プラットホーム …参考60教科書検討の観点『中学道徳 あすを生きる』の内容の特色主な関連ページ(1)学習指導要領の目標に適合しているか。● 学習指導要領で育成が目指されている資質・能力の「三つの柱」を踏まえ,道徳科の目標である道徳性の育成に資するよう,生徒の心身の発達の段階や特性,学校や地域の実態を考慮して指導できるように配慮されている。全学年 全教材を通して①道徳的諸価値についての理解に配慮されているか。● 巻頭のオリエンテーションの「道徳科で学ぶこと・道徳科での学び方」では,生徒が「考え,議論する道徳」の基礎・基本として理解しやすいよう,道徳的諸価値や学習方法などが視覚的に示されている。(「知識及び技能」関連)全学年 p.2p.3道徳科で学ぶこと道徳科での学び方● 各教材の冒頭に主題名を明示し,生徒が自分との関わりで道徳的価値について理解できるよう配慮されている。全学年 全教材を通して②自己を見つめ,物事を広い視野から多面的・多角的に考えるための工夫がなされているか。● 問題解決的な学習や体験的な学習に適する教材に配置された「学習の進め方」では,写真で対話的・協働的な学習場面が例示され,生徒が多面的・多角的に学習できるよう工夫されている。(「思考力,判断力,表現力等」関連)1年 p.262年 p.78414「愛情貯金」をはじめませんか 学習の進め方ヨシト 学習の進め方など● 別冊「道徳ノート」には,自分の考えを書く欄や友達の意見や話し合いをメモする欄があり,広い視野から自己を見つめられるように工夫されている。全学年道徳ノート全教材を通して③人間としての生き方についての考えを深めるための工夫がなされているか。● 生徒が人間としての生き方について教師と共に深く考え,人間としてよりよく生きる喜びや勇気が得られるように,身近な人物から先人までの,悩みや葛藤などの心の揺れや,それを乗り越える強さや気高さなどの多様な生き方が扱われている。(「学びに向かう力,人間性等」関連)全学年 全教材を通して④道徳的な判断力,心情,実践意欲と態度を育てるための工夫がなされているか。● 各教材の末尾には,「考えてみよう」と「自分に+1」の2 つの発問例が設定されている。「考えてみよう」は,その教材のねらいに到達するための発問例で,この発問をもとに考えることで道徳的判断力,心情,実践意欲と態度を育てられるように工夫されている。全学年 全教材を通して● 「自分に+1」は,授業で学んだことを「前向きに自分に生かす」ための発問例で,この発問によって,特に道徳的判断力や実践意欲と態度の育成が期待できる。全学年 全教材を通して(2)生徒が自らを振り返って成長を実感したり,これからの課題や目標を見つけたりできるような工夫や,評価の具体的な手立てはあるか。● 別冊「道徳ノート」に自分の考えなどを書くことで,道徳科の学びを積み重ね,生徒が自らの成長を実感し,自分の生き方に自信や誇りがもてるよう配慮されている。● 別冊「道徳ノート」を活用することで,生徒の学習状況や道徳性に係る成長の様子を継続的に把握でき,評価を計画的・発展的に行うための手立てが用意されている。全学年道徳ノート全教材を通して● 教材以外に多種多様なコラムが掲載されており,学習内容を補充・発展させ,他教科等との関連やこれからの実生活に生かすことができるように工夫されている。1年 p.122年 p.593年 p.61君の心を打つ言葉日露友好のかけ橋よりよく生きる など3 学習指導要領との関連①第1 章総則の第1 の2 の(2) に示す道徳教育の目標に基づき,よりよく生きるための基盤となる道徳性を養うため,道徳的諸価値についての理解を基に,自己を見つめ,物事を広い視野から多面的・多角的に考え,人間としての生き方についての考えを深める学習を通して,道徳的な判断力,心情,実践意欲と態度を育てる。(中学校学習指導要領「第3章 特別の教科 道徳」の「第1 目標」)教科書検討の観点からみた特色②61