ブックタイトル令和3年度版「中学社会 公民的分野」内容解説資料

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概要

令和3年度版「中学社会 公民的分野」内容解説資料

本書の主な教科書検討の観点 内容の特色 関連箇所 本書の主な教科書検討の観点 内容の特色 関連箇所⇒ 経済単元では身近な経済活動と市場経済を中心に,どのような内容が選択され位置づけられているか。◆ 第3 編「私たちの生活と経済」では,消費の学習で,具体的事例から家計・流通・価格,市場経済の意義に関心をもって学習できる。生産の学習で,株式会社のしくみと企業の競争の意義,景気の問題,労働について,基礎から実践的な内容を学習できる。金融の学習で,金融の意義や日本銀行の役割,為替相場のしくみの基礎を学習できる。財政の学習で,財政のしくみを学習した上で,消費者保護,社会保障,公害対策を学び,国民生活に果たす役割を系統的に学習できる。⇒ 金融に関する内容は,どのように選択され位置づけられているか。◆ 金融機関や日本銀行などの基礎的な金融のしくみのほか,株式,外国為替相場,金融商品のリスクとリターンなどの実践的な内容を取り上げている。⇒ P.28⇒ 国際単元では平和と環境を中心に,どのような内容が選択され位置づけられているか。◆ 第4 編「私たちと国際社会」では,国家主権の相互尊重によって,国際社会が成立していることを理解させ,国際連合のしくみと働きを学び,国際協力の大切さを,日本国憲法の平和主義の精神を生かしながら理解できるように配慮している。また,グローバル化が進み,南北問題や資源・エネルギー,地球環境問題など多様な国際社会の問題に対して,多面的・多角的に考えさせる工夫をしている。⇒ 課題探究活動では,持続可能な社会を考えるために,どのような内容が選択され位置づけられているか。◆ 第5 編「私たちの課題」では,義務教育の終了にあたって,中学校社会科三分野の学習の成果を生かしたレポート作成を課すことによって,持続可能な社会の観点から課題を探究でき,社会参画する態度を養うための手掛かりとなる内容の工夫をしている。⇒ P.17⇒ 環境・エネルギーにかかわる内容は,どのように選択され位置づけられているか。◆ 地球規模の環境問題に対する国際社会の取り組みや,日本のエネルギーミックスなどの課題について取り扱っており,生徒が考察・構想できるようにしている。⇒環境・エネルギー(P.170-171,202-205,208-209,215-220)⇒ P.16P.23⇒ 防災・減災にかかわる内容は,どのように選択され位置づけられているか。◆ 東日本大震災を取り扱い,自助・共助・公助の観点から,持続可能な社会と関連付けて復興に向けて考えさせるなど,教科書の随所に公民の学習と関連した内容を設定している。⇒防災・減災(P.11,104-105,201,214 など)⇒ P.14P.23⇒ 持続可能な社会,持続可能な開発目標(SDGs)にかかわる内容は,どのように選択され位置づけられているか。◆ 巻頭見返しにて17 の目標を示すとともに,関連する内容を第1 編から第5 編までの学習の随所に登場させており,教科書全体を通してSDGs について考えられるようにしている。⇒持続可能な開発目標(SDGs)( P. 2 - 3,14-15,178-179,206-207 など)⇒ P.16-17⇒ 我が国の国土と歴史への理解と愛情にかかわる内容は,どのように選択され位置づけられているか。◆ 国歌・国旗については,国のシンボルとして相互に尊重することを明記している。我が国の領土をめぐる問題については,日本固有の領土である北方領土,竹島に関し未解決の問題が残されていること,日本固有の領土である尖閣諸島には解決すべき領有権の問題は存在していないことを明記しており,竹島,北方領土,尖閣諸島を取り巻く情勢と,我が国の平和的な解決に向けての取り組みを考えさせることができる。⇒ P.27⇒ 平和や国際理解にかかわる内容は,どのように選択され位置づけられているか。◆ 日本と世界の多様な文化の学習を通して,文化の意義や影響を理解し,多文化共生社会の重要性を認識し,我が国や郷土を愛する心情を育てるとともに,他国を尊重し,国際社会の平和と発展に寄与する態度を育てる内容となっている。⇒本文ページ(P.180-181,182-183,184-185)⇒ P.22⇒ 東京2020 オリンピック・パラリンピック,大阪・関西万博にかかわる内容は,どのように選択され位置づけられているか。◆ 東京2020 オリンピック・パラリンピック及び2025 年開催の大阪・関西万博について十分に取り扱っており,多文化共生社会や持続可能な社会について生徒の興味・関心を促すことができる。⇒東京2020 オリンピック・パラリンピック(P.192-193)⇒大阪・関西万博(P.14)⇒ P.21⇒ 各編章の学習を行うのに,効果的な組織・配列になっているか。◆ 各編の導入には,編の学習内容を見通して,意欲をもって学習に取り組むことができるように学習の始めにを設けている。また,各単元末にはチャレンジ公民を設け,社会の課題を考えるために,習得した知識や見方・考え方を働かせながら,多面的・多角的に考察・構想し,思考力・判断力・表現力等をのばすことができる。⇒ P.6-7P.12-13⇒ 配列や分量は適切か。◆ 配列は,「私たちと現代社会」「私たちの生活と政治」「私たちの生活と経済」「私たちと国際社会」「私たちの課題」の5 編構成で,社会の課題を自ら考え,主体的に関わろうとする態度を養える工夫をしている。90 時間の授業時数で学習が完結でき,学習指導要領が示す公民的分野の授業時数100 時間からいって妥当な分量である。⇒ P.6-7P.42⇒ 小学校社会科との連携や,生徒の発達段階に対して,どのような配慮がなされているか。◆ 連携コーナーを導入ページ学習の始めにに設けて,小学校社会科における公民的分野に関わる学習内容を,学習した学年も含めて再確認できる構成にしている。⇒連携コーナー(小学校社会科)(P.3,33,121,177)◆ 生徒が思考力・判断力・表現力等の向上を図る学習では,空欄への記入や自由記述などの解答方式や,考えるための技能について,発達段階を考慮した配列となっている。◆ 編の学習構造では,導入ページ学習の始めにでは漫画を使用して見方・考え方をおおまかにつかみ,本文ページでは知識の確実な習得と活用を行い,まとめのチャレンジ公民では単元の学習内容に関する社会の課題の解決を考えるという,発達段階を考慮した構造をとっている。⇒ P.34⇒ P.6-7P.12-13⇒ 地理的分野や歴史的分野との連携について,どのような配慮がなされているか。◆ 巻頭に地理・歴史とのつながりを設け,地理的分野・歴史的分野で学習した内容をふり返り,公民的分野での学習内容について興味・関心を喚起させるようになっている。また,巻末に世界地図と現代史年表を掲載し,地理と歴史の知識を公民の学習に関連づける工夫をしている。◆ 本文ページ脚注の連携コーナーにおいて,生徒が地理と歴史の既習事項をふり返り,活用することができる。⇒連携コーナー(地理・歴史)(P.38,90,96,128,130,192 など)⇒ P.34⇒ P.8P.34⇒ 高等学校公民科「公共」との接続について,どのような配慮がなされているか。◆ 巻末に高校の公民科「公共」とのつながりを設け,高等学校公民科ではどのような学習を行っていくのかの見通しを持つことができるよう工夫している。⇒高校の公民科「公共」とのつながり(P. 5 )⇒ P.35⇒ カリキュラム・マネジメントについて,どのような配慮がなされているか。◆ 「法教育」「主権者教育」「消費者教育」「キャリア教育」など社会とのつながりや,道徳科との関連について関心・意欲を持って学習できるように工夫されている。◆ 学校ごとの生徒の姿や地域の実情に合わせ選択・活用できるように各種の教材が設けられている。⇒ P.14-15P.28⇒ 学習の深化と発展,生徒の家庭学習に対して,どのような配慮がなされているか。◆ デジタルマークを設け,発行者ウェブサイト上で公開している動画や資料,ワークシート等の教材に生徒が主体的にアクセスできるようにしている。◆ 深めよう,アクティビティなど,随所に問いや活動を設けて,生徒がグループ活動等を通して主体的に学習を行うための教材やシンキングツールを豊富に紹介している。◆ 単元末の学習の整理と活用では単元全体にかかわる問題を設け,「見方・考え方」に関わる問題も掲載して,自学自習ができ,自己評価にも対応している。◆ 巻末法令集の日本国憲法には,難しい用語に解説を付している。また,用語解説や類似用語集を設けて,難しい用語や類似用語のちがいを解説している。⇒用語解説(P.242-244) ⇒類似用語集(P.245)⇒ P.8P.30⇒ P.10-11P.25⇒ P.24⇒ P.29⇒ 文章および図版等の表現は正確か。◆ 本文や写真・グラフ・しくみ図・イラスト等の図版類すべてにわたり,内容はもとより用語の一つ一つにも細心の注意を払うとともに,きわめて正確でかつ最新の資料を選択している。⇒ P.22-23⇒ カラーユニバーサルデザイン(CUD)や特別支援教育への対応や,表記・表現について,どのような工夫や配慮がなされているか。◆ 特別支援教育・カラーユニバーサルデザインの専門家の校閲を受け,すべての生徒が等しく情報を読み取ることができるように,配慮が行きわたっている。◆ 本文は,原則1 授業時間=見開き2 ページとなっており,紙面は学習内容を理解しやすいように,授業や生徒の思考の流れに即したレイアウトで構成されている。◆ 見開きページの右端には,インデックスを設けて,生徒が学習している単元を常に確認できる工夫がなされている。◆ 文字は,視認性の高さで実績のあるユニバーサルデザインフォント(UD フォント)を使用している。◆ 本文は平易な文章で,抽象的・網羅的な記述を避けて,具体的に記述している。◆ 漢字の使用は,細心の注意を払い,小学校6 年生以上で学習する漢字や,固有名詞などは見開き2 ページの初出にふりがなを付し,読みまちがいのおそれがあるものや地名・人名等については教育漢字であっても極力ふりがなを付して,読み取りやすくしている。◆ ふりがなは,大きめのゴシック体を使っており,視認性を高める配慮をしている。◆ 重要語句は太字にして,全てふりがなが付されている。ていねいな解説をした側注も充実し,振り返りと広がりを意識した参照ページが随所に付され,内容理解の促進が図られている。◆ 図版には番号を付すとともに,本文にも関連する図版番号を添えており,本文と図版を関連して読み取らせるようにしている。◆ 第1 ~ 5 編の編ごとに単元の色を統一して示すことで,現在,学習している単元がつねにわかるようになっている。◆ 地図・グラフ等の図版類は,カラーユニバーサルデザインに対応した配色にするほか,形や模様,線の種類など,色以外の情報でも識別できるように配慮している。⇒ P.32-33裏表紙⇒ P.8-9⇒ P.9⇒ P.32⇒ P.32⇒ P.32⇒ P.33⇒ P.32⇒ P.33⇒ 装丁にはどのような工夫がなされているか。◆ 表紙の装丁は,公民的分野の学習内容を想起させる写真や教科書中に登場するキャラクターのイラストを配置し,親しみやすく,かつ生徒の学習意欲を喚起するものとなっている。⇒ 表紙⇒ 大きさ・判型について◆ 見開きページの情報量を充実させるため,ワイドなAB 判が採用されている。⇒ P.8-9⇒ 耐久性や人や環境への配慮がなされているか。◆ 製本は,堅牢なあじろ綴じを採用し,針金綴じよりも大きく開き,かつ閉じにくい本になっている。また,良質で軽い紙を使用して重量をおさえるとともに,十分な強度で裏写りが少なくなるよう配慮され,表面も汚れを防ぐよう加工している。◆ 印刷は,植物油インキを使用している。また,製本には化学物質過敏症の原因物質は使用せず,再生紙を使用して人体や環境への影響を少なくしている。⇒ P.32⇒ 拡大教科書について◆ 本文が18,22,26 ポイントの3 種類の拡大教科書の発行が予定されている。⇒ P.33⇒ デジタル教科書・教材について◆ 教科書と同一の内容を収録し,拡大・リフロー,機械音声読み上げ,色の反転・配色設定,総ルビ表示等の特別支援にも効果的な機能を持つ学習者用デジタル教科書や,動画などの豊富なコンテンツを収録した指導者用デジタル教科書(教材),学習者用デジタル教科書+教材の発行が予定されている。⇒ P.46-4740 41内容の選択組織・配列・分量内容の程度印刷・製本・その他内容の程度正確性及び表記・表現