ブックタイトル令和3年度版「中学社会 歴史的分野」内容解説資料

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令和3年度版「中学社会 歴史的分野」内容解説資料

神聖ローマ帝国 ビザンツ帝国フランスマヤ日本琉球宋赤    道0°イスラム諸王朝蝦夷地京都 鎌倉大宰府高麗ちちゅうかい地中海マベネチアエルサレムカイロヒンドゥー諸王朝りゅうきゅうそうしんせいていこくきょうとこうらいコ  リョえぞちかまくらだざいふしょおう ちょうにっそう日宋貿易のルート21年度版中学校歴史R300_02_0110-12世紀の世界地図たい  へい  よう太 平 洋たい  へい  ようたい  せい  よう 太 平 洋 大 西 洋ようイ ン ド 洋第3 編 中世の日本と世界地図で見る世界の動き10~12世紀の世界と日本イスファハーンにあるモスク(イラン) 11世紀に火災にあい,12~14世紀に再建されました。そのため,さまざまな時代の建築様式が用いられています。世界遺産3マヤの遺い跡せき1 (メキシコ) 世界遺産現在のベネチア(イタリア) 地中海に面したベネチアは,遠えん隔かく地ちとの貿易を通じて,商業が発達しました。 世界遺産2 ヒンドゥー教の寺院(インド) インドの南部に成立したヒンドゥー教の王朝によって,11世紀ごろに建てられました。 世界遺産4宋の陶とう磁じ器き(中国) 宋の時代には,陶磁器生産がますます盛さかんになりました。陶磁器は,海上の交易を通じて,日本へもたらされました。5年代時代朝鮮中国主なできごと(細字は第2編で学んだ内容)小学校で学んだ主な人物など1000年 1100年 1200年 1300年 1400年 1500年宋 南宋 元 明南北朝時代戦国時代高麗朝鮮平安時代鎌倉時代室町時代平氏の政治源平の内乱東北地方で二度の乱藤原氏の摂関政治の全盛鎌倉幕府の成立執権政治承久の乱元寇院政が始まる鎌倉幕府滅亡建武の新政足利義満足利義政平清盛 雪舟源頼朝源義経北条時宗勘合貿易土一揆応仁の乱山城国一揆室町幕府の成立(南北朝の動乱)南北朝の合一モンゴル統一朝鮮建国琉球の統一元との戦い 西アジアでは,イスラム教を信しん仰こうする王朝が複数成立し,南アジアでも,ヒンドゥー教( P.171 )の王朝が複数成立していました。東アジアでは,10世紀初めに唐とうがほろぼされると,10世紀後半に宋そうが国内を統一しました。ヨーロッパのベネチアでは,貿易を通じて商業が発達しました。 この時代は,唐やイスラム帝てい国こくなどの強大な帝国がほろび,各地方でそれぞれの勢力が成長を見せた時代でした。1各地の勢力の成長中央アメリカヨーロッパ南アジア西アジア東アジアイスラム教の礼れい拝はい堂どうキリスト教の大だい聖せい堂どう平たいらの清きよ盛もりマヤ神しんせいてい国こくイスラム諸しょ王おう朝ちょう東ローマ(ビザンツ)帝国ヒンドゥー諸王朝そうこうらいョベネチア赤 道ローマカイロエルサレム大だ ざい府ふかまくら蝦え夷ぞ地ちきょう都と? 地図を見比べようP.38の地図と比べて,西アジアやヨーロッパはどのように変わったのかを確認しましょう。第3編「中世の日本と世界」の動き66 67生徒自らが学びに動き出す基本方針2導入からまとめまでの流れは各編で共通です。こうした学習をくり返すことで,通史の理解を確かにします。←P.64-65→P.66-67↑P.104-105古代と中世の絵を見比べよう1 4 の絵を見て,それぞれの特とく徴ちょうやちがいを読み取り,話し合ってみましょう。( P.308絵画資料の見方)・館やかたの門や庭のようすにちがいはないでしょうか。・それぞれの建物の役やく割わりは何でしょうか。・人々は,どのような服を着ているでしょうか。・人々は何をしているのでしょうか。?第3 編 中世の日本と世界鎌倉時代の武士の館(一いっ遍ぺん上しょう人にん絵伝 神奈川県 清しょう浄じょう光こう寺じ〈遊ゆ 行ぎょう寺じ 〉蔵)  13世紀末にかかれた筑ちく前ぜんの国くに(福ふく岡おか県)の武士の館です。国宝4現在も行われる蹴け鞠まり(京きょう都と市 下しも鴨がも神社)2現在も行われる流やぶさめ鏑馬(神か奈な川がわ県鎌かま倉くら市 鶴つるが岡おか八はち幡まん宮ぐう)3第 3 編 中世の日本と世界 平へい安あん時代の貴き 族ぞくの屋や敷しきと鎌かま倉くら時代の武士の館のようすを比べて,どこがちがうか,どうしてちがうのか,この単元ではそのなぞを解いていきましょう。 そして,「中世」とはどのような時代か,中世の日本はどのような新しいしくみをつくりあげようとしたのかなど,自分の言葉で説明できることをめざしましょう。めあて0 300km平安時代の上じょう皇こうの御ご所しょ(年ねん中じゅう行ぎょう事じ絵え巻まき 個人蔵) 御所の庭で開かれる舞まいのようすです。寝しん殿でんの廊ろう下かや庭には貴き族ぞくや官人がならんでいます。1それぞれ,古代と中世を起き源げんにもつ伝統行事です。どのような印象をもちますか。平へい安あん京きょう1 2筑ちく前ぜんの国くに4鎌かま倉くら3西中門寝殿64 65各時代の学習第 2 ~ 6 編 この時代の学習で何ができるようになればよいのかを,「めあて」で明らかにしています。また,世界地図や年表を使って,これから学ぶ時代を概観することができます。 「学習の整理と活用」では,左ページに設けた年表と地図を使って学習の振り返りができるようにしました。右ページに設けた「アクティビティ」では,習得した知識を関連させて時代の特色をとらえる課題学習を示しました。もっと知りたく,考えたくなる主体的・対話的で深い学びの実現本書P.24-27で,第4編の導入図版もご覧いただけます。 資料の読み取りから導き出された,この単元の学習の「めあて」が明確に示されています。 年表と世界地図を使って,時間軸と空間軸から時代を概観します。 資料から前後の時代を比較することができます。古代と中世の主な法にどのような特色があるのでしょうか。?巻かん末まつの年表やP.62,104の年表などを利用して,右の表の1 ~ 3のあいているところを埋うめましょう。ステップ1なぜ,これらの法はつくられたのでしょうか。?法がつくられた目的を4 の欄らんに整理しましょう。ステップ2第 3 編 とらえよう!「中世の日本と世界」の特色学習の整理と活用中世の特色を説明しましょう。?ステップ1・2の作業を通して,中世はどのような人々が力をもち,それがどのように変化していったのかを考え,その特色を文章にまとめましょう。ステップ3▼学習の流れアクティビティ ▼「法」に着目して,中世の特色にせまろう第3 編 中世の日本と世界その当時の社会が,どのような状じょう況きょうだったのかを確かく認にんしながら,法の目的を考えるとわかりやすいね。 各時代に定められたきまりや法をみると,政治や社会など,それぞれの時代の特色を知ることができます。ここでは,中世に定められた主な「法」に着目し,古代と比ひ較かくしながら,中世の特色を考えていきましょう。1 時代2 制定された主な法3 法の内容4 目的古 代飛あすか鳥時代十七条の憲けん法ぽう大たい宝ほう律りつ令りょう奈な良ら時代墾こん田でん永えい年ねん私し 財ざい法ほう中 世■ 年表と地図でふり返ろう中国朝鮮年代時代日本の動き政治経済・社会文化? や????平安時代 鎌倉時代 南北朝時代 室町時代 戦国時代の政治の政治1100年1200年1300年1400年1500年宋南宋元明高麗 朝鮮保元の乱・平治の乱平氏の政治 日宋貿易執権政治承久の乱御成敗式目元寇徳政令鎌倉幕府のおとろえ勘合貿易土一揆山城国一揆一向一揆戦国大名の成長分国法倭寇南北朝の動乱建武の新政室町幕府の成立南北朝の合一応仁の乱院政の成立鎌倉幕府の成立商工業者の成長二毛作・商品作物貨幣の流通・定期市農業と商業の発達武士の成長源平の内乱 ↓平氏の滅亡守護・地頭守護大名下剋上アイヌ民族や琉球王国との交易都市や村(惣)の自治ーおきて都市と交通の発達座・特産物書院造銀閣狂言お伽草子金閣・能新しい仏教武士の文化につながる文化鎌倉文化室町文化の成長公家と の文化の融合モンゴル民族の統一明の成立宋の成立元の成立朝鮮の成立日宋貿易加賀の一向一揆平氏がほろぶ勘合貿易 堺の自治,勘合貿易琉球の統一,中継貿易鎌倉幕府の成立アイヌ民族のまとまり南北朝の合一院政の成立建武の新政,室町幕府の成立平氏の政治,承久の乱元寇 応仁の乱,山城国一揆かまくらばく ふか  がにっそうぼうえきげんこうみんそうげんなんぼくちょうちょうせんいっこういっ きいんせいけん むむろまちおうにんさかい かんごうりゅうきゅうなかつぎやましろのくにじょうきゅう1 日本の「政治」「経済・社会」「文化」の動きに着目して,●?~●?の にあてはまる言葉を考えましょう。2 P.62の古代の「政治や社会」「文化」と比べて,中心となった人々や地ち 域いきのちがいや共通点を考えましょう。■□1 中世の政治の中心地と,その移り変わりを確かく認にんしましょう。2 中世のつながりの深い国を確認して,日本はそれらの国とどのような関係を築いていたか,説明しましょう。年表を使って地図を使って自分で解いたあと,P.317で?~?の解答例を確認しましょう。私が考える「中世」の特色104 105アクティビティ 「アクティビティ」に取り組むことで,「めあて」に対する学びの成果を確認し,自己の成長を実感できます。チャレンジ歴史 学習の振り返りができます!まとめページ本文本文→本書 P.8-9 →本書 P.12-13学習の見通しが立てられます!導入ページ注目注目 比較や推移などの適切な「見方・考え方」を働かせて,時代の特色をとらえることができます。注目注目注目→P.63 「文字の変化」に着目して,古代までの特色にせまろう→P.105 「法」に着目して,中世の特色にせまろう→P.157 「幕府の収入」に着目して,近世の特色にせまろう→P.219    明治政府の「政策」から,近代(前半)の特色にせまろう→P.259    「戦争」に着目して,近代(後半)の特色にせまろう→P.297 「復興と成長の源」に着目して,現代の特色にせまろう「アクティビティ」一覧働かせている主な「見方・考え方」比較比較比較比較比較推移推移つながり 各時代の学習では,生徒が学習のめあてを明らかにし,関心と意欲をもって取り組めるように豊富な写真資料を用いるなど「導入」を充実させています。続く「本文」では,「見方・考え方」「深めよう」を活用することで生徒の理解を助け,第2編から第5編第2章までの各編(章)には「チャレンジ歴史」を設定しました(→本書P.12-13)。また,「導入」に対応する「まとめ」としての「アクティビティ」で,生徒は着実に各時代の特色の理解を深めることができます。第2編第3編第4編第5編 第1章第5編 第2章第6編推移 比較10 11