ブックタイトル令和3年度版「中学社会 歴史的分野」内容解説資料

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概要

令和3年度版「中学社会 歴史的分野」内容解説資料

本書の主な教科書検討の観点 内容の特色 関連箇所本書の主な教科書検討の観点 内容の特色 関連箇所■教科書検討の観点からみた特色⇒ 取り扱っている内容は,教育基本法に適合しているか。教育基本法第2 条教育は,その目的を実現するため,学問の自由を尊重しつつ,次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。第1 号幅広い知識と教養を身に付け,真理を求める態度を養い,豊かな情操と道徳心を培うとともに,健やかな身体を養うこと。 我が国の歴史に関する基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得し,歴史に関わる事象を多面的・多角的に考察する態度を育てることで,幅広い知識と教養を身に付けるとともに,私たちの今と将来を明るく豊かなものとするために歴史に学ぶことができるようにしている。◆ 第1編「私たちと歴史」では,小学校で学んだ歴史上の人物を振り返る学習活動を通して,歴史的な見方・考え方を働かせた歴史の学び方が身に付けられるように構成されており,生徒が中学校の歴史学習の特色を理解して各時代の学習に取り組んでいけるよう配慮されている。◆ 第2 ~ 6 編の各時代の学習では,学習のめあてを明らかにし,見通しを立てて,学習に取り組むことができるように導入で工夫が図られている。本文は十分な文字量を確保して,平易な表現で歴史の流れや因果関係が丁寧に叙述されている。◆ 導入に対応するまとめでは,習得した知識を活用して時代の特色をとらえることをねらいとした学習活動が設けられている。⇒学習の整理と活用(P.62-63,104-105,156-157,218-219,258-259,296-297)◆ 各時代に設置されたチャレンジ歴史では,資料の読み取りから,生徒に選択・判断させるものまで発達の段階に応じた教材を掲載しており,主体的・対話的で深い学びの実現が図られている。⇒チャレンジ歴史(P.34-36,74-75,136-137,216-217,254-255)⇒ P.6-7⇒ P.8-11⇒ P.10-11⇒ P.12-13第2 号個人の価値を尊重して,その能力を伸ばし,創造性を培い,自主及び自律の精神を養うとともに,職業及び生活との関連を重視し,勤労を重んずる態度を養うこと。 意欲的に学習に取り組めるように,学習のねらいを明確にし,歴史的な見方・考え方を働かせて思考力・判断力・表現力等の向上を図りながら,学習の成果を実感できる構成になっているとともに,職業および生活と歴史との関わりを知り,勤労を重んずる態度を育てることができるようになっている。◆ 本文ページには歴史的な見方・考え方を示すコーナーや思考力・判断力・表現力等の向上を図るコーナーを設け,生徒が意欲的に学習に取り組み,主体的・対話的で深い学びを実現できるようにしている。◆ 産業を支えた先人の取り組みや文化財の修理に取り組む現代の人々の仕事を取り上げ,勤労を重んずる態度を養えるよう配慮されている。⇒歴史を掘り下げる(P.58-59) ⇒先人に学ぶ(P.140) ⇒地域に学ぶ(P.211,237) ⇒ P.8-9⇒ P.16,29第3 号正義と責任,男女の平等,自他の敬愛と協力を重んずるとともに,公共の精神に基づき,主体的に社会の形成に参画し,その発展に寄与する態度を養うこと。 人権尊重,男女共同参画などについての歴史に関わる事象が豊富に取り上げられているとともに,協調して取り組む学習活動の場面では,責任をもって自分の考えを伝え,他者の考えを認め,他者を敬う態度を身に付け,社会の一員としての自覚を培えるようになっている。◆ 今日の基本的人権は,先人の多年にわたる努力の成果として獲得されてきたものという観点から,人権に関わる内容は,歴史的な経緯と現在の取り組みを記述し,人権を尊重することの大切さを学ぶことができるよう配慮されている。◆ 民主政治の来歴や政治体制の変化,人権思想の発達や広がりを学習することで,社会形成への参画を求めた先人の取り組みを知り,主権者としての自覚を培うことができるよう配慮されている。◆ 現代の諸課題について,それが起こった歴史的な背景や課題に対する先人たちの取り組みを知り,生徒が歴史を踏まえてよりよい未来の実現に向けて構想し,社会の形成に主体的に参画しようとする態度を養えるよう配慮されている。⇒「歴史との対話」を未来に活かす(P.298-305)⇒ P.31⇒ P.21⇒ P.14-15,  21第4 号生命を尊び,自然を大切にし,環境の保全に寄与する態度を養うこと。 防災・減災,資源・環境,生命の尊さなどに関わる先人の働きを積極的に取り上げている。歴史に学び,そこから自分たちの生き方に活かしていく態度や,生命や自然を大切にする態度を育てることができるようになっている。◆ 災害に関する教材や課題学習を掲載し,防災・減災を考える態度を養えるよう配慮されている。⇒先人に学ぶ(P.149,291) ⇒「歴史との対話」を未来に活かす(課題例/ P.300-301)◆ 環境問題や公害克服のために活躍した先人たちの取り組みを掲載し,環境の保全に寄与する態度を養えるよう配慮されている。⇒先人に学ぶ(P.154-155) ⇒チャレンジ歴史(P.216-217) ⇒でかけよう!地域調べ(P.294-295)◆ 生命の尊さに関わる教材を掲載し,かけがえのない生命を尊重する態度を養えるよう配慮されている。⇒先人に学ぶ(P.215,247) ⇒「歴史との対話」を未来に活かす(課題例/ P.304-305)⇒ P.28⇒ P.29⇒ P.30第5 号伝統と文化を尊重し,それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに,他国を尊重し,国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。 我が国の伝統と文化の特色を広い視野に立って考え,国際平和の実現に向けて,理解を深めることができる内容を豊富に取り上げ,自分たちの住む身近な地域や我が国を愛する心,他国を尊重する態度を育てることができるようになっている。◆ 各時代の文化の特色を当時の社会の様子と関連させて理解するとともに,我が国と諸外国の歴史や文化が相互に深く関わっていることを考えることができるようになっている。⇒文化史の学習(P.48-51,54-56,78-81,92-93,98-101,122-123,132-133 など)◆ 日本の領土について,北方領土や竹島・尖閣諸島を領土に編入した経緯を丁寧に解説し,日本固有の領土であることを明記している。また,平和的な問題解決への取り組みをわかりやすく解説している。⇒本文ページ(P.190-193, 208-209, 265, 273, 290) ⇒歴史を掘り下げる(P.37,292-293)◆ 戦争の悲惨さや,二度の世界大戦後に国際連盟や国際連合が設立され,国際平和への努力がなされたことなどを学び,平和な国際社会の実現に向けて考えることができるよう配慮されている。⇒ P.22-27⇒ P.30⇒ P.30⇒ 取り扱っている内容は,学校教育法に適合しているか。◆ 学校教育法第30 条第2項に示された「基礎的な知識及び技能の習得」,「課題を解決するために必要な思考力,判断力,表現力その他の能力の育成」,「主体的に学習に取り組む態度の育成」が重視されている。⇒ P.6-17⇒ 取り扱っている内容は,学習指導要領に示す目標・範囲に適合しているか。◆ 学習指導要領に準拠し,基礎的・基本的な知識・技能の定着を図り,各時代の特色を踏まえて,我が国の歴史の大きな流れを理解するとともに,社会的事象の歴史的な見方・考え方を働かせながら課題を追究したり解決したりする思考力・判断力・表現力等の向上を図る学習を通して,広い視野に立ち,グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の形成者に必要な公民としての資質・能力の基礎を育成する内容になっている。⇒ P.6-17⇒ 道徳教育との関連から,取り扱う内容はどのようになっているか。◆ 教科書全体が個人の尊重の考え方を基本理念として構成されており,取り上げられている教材は,人権尊重・男女共同参画などの観点から適切に選択されている。◆ 主権者の育成という観点から,民主政治の来歴や,現代につながる政治制度や人権思想の広がりについての学習が充実しており,社会参画への関心や意欲,持続可能な社会の形成に参画する態度を養えるようにしている。⇒ P.31⇒ P.21⇒ 基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着を図るために,どのような創意・工夫をしているか。◆ 本文は原則1授業時間=見開き2ページとし,この見開きで何を学ぶのかが学習課題で明確に示されている。また,右ページの側注欄には確認コーナーが設けられ,基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着をねらいとした学習活動や自分の考えを説明させる問いが提示されており,習得した知識・技能を用いて文章化・言語化できるようにしている。◆ 本文は,十分な文字量を確保し,平易な表現で,歴史の流れや因果関係を丁寧に叙述している。◆ 見方・考え方コーナーを設け,学習課題の解決に向けての手がかりとなる歴史的な見方・考え方の例を示している。◆ 見開きページの右端には,時代・世紀のスケールを設け,学習している時代や世紀を前後の時代も含めて常に確認できるように工夫している。◆ 歴史の学習を豊かなものにするために,歴史+α,先人に学ぶ,地域に学ぶ(コラム)を設置し,幅広い視点から学習できるように工夫している。◆ 資料を用いた活動を示す資料活用コーナーを設けており,必要な情報の読み取りなどの技能を高めることができる。◆ 側注欄に設けた基本用語コーナーでは,歴史を理解する際に重要な用語を解説しており,生徒がすぐに確認できるようになっている。⇒基本用語(P.5 に一覧を掲載)◆ 教科書内で関連する事項どうしを結び付ける参照ページコーナーで,多面的・多角的な見方をすることで,学習内容の定着を図っている。◆ 連携コーナーでは,小学校社会科の学習や地理的分野・公民的分野の学習とのつながりが示され,生徒の理解を確かなものにするとともに,習得した知識を活用できるようにしている。◆ 側注欄などを利用して,小年表・小地図を適所に掲載し,歴史に関わる事象の流れや起きた場所がすぐに確認できるようにしている。◆ スキルUP によって,社会的事象等について調べ・まとめる技能を身に付けることができるようにしている。⇒スキルUP(P.5 に一覧を掲載)⇒ P.8-9⇒ P.8-9⇒ P.6-7⇒ P.8-9⇒ P.8-9,16⇒ P.8-9,22⇒ P.8-9⇒ P.8-9⇒ P.8-9,36⇒ P.8-9⇒ P.17⇒ 思考力・判断力・表現力等の向上を図るために,どのような創意・工夫をしているか。◆ 学習課題の理解を深めるため,歴史的な見方・考え方を働かせる問いを深めようコーナーとして設け,習得した知識を定着させ活用させることで,思考力・判断力・表現力等の向上を図ることができる。◆ 各時代のまとめでは,習得した知識を関連させて,時代の特色をとらえることをねらいとしたアクティビティを設けており,生徒による主体的・対話的で深い学びへの取り組みを支援している。⇒ P.8-9⇒ P.11⇒ 学びに向かう力・人間性等を養うために,どのような創意・工夫をしているか。◆ 現代的な諸課題の歴史的背景や解決に取り組んだ先人の姿を詳しく解説し,よりよい社会の実現を視野に課題を主体的に解決しようとする態度を養う学習「『歴史との対話』を未来に活かす」が設定されている。ここではテーマ別さくいんと,それを活用して取り組む課題例が提示されており,これらを参考に,生徒が自ら選んだ課題学習に取り組むことができるようになっている。⇒ P.14-15⇒ 歴史的な見方・考え方を習得・活用するために,どのような創意・工夫をしているか。◆ 第1編「私たちと歴史」では,歴史的な見方・考え方を働かせた歴史の学び方が身に付けられる構成になっており,本文ページの学習にスムーズに移行することができるよう工夫されている。◆ 本文ページには見方・考え方コーナーを設け,その見開きの学習課題の解決に向けた手がかりとなる歴史的な見方・考え方の例を示している。⇒ P.6-7⇒ P.8-9⇒ 歴史的な見方・考え方を働かせた主体的・対話的で深い学びを実現するために,どのような創意・工夫をしているか。◆ 複数の資料をもとに,歴史について自分で考えたり,対話したりして歴史を学ぶ面白さを体験できるチャレンジ歴史を設けている。第2編から第5編第2章までの各編(章)に一つずつ設置しており,発達の段階に合わせて,主体的・対話的で深い学びを実現できるようになっている。⇒チャレンジ歴史(P.34-36,74-75,136-137,216-217,254-255)⇒ P.12-13⇒ 図版は,生徒の興味・関心を喚起するもので,かつ読み取りやすいものに工夫されているか。◆ 図版は,本文との関連が的確で,時代像を具体的にイメージできる資料が豊富に掲載されている。実物大資料が多数掲載されているほか,資料を読み取る活動が設定されており,生徒が楽しく歴史を学びながら資料活用能力の向上も図れるように工夫している。⇒ P.22-27⇒ 歴史に関わる事象の選択は,どのようになされているか。◆ 学習指導要領の趣旨に基づいて,各時代の特色や時代の転換に関係する基礎的・基本的な歴史に関わる事象を重点的に取り上げ,我が国の歴史の大きな流れを的確におさえられるように,学習材を厳選している。⇒ P.6-17,  44⇒ 歴史上の人物について,どのように選択され位置づけられているか。◆ 本文では,我が国の先人たちが努力を積み重ね,社会や文化を発展させ,生活を豊かにしてきた歴史的過程を理解できるように記述している。また,先人に学ぶ,地域に学ぶなどの特設ページやコラムにおいても,問題解決に取り組んだ先人の姿を具体的に紹介している。⇒先人に学ぶ(P.5 に一覧を掲載) ⇒地域に学ぶ(P.5 に一覧を掲載)⇒ P.16  28-31教育基本法及び学校教育法との関連学習指導要領との関連内容の選択創意と工夫※青字の「⇒(P.000)」は教科書のページ数です。40 41