my実践事例小学校 道徳

今回のテーマは、道徳の時間についてです!

道徳って何やっていいのかわからないなあ……。副読本や東京都からも資料集がくるけれど……。活用の仕方がわからない。

教科になるらしいけれど、今なかなか道徳の時間ができていない……。ついつい説教のような話をしてしまうこともあるし……。道徳授業地区公開講座の時は、本当に大変……。

 私も道徳の研究を始めた頃は、「国語科とどう違うの?」と思ったり、「主題名と価値項目というのは違うの?」と悩んだりからのスタートでした。平成30年度からは、「特別の教科 道徳」ということで教科書に基づいての授業が行われます。少しずつ、道徳について一緒に勉強していけたらと思います。

道徳の時間とは……

 道徳の時間は、学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育と密接な関連を図りながら、学習指導要領に示されている道徳的価値について年間指導計画に基づいて指導する時間である。

 児童は学校の教育活動全体を通じて、様々なところで道徳的価値に触れて生活をしている。道徳の時間は、それらを調和的に補充・深化・統合する時間である。
《例》
× 今度運動会があるから、信頼・友情の価値の教材を扱う。→これでは、左記の⇒が道徳の時間からの発信となり、みんなで協力して助け合わなくてはいけないという価値の押しつけになります。
○ 運動会を終えたあと、信頼・友情の価値の教材を扱う。→自分の体験をもとに価値について深く児童は考えることができます。

道徳の時間を通して、価値をしっかり理解させて、明日からすぐ子どもに頑張ってほしいのですが……。

道徳とは……

 道徳の時間に子どもの心に種をまくのが教師の仕事。やさしさの種、努力の種、協力の種。種はすぐに芽が出るわけではない。学校生活の中では芽が出ないかもしれない。
 しかし、まかない種は生えない。我々は道徳の時間に、コツコツと種をまこう。ひたすらよい種をまきつづけよう。10年後、20年後にやっと芽が出ることもある。心を育てるというのはそういうことです。

(玉川大学客員教授 後藤忠先生のお話より)

道徳の時間をどう作ればいいのでしょうか?

1.まずは、よい教材を選ぶ!
 教材は道徳授業の命である。よい教材とは何か。それは、「ねらいに合っている」「分かりやすい」「興味・関心がもてる」「臨場感がある」教材のことを言う。教師の心にガツンと響き、教師が惚れ込んだ教材は間違いなくよい教材と言える。よい教材はよい種のことである。

(玉川大学客員教授 後藤忠先生のお話より)

☆学校にある副読本やわたしたちの道徳、心あかるく、心しなやかに、心たくましくなど何冊か読み、よい教材を選んでいます。原作があれば、それを読んでみると、教材理解につながります。

2.教材提示に命を懸ける!
(1)教材はただ「読む」のではなく、「語る」ように読む。

「語る」と「読む」では違いますね。

 語=吾を言う ※読=言葉を売る
 何回も何回も読んで自分のものにする
(2)「間」と「余韻」を大切にする
 じっくりと、子どもの心にしみわたるよう
(3)子どもの表情を見ながら語る
(4)効果的な「朗読」の手法を

(明星大学教育学部教育学科特任教授 大原龍一先生のお話より)

☆何度も読むうちに最初に読んだ時とは違うところがたくさん見えてきます。授業で読む時に自分の自信にもなり、堂々と読むことができます。

3.本時のねらいを鮮明に立てる!
 本時のねらいは授業の出口である。ねらいが曖昧だと授業がぶれる。
 ねらいは、教材の扱いとの関係に照らして具体的に立てる、このことが大切である。

(玉川大学客員教授 後藤忠先生のお話より)

☆小学校学習指導要領解説の第3章、第2節の「内容項目の指導の観点」を低学年から見ていくとわかりやすいです。学年が上がるにつれて、どうねらっていくのかもわかります。

4.導入をしっかり行う!
 価値への導入をしっかり行うとぶれない授業ができます。児童の体験やアンケートの結果などをもとに導入を行うこともでます。また、教師の説話を使うのも一つの手です。