令和8年度新版教科書
「情報Ⅰ」
実習を重視する授業に最適!
情報Ⅰ
令和4年度版「情報Ⅰ」教科書をリニューアル。実習を重視する「問題解決型の教科書」というコンセプトはそのまま、より学習効果を高めるために、構成や解説内容を刷新しています。また、令和7年からはじまった大学入学共通テスト「情報Ⅰ」への対応も視野に入れ、掲載する問題数を大幅に増やし、教科書QRコンテンツの充実もはかりました。読めばわかる詳細かつ丁寧な解説は従来通り。日文が発行するスタンダードな「情報Ⅰ」教科書です。
表紙の説明
情報Ⅰで学ぶべき内容を、建物のフロアマップに見立ててデザインしています。フロアごとに描かれた人々の活動のようすは、本書の第1章から第4章までの内容をあらわしています。また、建物の外には、空飛ぶタクシーやドローンなどが飛び交っています。全体のポップな色調とも相まって、教科「情報」が持つ未来志向で、明るく楽しい世界観を演出。教科書を手にした生徒たちに、興味・関心をもってもらうことをねらいとしています。
教科書のポイント
①問題解決がもっと身近になる教科書
②実践を通して学ぶ教科書
情報Ⅰのなかでも、知識より思考力が問われ、習熟の難易度も上がる「プログラミング」、「シミュレーション」、「データ活用」の3分野について、教科書「情報Ⅰ」では、どれも身近な題材を例に取り上げて解説しています。教科書紙面に掲載されたプログラムや関連するExcelデータなどは教科書QRコンテンツとして提供しており、身近な題材をもとに、実践的な学習に取り組むことができます。
教科書関連情報
目次
教科書「情報Ⅰ」は、1年間という限られた時間のなかで情報Ⅰの内容を網羅できるように全体をコンパクトにまとめています。1つの学習テーマを「節」で細かく区切るとともに、節・章という区分ごとに節末問題・章末問題を配置し、実践を通した学びに加えて、「問題」を通じた学びもできるように配慮しています。
序章:情報社会に生きるわたしたち
- ※オリエンテーション的な位置づけの章です。
- なぜ情報について学ぶのか
- 情報機器を安全に利用しよう
第1章:情報社会の問題解決
- ※情報社会についての基本的な内容を問題解決の手順を意識して学習する章です。
- 情報とメディア
- 問題解決の考え方
- 法の重要性と意義(知的財産権、個人情報)
- 情報社会の課題と問題解決
- 情報技術の発展による社会の変化
+章末問題
第2章:コミュニケーションと情報デザイン
- ※メディアとコミュニケーション、デジタル化、情報デザインについて学習する章です。
- メディアとコミュニケーション
- メディアの変遷
- メディア・リテラシー
- コンピュータとデジタルデータ
- 文字/音/画像/動画のデジタル表現
- データの圧縮
- 情報デザインとは
- 情報デザインのプロセスと問題の発見
- デザインの要件定義・設計/試作
- 評価と改善、運用
+節末問題〈節のまとまりごと3か所配置〉
+章末問題
第3章:コンピュータとプログラミング
- ※コンピュータのしくみ、アルゴリズムとプログラミング、モデル化とシミュレーションについて学習する章です。
- コンピュータの基本的な構成
- ソフトウェアとOS
- 2進法による計算
- アルゴリズム
- アルゴリズムの表現方法
- プログラムの基本
- 基本的なアルゴリズムと配列
- プログラムの効率化をはかる機能
- プログラミングの流れと改善
- モデルとは
- モデル化とシミュレーション
- 確定モデルのシミュレーション
- 確率モデルのシミュレーション
+節末問題〈節のまとまりごと3か所配置〉
+章末問題
第4章:情報通信ネットワークとデータの活用
- ※コンピュータネットワークのしくみ、情報システムとデータベース、データの活用について学習する章です。
- コンピュータネットワークの構成
- 通信方式と階層モデル
- プロトコル
- 安全な情報通信
- 情報システム
- データベース管理システムとデータモデル
- データの活用
- データの収集と整理
- データの分析(度数分析、相関と直線回帰、相関行列と散布図行列)
+節末問題〈節のまとまりごと3か所配置〉
+章末問題
+巻末問題
研究・発展
- ※情報Ⅰの発展的な内容を扱うページになります。
- 2進法における実数の扱い
- コンピュータの計算における誤差
- 記述統計と推測統計
- ネットワークとルーティング
- テキストマイニング
著作関係者
著作者
- 黒上晴夫(関西大学教授)
- 堀田龍也(東京学芸大学大学院教授)
- 村井 純(慶應義塾大学名誉教授)
- ほか50名
取り組み
特別支援教育・カラーユニバーサルデザイン・UDフォント
星美学園短期大学日伊総合研究所客員研究員の大内進先生に校閲をお願いしました。特別支援教育の観点から、カラーユニバーサルデザインに配慮するとともに、全面的にユニバーサルデザインフォント(UDフォント)を用い、見やすさ、読みやすさ、わかりやすさに配慮した教科書づくりに努めています。
防災・安全教育
関西大学特別任命教授の河田惠昭先生に校閲をお願いしました。昨今の防災・安全教育の重要性から考えて、防災・安全に関わる内容を精査し、生徒に正しい知識をもたらす配慮を行っています。