作品を対比的に見せることを、教科書全体の編集方針としました。同じような切り口を持った作品を比較することで、背景にある、文化の相違や作者の考え方などが、より捉えやすくなるように編集しています。
冒頭のオリエンテーションのページでは、数万年前の道具と今日の道具を大きく対比しています。「人間の創造性」という大きな命題に対して、自分なりに考えさせることを目的とした配置です。高校生という若い感性が、直感的に、より深く題材を理解するヒントとなることでしょう。
P02-03 オリエンテーション|道具をつくる
西洋と東洋の代表的な絵画や彫刻をわかりやすく対比。作家の発想の源や、表現の工夫などが、対比の中から自然と浮かび上がるよう、作品を精選しました。鑑賞や模写に役立つ大型図版を多数掲載しているのも特徴です。
P04-05 オリエンテーション|描かれた世界から
P36-37 彫刻/鑑賞|彫刻による表現 ミケランジェロと運慶