ブックタイトル平成30年度版 高校美術 内容解説資料(別冊)

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概要

平成30年度版 高校美術 内容解説資料(別冊)

40「高校生の美術1」年間指導計画例/長時間題材(本書P.10ページ)のシラバス例平成●●年度 授業シラバス教 科科 目単 位 数対 象 学 年科コース・類 型芸 術美 術 Ⅰ 2 ● 年● ● ● ● ● ●教 科 書 ・ 副 教 材教科書 高校生の美術 1(日本文教出版)副教材 教師作成のテキスト・ワークシート,資料など  科 目 の 目 標 美術の幅広い創造活動の豊かな美的体験によって,生涯にわたり美術を愛好する心情を育て,感性を高め,創造的な表現と鑑賞の能力を伸ばし,美術文化についての理解を深める。1 表現の活動では,主題生成の能力,創造的に構想する能力,表現しながらさらに構想を確かめ練り直す能力,材料や用具の特性を生かし創意工夫して表す技能などを育成する。2 鑑賞の活動では,美術作品や文化財等に映し出された美や創造のすばらしさ,人々の生活や願いなどを感じ取るとともに,生活を心豊かにする美術の働きや美術文化を理解したりする能力などを育成する。評 価 規 準 【評価の観点】(評価方法)1 美術の創造活動に関心を持ち,主体的に表現や鑑賞の活動に取り組んでいる。【美術への関心・意欲・態度】(授業態度)2 感性や想像力を働かせて,創造的な表現の構想を練っている。【発想や構想の能力】(エスキース・アイデアスケッチなど)3 創造的な表現をするために必要な技能を身に付け,表現方法を工夫している。【創造的な技能】(エスキース・作品など)4 美術作品などの表現の工夫や美術文化などを理解し,そのよさや美しさを創造的に味わっている。【鑑賞の能力】  (ワークシートなど)評 価 の ポ イ ン ト① 美術への関心・意欲・態度 美術の幅広い表現活動と鑑賞活動に関心を持ち,主体的に表現や鑑賞の活動に取り組み,生活や社会を心豊かにする美術の働き,美術文化などについての理解を深めようとしている。② 発想や構想の能力 感性や想像力を働かせて,対象のよさや美しさを捉え,表現形式や方法,造形の要素,材料や用具などについての体験的理解を基に,自己の表現意図に合った方法を創意工夫し,創造的に表現を構想している。③ 創造的な技能 主題を効果的に表現するために表現形式の特性を生かし,形体,色彩,構成などを工夫し,材料や用具を活用し,創造的に表現している。④ 鑑賞の能力 作者の心情や意図と表現の工夫などを感じ取り,形体や色彩などの表し方の工夫や表現材料の活用や効果について理解し,美術作品のよさや美しさを創造的に味わっている。年 間 授 業 計 画月領域/分野・「題材名」・内容目 標4 鑑賞「美術とは何か」オリエンテーション 小・中学校での図工・美術の学習を振り返り,高校での美術Ⅰの学習についてのイメージをもち,美術の学びの意味や広がりについて考えることができる。表現/絵画「身近なものを描く」ふでばこを描こう 身近なものを見つめ直し,よさや美しさに気づき,感じ取ったことや考えたことなどを基に構想を練り,配置や構図を工夫して表現することができる。鑑賞/絵画「視点と表し方」絵画の魅力を考える 作者の視点に着目して,絵画を魅力的にしているものは何かを考え,表現の意図や工夫を読み取りながら鑑賞し,表現につなげる。シラバスについて シラバスは,生徒が科目の目標や授業内容,評価規準と評価方法などを知り,授業の計画や学習にあたっての留意点などを理解して,自主的・主体的に授業を受けることができるようにするためのものであり,選択科目の履修を選ぶ参考資料として,また,保護者へ学習計画を周知させるためのものでもある。 シラバスには,教科・科目名,単位数,担当教員名,教科書名,年間授業計画を示すだけではなく,科目の目標,評価規準と評価方法,年間の授業計画と授業内容,題材のねらいと評価,学習のアドバイスなどを記載するなどして,生徒と教員の相互が授業の内容や評価などについて共通理解し,スムーズに授業を進められるような作成の工夫が求められる。