ブックタイトル平成31年度版 内容解説資料(小冊子)

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概要

平成31年度版 内容解説資料(小冊子)

リンクマーク関連しているキーワードに貼られているリンクマークをたどり、同じ作家の別作品を鑑賞する。他ページも参考に掲載作品数の多さを生かし、「人物を描く」ページ以外の作品も提示し、参考にする。教科書のいろは授業づくりに役立つ! 「高校生の美術」の題材ページは〝授業が見える〟をキーワードに構成しています。ここでは「高校生の美術1」のページの内容を例に、教科書を読み解くポイントや役立つ見方などをご紹介します。授業でよく行われる定番題材と言えば「人物画」。「高校生の美術1」掲載の「人物を描く」を例に、様々な授業を想定した紙面構成の工夫や各作品の掲載意図などを、美子先生に読み解いてもらいましょう。高校生の美術1美子先生教科書を熱心に研究中! P18-21│人物を描く導入時の広がり1 目をよく観察し、気持ちを表した目を描こう。 → 骨格全体を捉えて人物を描く授業の導入として/人物を描くのに抵抗がある生徒向け2 自分やその人らしさを表すモチーフや色を組み合わせて、自画像・人物画を描こう。 → 中学校でも人物画を描いた経験がある生徒向け3 鉛筆を用いて、光や影を意識し、表情を工夫して自画像を描こう。 → 少ない描画材で実践を行いたいとき生徒作品別の授業展開例フェルメールの作品は神秘的……黒い背景や光の当たり方のせいかな?実物大だと細かいところまでよく見えるね!人とものを組み合わせて描くのも面白い!左 : P13「ドラ・マールの肖像」パブロ・ピカソ中左 : P51「モナ・リザ」レオナルド・ダ・ヴィンチ中右 : P25「冬のセンプウキ」石田 徹也右 : P47-50「日傘をさす女」(部分)クロード・モネ絵は好きだけど自分を描くのは苦手!モディリアーニが描いた少女は目線も姿勢もまっすぐでとても凛としている!多様な生徒作品生徒の実態に合わせた多様な授業に対応できるよう、様々な生徒作品を掲載しています。教科書の主文とねらいに着目しよう主文やねらいに示されているポイントは、授業の導入に使えるキーワードがたくさん。制作の上で生徒に意識させたい点でもあります。例えば掲載されている作品を見せて「 この人はどんな性格かな?」「表情・ポーズからどんなことが読み取れる?」「作者との関係は?」など問いかけてもよいですね。人をじっくり描きたい!ペイトン 画家のホックニーを描いた。明るい色彩を用いてその人らしさを演出。フロイド 画家のベーコンを描いた。陰影と表情を意識。顔だけを大きく描く。安井 自画像。顔の向きや目線から作家の自意識が感じられる。三岸 自画像。タッチや描画材を工夫することで、作家の雰囲気が効果的に伝わってくる。クロース 自画像。独自の表現方法を用い、写実的に描いた。掲載作品のねらい表現と鑑賞の相互的な学び表現題材の中にも鑑賞題材に使えそうなトピックがあります。レンブラントの生涯について生徒に解説した後、レンブラントの各自画像の表情やしぐさから、作家の心情を読み解かせるなどをしてもよいですね。構図や色の使い方、ポーズや表情もいろいろだ!藤田やシーレのように人物とモチーフを組み合わせて描いたり、画面の切り取り方を工夫したりしてもいいね掲載作品のバリエーション掲載作品にもそれぞれの掲載意図があります。作品毎に掲載のねらいを読み解いていくことで、生徒の発想・構想をより深める手助けになります。1 2 3