ブックタイトル令和2年度版 高校生の美術シリーズ 内容解説資料(パンフレット)

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概要

令和2年度版 高校生の美術シリーズ 内容解説資料(パンフレット)

12活用テクニック「高校生の美術1」とその教授資料について、全国の先生方に伺った教科書と教授資料の使い方をご紹介します。*このページで示している教科書のページ数は「高校生の美術1」によるものです。教科書全体を使うグループ活動で「美術とは何か」「他の表現方法ではなしえない美術特有のものは何か」などを探る手がかりとして教科書を活用します。多くの作品が掲載されているからこそ、多様な意見が生まれます。生徒のコメントを使う生徒作品のコメントに注目させています。作者が感じ取ったことや考えたこと、主題、意図やねらいなどが分かるので、生徒が発想・構想する手がかりとして、また相互鑑賞時における自分の作品を解説する手本としても使えます。ミニ作家の言葉を使う教科書P.45掲載のフェルメール「レースを編む女」へのミニ作家ダリの言葉を鑑賞のヒントにしています。生徒の作品の見方が単調になっているなと感じたときなどに、ダリの視点を紹介すると、作品への見方や感じ取り方が研ぎ澄まされていきます。リンクをたどって使う教科書P.18でレンブラントの自画像のコラムを解説→P.37でレンブラントの銅版画を鑑賞→P.108の美術史でレンブラントが生きた時代やバロック美術について説明……と、リンクマークをたどっていくと様々な角度から1人の作家に迫ることが可能です。ワークシートを使う教授資料の付属DVD収録のワークシートをあらかじめ刷っておき、課題が早く終わった生徒の自習用教材にしています。ページをまたいで使う風景画の課題では、直接関連のある題材P.14-17「私の見付けた風景」はもちろん、P.42-43「光を捉える」やP.90-93「写真表現」に掲載されている陰影や構図が印象的な作品、さらに具体的な技法表現など、関連する様々なページや作品を追いかけて説明しながら授業を展開しています。原寸大作品を使うP.46-50のモネ「日傘をさす女」は、全図を見せた後に原寸大を鑑賞させます。筆致や混色の方法、影に見えている部分にも様々な色が使われていることなど、生徒が言葉からではなく視覚から様々な気付きを得られます。目次を使う授業の最初のオリテンで生徒に目次を見せています。分野ごとの色分けや領域ごとのマークなど、これから学ぶ美術の内容がデザイン的に整理されているので、分野や領域の区分を理解させやすいです。技法動画を使う教授資料の付属DVD収録の技法動画は、私の大事なアシスタント。授業中、生徒が自由に何度でも繰り返し見られるように、常に教卓の上にPCをセットしています。美術史を使う生徒に美術作品の中から1点選択させ、各自が作品について調査し、研究発表するという授業をしています。教科書P.100-124の美術史は質、量ともに充実しており、歴史の流れに沿った著名な作品が数多く掲載されているので、生徒が作品を選ぶ際に参照できます。絵画彫刻デザイン映像メディア資料…表現  …鑑賞…オリエンテーションこの娘の持つ、目に見えない針を中心に、宇宙全体が回っていることを私は知っている。サルヴァドール・ダリ教科書P.14 P.15P.90 P.91P.42 P.43