ブックタイトル2020年度版「小学算数」内容解説資料

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概要

2020年度版「小学算数」内容解説資料

4. 正確性及び表記・表現5. 造本観点 特色 具体例 観点 特色 具体例● 各学年で重要な基礎的・基本的な内容に十分なページ数を取り,時間をかけて定着させられるようにしました。●「 直後の練習」や単元末《たしかめポイント》の問題は「,本編(単元)の問題」と同程度の内容で構成し,本編の学習だけでは解けないような難易度の高いものは取り扱わないようにしました。 全学年● 巻末《しっかりチェック》は, 「本編の問題」や「直後の練習」を補完するような内容にしました。これらの問題は,個人や学級の状況に応じて,授業や家庭学習のいずれでも取り組めるようにしました。 2年以降● 各学年に登場する子どもキャラクターは学年単位で描き分け,1年間の成長を1つの世界観で表現するようにしました。● 作業や体験などの活動を促す場面は,その内容がイメージしやすいように,子どもたちが実際に活動している写真を多く用いるようにしました。● 巻末に設けた切り取り用の図形やパーツなどにはミシン目を入れ,時間の効率化が図れるようにしました。● 新しい単元に入る前に,これから学習する内容のもとになる既習事項を確認する《次の学習のために》を設けました。ここでは,単なる知識及び技能を確認するだけではなく,学習の根底となる考え方も振り返ることができるようにしました。 全学年● 各単元では, 「直後の練習」, 《わかっているかな?》《たしかめポイント》のように層を重ね,つまずきの発見や能力の深化が図れるようにしました。 全学年● 単元末に《わかっているかな?》を設け,子どもがつまずきやすい内容について学び直しの機会を設けました。さらに,《まちがいやすい問題》として,全国学力・学習状況調査や各地域での学力調査において通過率の低い問題を重点的に取り上げ,子どもたちが苦手とする内容への対応が図れるようにしました。 2年以降● 単元間に《復習》,学年の終わりに《学年のまとめ》,巻末に《しっかりチェック》を設け,基礎的・基本的な内容を確実に定着させられるようにしました。● 2年以降の上・下巻頭に《教科書の使い方》を設け,教科書で使われているマークの意味や各コーナーの設定意図などを保護者にもわかるように解説しました。● 単元前の《次の学習のために》,巻末の《しっかりチェック》は,子どもの実態に応じて柔軟に取り扱い,家庭学習においても有効に利用できるようにしました。 全学年(《しっかりチェック》は2年以降)● 2年以降の巻末《算数マイトライ》では,子どもの実態に応じて柔軟に取り扱いができるような問題を集めました。●《 しっかりチェック》は,各時間に取り組んだ問題の類題,《ぐっとチャレンジ》は,単元の学習をふまえ,見方・考え方を広げ深める応用的な内容や学習指導要領に示されていない発展的な内容,《もっとジャンプ》は,活用や探究につながる課題解決の喜びが感じられるような内容で構成しました。● 6年下巻《マテマランドを探検しよう!》は,テーマ毎にまとめられた話題から,個人やグループの興味・関心に応じて課題を選択しながら学習が進められるようにしました。● 学習指導要領で示された標準時数の範囲内でゆとりをもって指導できるような分量で構成し,各学年とも年間10 ~ 18時間程度の予備時間を設け,学習内容の定着と維持が十分に図られるように配慮しました。● 質・量ともに充実した教科書を目指し,2年以降の巻末には『算数マイトライ』を設けました。本編の学習をふまえた選択内容で,個に応じた個を生かす学習に取り組むことが可能となるようにしました。● 教科書の判型はB5判にしました。5年までの教科書は,内容の質・量の充実に伴うページ数の増加による子どもの重量負担を軽減するために2分冊にしました。● 1年の教科書は2分冊構成とし,保・幼・小連携の観点から学校生活などの身近な話題を題材にした上巻と,2年以降の問題解決的な学習を意識できるようにした下巻の構成としました。● 素材の選定にあたっては,特定の地域に偏って取り上げることがないように配慮するとともに,季節感や子どもの日常生活での経験を重視した素材や場面を取り上げるようにしました。(2)本文の問題や練習問題は,子どもの発達の段階を考慮して,基礎的・基本的なものに重点を置くようにしています。また,練習や復習などの問題は,理解を定着・習熟させるのに必要な分量になっています。(8)表紙を含むレイアウトやイラストは子どもが親しみのもてるものにし,随所に美しいカラー写真を配し,子どもたちの関心を高め,親しみやすく効率的な学習指導が図れるように努めています。(3)基礎的・基本的な知識及び技能については,単元の導入前に既習事項を振り返ったり,単元末に確認の機会を設けたり,単元間に適宜復習の機会を設けたりして,既習事項の定着や維持を図っています。また,子どもたちのつまずきへの対応を図るための工夫を行っています。(9)学校でも家庭でも,教科書を有効に活用でき,しかも子どもたちに学習習慣が確立されるような構成にしています。(4)個に応じ,個を生かした学びができるような構成を工夫しています。算数が得意でもっと勉強したい子どもへの対応はもちろん,学習の遅れがちな子どもにとっても,学習に取り組みやすいようなていねいな展開となるように配慮しています。(5)標準指導時数で,余裕を持って学習できる分量で構成しています。単元は,原則,導入は2ページ1時間,展開は1ページ1時間の指導時数をあて,無理なく学習が進められるようにしています。(6)子どもたちの目線に立って,効果的な学習ができるような体裁や構成になっています。(7)素材は,子どもの生活や経験の中から,興味・関心の深いものを取り上げるようにしています。(2)本文の問題,練習問題の程度や分量は適切か。(8)教科書のレイアウトやイラストは,子どもたちの親しみやすさや発達の段階に配慮され,学習意欲を高めるような工夫がなされているか。(3)基礎・基本の定着や維持の機会が適切に設けられているか。(9)「社会に開かれた教育課程」の実現を目指し,学校(授業)と家庭(自学)の両方の場面で,教科書を有効に使用できる工夫がなされているか。(4)子ども一人ひとりの個性を伸ばすことや,習熟の程度に応じた学習ができるように配慮されているか。(5)教科書全体の分量と確保できる指導時数は,合理的で均衡がとれているか。(6)教科書を有効に活用するため,体裁や構成は創意・工夫がなされているか。(7)素材はどの地域にも適し,子どもの生活経験や興味・関心について配慮されているか。観点観点特色特色具体例具体例● 学習指導要領に掲げられた用語や,学習を進める上で必要な数学用語や説明については,本文と書体を変えて表記し,理解が十分図られるようにしました。● ことばの式,式,数直線図などをうまく組み合わせて,計算の仕方を導き出させ,計算の意味が理解しやすいようにしました。また,これらの内容は《,よみとろう あらわそう》で系統的に整理しました。● 文字組はできるだけ行間をあけて,ゆったりと読みやすくしました。また,字体は教科書体を用い,重要語句などのゴシック体や書き文字書体も教科書用の字形にして,国語科の学習と齟齬が生じないようにしました。● 誤解やあいまいな理解を与えないように,解説や説明は,ていねいさと正確さに注意し,イラストや図などによって的確に理解できるように配慮しました。● 漢字は,国語科の学習との関連を重視し,原則,当該学年までの配当漢字を用いました。ただし,当該学年の漢字は見開きごとにふりがなをつけて,読みの抵抗が少なくなるようにしました。● 表紙は,耐水性や堅牢性を考慮して,従来より工夫された表面加工を施し,破損しにくいようにしました。その際,化学物質に過敏な子どもに少しでもやさしいものになるように配慮しました。● 折込は本文より紙質を厚くして,堅牢性に配慮した造りとなるようにしました。● 子どもたち自身の問題として調査し,資料を作成して考察するという実践的な力や態度を培うことができるような,身近で興味深い資料を取り上げました。● 統計資料は,算数科のねらいと他教科との関連を図りながら学習効果を高めるために,正確でできるだけ新しいものを用いるようにしました。● 本文用紙は,子どもの負担をできるだけ軽減するため,通常よりも軽くて裏写りの少ない用紙を使用しました。また,身体的な負担の大きい1年の教科書は2分冊構成に変更して,さらに子どもへの負担を軽減しました。● 印刷は植物性インクを使用し,環境や人体への影響が少なくなるようにしました。(1)算数独自の用語や記号はもちろん,数式,図表なども正確で簡潔な表記や表現にして,より進んだ数学的な考え方や処理の仕方を導き出しやすいようにしています。(1)文字の大きさ,字間,行間は,子どもの発達の段階などに合わせて,読みやすく,見やすくなるように配慮しています。(2)算数独自の簡潔な表記や表現を保ちながら,平易で親しみがもてるように工夫しています。また,漢字は当該学年で学習するものにふりがなをつけて用いています。(2)装丁や製本は,長期間の使用にも耐え得る堅牢な造りにしています。(3)資料は,本文の情景や関係が具体的に捉えられるような関連の深いものを選定し,本文の問題場面を明確に把握・理解できるようにしています。(3)本文用紙は紙質を保ちつつ軽量化した再生紙を使用しています。また,印刷は植物性インクを使用しています。(1)算数の特色を十分に生かした表現になっているか。(1)文字の大きさ,行間,字間は適切であるか。(2)表記や表現は,子どもの発達の段階に適合しているか。(2)装丁は魅力があり,紙質,製本は長期間の使用に耐えるようにできているか。(3)資料は効果的で,子どもの思考を促すように工夫されているか。(3)印刷や造本で,環境・健康への配慮はなされているか。50 51