ブックタイトル2020年度版「図画工作」内容解説資料

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概要

2020年度版「図画工作」内容解説資料

32 本書p.60-62 33▼現代的な諸課題やESDに関わる掲載事例については,「教科書検討の観点から見た内容の特色」をご覧ください環境地域文化・伝統文化平和・人権・福祉多文化共生防災・安全54 55表現には,見る人にメッセージを伝える力があります。どのような思いをこめてつくられた作品なのか,作者の気持ちを想像しながら見てみましょう。ピカソの「ゲルニカ」と同じ大きさの布に,未来や平和への願いを表す取り組み。世界中のさまざまな地いきの子どもたちが参加しています。平和は城しろ山やまから[349.3×776.6cm/絵の具]日米共同製せい? 作?ゲルニカ[349.3×776.6cm/油彩さい]1937国立ソフィア王妃ひ芸術センター蔵ぞう[スペイン]パブロ・ピカソ[スペイン, 1881~1973 ]パリの万国博らん会でスペイン館のへき画制作をたのまれていたピカソは,スペインの町ゲルニカで,爆げきによって多くの人が殺されたり,きずつけられたりしたことを知りました。かれは,この事件を主題に「ゲルニカ」をへき画として制作しました。短い期間にたくさんの下絵をえがき,表現された「ゲルニカ」からは,画家のいかりや悲しみが伝わってくるようです。アメリカの小学生の絵につなげてかきました。平和や絆きずなを大切にしたいという願いをこめています。平和をつなげるかたち中学生の時に,広島で原子爆弾だん(原爆)の被ひ害がいを受けた原広司さんは,30年以上,原爆ドームの絵をかき続けています。平和の大切さが次の世代に伝わるようにと思いをこめてかかれた作品は,今では3,000まい以上になりました。3,000まいの原げん爆ばくドームの絵 原はら広ひろ司し[広島県,1931~]?キッズ ゲルニカ[長崎県]56 57[高さ9cm]じ童作品[高さ7cm]吉き備び牛[岡おか山やま県]石を使った絵の具づくり大おお分いた県立美び術じゅつ館かん[大分県]南部鉄てっ器き[岩いわ手て県]高たか岡おか漆しっ器き[富と山やま県]はと車[長なが野の県]金魚ちょうちん[山やま口ぐち県]羽う越えつしな布ふ[ 山やま形がた県]土台に,色のついた糸をまき,藍あい染ぞめ[徳とく島しま県]越えち前ぜん和わ紙し[ 福井県]木紙植物つる古くから,その場所で手に入るざいりょうを生かして,さまざまなものがつくられてきました。どのようなものがつくられているのでしょうか。ざいりょうを見つけよう姫ひめてまり[愛え媛ひめ県]美[大分県]曲げわっぱ[秋あき田た県]うすくした木の板を曲げてつくられている箱。にしています。藍あいという植物からつくった染せん料りょうで,布に色をつけています。竹糸貝鉄土 石地いきでつくられている益まし子こ焼やきと同じ土でつくったよ。地いきにあるいろいろな石をくだいて,絵の具をつくったよ。ふく井いもようをつくっています。和紙は植物の皮からつくられています。木の皮からつくった糸を使って,布ぬのうすくけずった貝を,さまざまな形に切りぬいてはりつけています。やき物[栃とち木ぎ県][高さ12cm][高さ18cm][高さ27cm]ランプシェード[高さ25cm]▼SDGsの内容に触れながらピクトグラムについて考える事例です。5・6上p.55「佐伯山海の恵 まんさい弁当」がいこくの ともだちの え平和学習や人権学習との関連を図ることができる図版や事例を掲載しています。また,学んだことを生かして福祉について考えられるような事例を掲載しています。5・6下p.54-55「平和をつなげるかたち」子どもの学びを広げる教科書ポイント地域文化や日本の伝統文化について考えられるよう,伝統工芸や,地域のよさを造形的に伝える事例などを掲載しています。防災に関わる事例の掲載に加えて,防災研究の専門家であるお二人の先生に,全面的な校閲をお願いしています。自然や環境について考えることを促す題材や事例を掲載しています。河田惠昭(関西大学特別任命教授,東日本大震災復興構想会議委員)▼「津波避難ビル」の標識▼「落石のおそれあり」の標識▼熊本地震からの復興を願った 活動の様子片田敏孝(東京大学大学院情報学環特任教授)国際理解について考えられるよう,諸外国の児童作品や美術作品,外国の児童と交流する事例を掲載しています。全て5・6上p.56-57「形や色に思いをこめて」1・2下p.26-27「たのしかったよ ドキドキしたよ」 3・4上p.57「高齢者のためのしせつで」▼地域の伝統工芸から,材料について考えるページです。▼地域の特産品を使った弁当を考え, そのパッケージをつくった事例です。3・4下p. 56-57「ざいりょうを見つけよう」5・6上p. 56「多くの人へ伝える」─ 持続可能な社会の創り手を育てる ─魚の形をした学校です。中にプールがあります。いらなくなった水を花にやることができるようになっているなど,水を再利用することができる,環境にやさしい学校にしました。持続可能な社会のために新学習指導要領の前文と総則には,持続可能な社会の創り手を育成することが掲げられました。教科書では,児童が持続可能な社会について考えられるよう,ESDの観点に立った題材や事例,持続可能な開発目標(SDGs)を掲載しています。持続可能な開発目標(SDGs)5・6下p.46-47「ドリーム・プロジェクト」