ブックタイトル2020年度版「図画工作」内容解説資料

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2020年度版「図画工作」内容解説資料

34 35▼大内進先生による 特別支援教育の観点から見た 教科書の内容解説動画はこちら。つくりかたきりかたを くふうして。かさねて きると。ともだちは どんな かたちを つくったのかな。  おもしろいかたちになった。かたちがつながったよ。ながくのびて いくよ。ここが すきだな。かみを まわして きると。まどに かざっても いいね。おった かみをきって みよう。きった かみをひらくと。かみを おったり かさねたり して きって みよう。どんな かたちが できるかな。できた かたちで かざって みよう。きって できる かたちを みつけ,くふうして つくる。おったり きったり しながら,たのしい かたちを かんがえる。おったり きったり する ことや,かざる ことを たのしむ。かみを きって できる いろいろな かたちで,きょうしつを かざる。おりかたや きりかたをくふうすると たのしいかたちに なるね。ひっぱると のびるかたちに なったよ。おなじ かたちができた。▼題材名は見やすく,かつ楽しく取り組めるようデザインしています。題材において, 〔共通事項〕を視点に対話している情景写真を多数掲載するとともに,作品のコメント,発表の様子,鑑賞の題材での対話の様子を紹介し,言語活動を促しています。知的財産権について理解を深められるよう,5・6下p. 63「おたがいの表現をそん重しよう」では著作権について説明しています。また教科書全体を通して,作品のよさを友だちと認め合う様子や,作品を家庭で使う様子などを掲載し,創造性を大切にする態度を養うことができるよう配慮しています。言語活動の充実のために52 ピアノを教えているんじゃないかな。二人のきょ近いから,なのかな。けんかしたのかな。地球ぎもあるし,昔の学校かも知れないね。どうして女の子はないているのかな。暗いところと明るいところがあるね。読んでいる手紙を想ぞうしたんだね。両手で手紙をしっかりにぎって読んでいるね。ポ ー ズ のひみつ見ていると,いろいろなことが分かるね。かかれているものや色の感じから,どんなことを思うかな。作品を見て,ポーズに注目することでどのような場面なのかを考えながら,よさを味わう。作品にかかれている形や色がもつ感じが分かる。話し合ったりポーズをまねたりしながら,作品のよさを味わう。話し合ったりまねたりしながら作品を見ることを楽しむ。作品を見てみよう。どんな場面かな。登場人物はどんな気持ちかな。話し合ったり,まねたりしながら考えよう。作品はていねいにあつかおう。罰ばつ[154.3×198.8cm/絹けん本ぽん着ちゃく色しょく]1908京きょう都と国立近代美術館蔵[京都市]土つち田だ麦ばく僊せん[新にい潟がた県,1887~1936 ]手紙を読む青せい衣いの女[46.6×39.1cm/油彩さい]1663~1664アムステルダム国立美術じゅつ館蔵ぞう[オランダ]ヨハネス・フェルメール[オランダ,1632~1675 ]??気づいたことを紙に書いてはってもいいね。ラミネートすると,書きこむこともできるね。気づいたことや感じたことをつたえ合おう●カラーユニバーサルデザインに配慮色覚特性の有無に関わらず,全ての児童が等しく学べるよう,コントラストや文字の背景色など,カラーユニバーサルデザインに配慮して編集しています。また,特別支援教育の専門家である大内進先生による,全面的な校閲のもと教科書は編集されています。●学年に合わせた文字の大きさ学年に合わせ,文字の大きさを調整しました。大内進(国立特別支援教育総合研究所特任研究員)筑波大学附属視覚特別支援学校小学部教諭を経て現職。「手と目でみる教材ライブラリー」を主宰。名画を立体的に翻訳した「手でみる絵」の開発と普及を通して,視覚障害のある人の絵画鑑賞教育に取り組んでいる。▼題材の分野を示すマークは,形と色から見分けられるようデザイン しています。かんしょうするかつどうりったいに あらわすかつどうこうさくに あらわすかつどうぞうけいあそびを するかつどうえに あらわすかつどう●多様な児童に配慮した題材・作品の掲載において,支持体の大きさ,形,素材などが様々な作品を選び,児童の多様な表現を認められるように配慮しています。・多様な児童が主体的に取り組めるよう,「材料に触れながら発想する題材」「材料の種類や数を絞った題材」「鑑賞して感じたことを,言葉だけでなく身体を使って伝える題材」など,インクルーシブ教育に配慮して実践できる題材を設定しています。・児童の実態に応じて活動の仕方を考えることができるよう,一つの題材の中で,「屋内/屋外」「自然材/身辺材」「個人/協働」など,複数の実践パターンを示しています。●拡大教科書・学習者用デジタル教科書を制作18,22,26ポイントと文字の大きさを変え,三種類の拡大教科書を制作します。また,文字の拡大や音声の読み上げなど,学習支援のための機能を備えた学習者用デジタル教科書を制作します。本書p.41▼学習者用デジタル教科書については5・6下p. 46- 47「ドリーム・プロジェクト」1・2下p.40-41「ことばの かたち」3・4下p. 52-53「ポーズのひみつ」特別支援教育に関する配慮・写真やイラストにおいて,多様な児童がともに学び合う姿や,幼児,高齢者,障がいのある人など,多様な人々と関わる姿を掲載しました。・作品の掲載においては,作家作品,伝統工芸,アール・ブリュットの作品など幅広く取り上げ,教科書全体を通して多様性を尊重しながら学べるよう配慮しました。3・4上p. 46- 47「ねん土マイタウン」▼5・6上p. 2- 4「身近なものを見つめて」では,アール・ ブリュットの作品「電車」を掲載しています。アール・ブリュットとは美術家のジャン・デュビュッフェが教育など外からの影響を受けずに,自然であるがままの表現をしている人たちの作品を指して使った言葉です。この考え方から,障がいのある人たちの素朴で率直な表現が芸術として見直されるようになりました。日本では障がいのある人のつくったアートという意味で使われることも多いですが,本来は,障がいの有無とは関係なしに,「つくりたい」という思いのままに自由に表現した作品全般を指しているものなのです。多様性への配慮タブレットコンピュータやカメラを使って表現や鑑賞の活動をする様子を掲載し,情報機器の活用例を示しています。また「使ってみよう 材料と用具」でカメラの使い方やインターネットの活用について説明しています。5・6上p.28-29「水から発見 ここきれい!」情報機器の活用のために学習上配慮した点全ての子どもたちが安心して使うことのできる教科書を目指しました。形 forme No.317 p.29 引用創造性を大切にする態度を養うために