中学校 社会 公民
中学校 社会 公民

※本実践は平成20年度版学習指導要領に基づく実践です。
1.単元名
私たちの生活と経済「日本に増税は必要か考えよう」
2.指導計画(概略)と本時のデジタル教科書・ICT活用
指導計画(20/21時間) |
本時のねらいとICT活用の意図 |
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1 |
単元の学習問題をつかみ、学習計画を立てる。 |
●教科書に付録しているデジタル教科書とインターネットを利用した。教科書に載っている図やグラフを読み取った後の発表・解説などを、生徒の視線を上げて反応を確認しながら行うことができる。 |
2~10 |
経済について考える。「ものやお金はどのように生み出され、使われているのだろう。」 |
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11~13 |
労働について考える。「私たちの働きやすい理想の職場とは、どんな職場だろう。」 |
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14~20 |
財政・社会保障について考える。「豊かな暮らしを支えるために、政府はどんな働きをしているのだろう。」 |
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21 |
学習をふりかえり、単元の学習のまとめをする。 |
3.本時の展開(主な学習活動)
学習の流れ |
分 |
主な学習活動と内容 |
ICT機器・教材、コンテンツ等 |
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導入 |
0~15 |
●日本の財政赤字について考える。 |
●インターネット上のホームページ |
展開 |
15~35 |
●増税したとき、増税しないときのメリットとデメリットについて、自分の考えをワークシートに記入する。 |
●ワークシート |
まとめ |
35~50 |
●グループの代表が意見を発表する。 |
●資料集を参考に作成した提示用資料 |
4.活用したICT機器など
デジタル教科書、電子黒板、インターネット、黒板・ホワイトボード、その他(ワークシート・資料集)
5.主に活用したデジタル教科書などの教材、コンテンツ等とそのねらい
●教材、コンテンツ等
デジタル教科書、インターネット「借金時計」、資料集の資料をもとにした自作コンテンツ
●活用のねらい
・インターネットの借金時計を電子黒板で提示することで、1秒ごとに負債額が増えるのがわかり、興味関心を高めさせる。
・デジタル教科書のグラフを提示することで、生徒の反応を確認しながら、授業を進めることができる。
6.活用場面の学習・活用スタイル
●学習スタイル:一斉学習
●活用スタイル:教師説明型
7.参考にしてほしいポイント
準備の時間を必要とせずにすぐに教科書を映し出すことができるデジタル教科書は、図やグラフを解説したり、生徒がそれらを用いて説明したりするときに、大変便利である。
8.ICT活用への児童生徒の声、反応
教科書のグラフに矢印などを書き加えて説明してくれるのでわかりやすかった。
9.活用効果
●評価の観点
社会的な思考・判断・表現
●具体的変容
小単元のまとめとして、発展的問題として取り上げた。導入での借金時計では、その額の増え方に驚いて声が上がり、本時への興味を高めることができた。その後の話し合いでは、真剣に、しかし楽しそうに話し合い、考えを練り合うことができた。
10.実践の手応え
電子黒板を利用して教科書の内容を考えさせると、生徒の目線が上がり、反応がよくわかる。また、復習として既習した図やグラフをすぐに提示することができるので、活用しやすい。