学び!と美術
学び!と美術

本年1月1日に発生した令和6年能登半島地震により、犠牲となられた方々に心よりお悔やみ申し上げますとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げます。被災地の皆様の安全と一日も早い復興をお祈りいたします。
みなさま、旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
令和5年、日本文教出版・秀学社はpurposeを公開しました。
purposeは一般的には「目的」などと訳されますが、ビジネス用語としては「存在意義」という意味で使われるようです。日文・秀学社では「私たちの志」としています。それは、このようなものです。
ここは「学び!と美術」ですので、図画工作科や美術科に引き寄せてお話しします。
図画工作科や美術科では材料に触れたり、対象と出会ったりして、心が動くことから学びが始まります。
そんな心の動きから生まれた一人ひとりの「思い」や「願い」が大切にされ、今までの自分自身や、学級や学校、地域と混ざり合って新たな意味や価値が生みだされていくような学びの時間。
これが、私たちの提供したい図画工作科や美術科の時間です。
まさに「心が動く、その先へ」誘うことができるような教科書をつくることが、私たちの「存在意義」なのだと思います。
実は、昨年秋には、ロゴマーク、ロゴタイプも更新しました。
ロゴマークには「モーションロゴ」というものもあります。
日文のNとBの文字に重ねられたイメージは、つながろうとする手と手、贈り合い受け取り合う手と手です。
互いにつながり、「思い」や「願い」を贈り合うことに喜びを感じられるような子どもたちがいれば、世界は豊かに混ざり合い、きっとカラフルですてきなものになると思います。私たち自身もまた、子どもたちや先生方、保護者の皆さんとつながり、「思い」や「願い」を贈り合える存在になりたいと考えています。
教科書や教材にできることは限られているかもしれませんが、子どもの学びに常に寄り添い「心が動く、そのそばで」、ともにカラフルな未来を育みたい。それが、今年も変わらぬ、私たちの志です。
皆様にとって、本年もより混ざり合うカラフルな一年になることをお祈り申し上げます。
※本記事は令和6年度板小学校図画工作科内容解説資料として扱われます。