高校教科書×美術館
(高等学校 美術/工芸)

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会津・漆の芸術祭2012~地の記憶 未来へ~
2012.11.01
高校教科書×美術館(高等学校 美術/工芸) <No.041特別号>
会津・漆の芸術祭2012~地の記憶 未来へ~

東北画は可能か?チーム妖怪「妖怪絵図 陰・陽」

東北画は可能か?チーム妖怪「妖怪絵図 陰・陽」

会津塗伝統工芸士会+原忠信「くいぞめ椀プロジェクト」

会津塗伝統工芸士会+原忠信「くいぞめ椀プロジェクト」

 会津の文化資源である漆をテーマに、会津の歴史の深さ、文化の豊かさそして町の魅力を伝えることを目的にスタートした会津・漆の芸術祭は、今年で3回目を迎えました。
 今年のサブテーマは「地の記憶 未来へ」。
 ここに私たちは、漆の芸術祭が会津・福島、そして東北・日本が培った生きる力と可能性を掘り下げる機会になり、未来への可能性を示すことができれば、との願いを込めました。
 展示会場のひとつ、喜多方蔵の里の歴史ある旧外島家住宅内では、東北画は可能か?チーム妖怪による「妖怪」をテーマとした共同制作「妖怪絵図 陰・陽」を展示しています。会場にて、福島県にまつわる伝統的な昔語り、朗読とライブによる表現をミックスさせたイベント「もののけ語り」&「東北画 meets 遠藤ミチロウ」も開催予定です(※1)。その他、82組の参加作家が会津若松市や喜多方市内の空き蔵や店舗を中心に作品を展示しているほか、さまざまなイベントを開催しています。
(※1 11月18日13:30~16:00)

(福島県立博物館 主任学芸員 小林めぐみ)

<会津・漆の芸術祭情報>

<シンポジウム情報>

  • 「会津・漆・アートⅢ 地の記憶 未来へ」
  • 2012年11月23日(金・祝) 13:30~16:00
  • 福島県立博物館 講堂
  • シンポジウム内容
    パネリスト:北川フラム(越後妻有大地の芸術祭総合ディレクター)、樋田豊次郎(秋田公立美術工芸短期大学学長)、山下裕二(明治学院大学教授)
    コーディネーター:赤坂憲雄(会津・漆の芸術祭ディレクター/福島県立博物館長)
    会津・漆の芸術祭の公募作品選考委員をパネリストに招いたシンポジウム。漆・会津・アートをつないだ芸術祭を振り返り、会津・漆の芸術祭2012の成果と今後の可能性を探ります。

■会津・漆の芸術祭事務局ico_link

  • 所在地 会津若松市城東町1-25 福島県立博物館内
  • TEL 0242-28-6067

その他、詳細は会津・漆の芸術祭2012~地の記憶 未来へ~Webサイトico_linkでご覧ください。