ICT・Educationバックナンバー
ICT・EducationNo.22 > p30〜p31

投げ込みアプリケーション講座
パワーポイントを教えよう−1
−スライドへさまざまなデータを挿入する−
パワーポイントとは

 パワーポイントはマイクロソフト社のプレゼンテーション用データ作成のためのアプリケーションソフトウェアです。世界中で広く使われており,最近では各種のプレゼンテーションの際に,パワーポイントを使用するように指定されることもあります。

 オンスクリーンを想定したプレゼンテーションデータの作成が基本ですが,それ以外にも配布資料としての印刷や,タイマーをセットしてループさせれば繰り返し同じスライドショウを表示することも可能です。さまざまな機能がある反面,OSやソフトウェアのバージョンによる違いや,各種のメディアにリンクさせたときの動作の状況などを確認する必要があるなど,使いこなすための工夫も必要になってきます。

 このシリーズでは,パワーポイントを活用した実習例をご紹介していくことにします。なお,特に表記がない場合,パワーポイント2002による操作を基本とします。OSやソフトウェアのバージョーンの違いにより,操作が若干異なる場合もあります。操作については,基本的にメニューバーからプルダウンメニューを表示させる方法で解説しています。

指導のポイント

 パワーポイントを利用してプレゼンテーションを行うことのメリットは,聴衆の視覚に直接訴えかけることができることです。多くの聴衆に対して,言葉だけで意図を明確に伝えることは難しいことです。ジェスチャーを交えてプレゼンテーションを行っても,自ずと限界があります。劇の舞台であれば,衣装や道具や舞台効果といった方法で表現することが可能ですが,日常行われるプレゼンテーションにおいてはこれに代わるモノとしてパワーポイントなどのプレゼンテーションソフトウェアの活用が一般的です。

 スクリーンに表示した画面を聴衆に見せながらプレゼンテーションを行うわけですが,その際に単に文字の羅列だけで行うよりも,グラフや画像など,じっくり読まなくてもパッと見てわかるデータの挿入は,より効果的にプレゼンテーションを演出します。

 今回は,さまざまなデータをパワーポイントデータに貼り付けて,よりブラッシュアップされたプレゼンテーションデータを作成できるようなスキルを身につけます。



             ↓

校内の施設を紹介するプレゼンテーションデータを作ろう。

 ★見本ファイルのダウンロードはこちら (sample.ppt:1379KB)

目的 パワーポイントに画像データを挿入する。

条件 ・校内のいろいろな施設を画像付きで紹介するデータを作成する。
    準備するもの:校内を撮影した画像を数枚

手順1 準備した画像にあう説明スライドを作ろう。

 手順1のワークシート・・・worksheet.doc
 ワークシートの記入例・・・worksheet.pdf

 スライドの構成を考えてからデータを作ります(ワークシートに構成を記入してみましょう)。

例)
1枚目 タイトルと自分の名前
2枚目 正門+校章 学校の沿革
3枚目 音楽室 特別教室の説明
4枚目 体育館 クラブ活動の説明

 この際に,デザインテンプレートを適用して,スライドのデザインを変えることもできます。書式(O)→スライドのデザイン(D)で一覧表示させて選択します。




手順2 それぞれのページに画像を挿入しよう。

 画像の挿入は,挿入(I)→図(P)→ファイルから(F)をクリックして,保存されている画像データを選びます。



手順3 画像の大きさや位置を調整しよう。

 すべてのページが完成したら,保存します(保存の方法は,先生の指示に従いましょう)。

 そして,スライドショーで確認してみましょう。

 スライドショーの実行は,スライドショー(D)→実行(V)をクリックします。



※ここがポイント!
 スライドは,見る人のことを考えて作りましょう。文字が多すぎたり,小さすぎたりすると見にくいですよ。

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