図画工作科でのICT活用アイデア

図画工作科でのICT活用アイデア

ARアプリを使った導入のアイデア
2025.11.25
図画工作科でのICT活用アイデア <第6回>
ARアプリを使った導入のアイデア
日本文教出版 編集部

 今回は、無料で公開されているARアプリについてご紹介します。

1)ARアプリ集「ARであそぼう」について

 このアプリは奥田昌夫先生(岩手大学特任教授)が作成し、ウェブ上で公開されている教育用アプリで、インストール不要で誰でもアクセスすることができます。

https://kaihatuiinkai.jp/ardeasobou/

 カメラとマイクをオンにして顔を映すと、顔を認識していろいろな仕掛けが起動します。「フェイスペイント」や「おめんをつくろう」など、自分で絵をかいて楽しめるもののほか、表情を読み取って反応するものもあります。

2)授業での活用方法

 今回は「ARかおをだしたら」アプリを使って、教科書に掲載されている題材の導入を行ってみましょう。

顔を出したらなんだかワクワク(3・4上p.43)
https://kaihatuiinkai.jp/arkaowodasitara/

 思わず顔を出してみたくなるパネルを考え、友だちや他学年の子どもたちと楽しむものをつくる活動です。
 活動の導入として、アプリでワクワク感を高め、「こんなものをつくりたい!」というイメージをもつようにします。アプリでは、カメラに映った人にARパネルが反応するため友だちのつくったパネルでも顔出しを楽しむことができます。

 アプリでは顔を出す位置を変えたり、つくったものを保存したりすることはできないので、あくまで実際に段ボールなどで顔出しパネルをつくる前に気軽にパネルづくりを体験し、活動に見通しをもつ目的で活用するとよいでしょう。