名古屋の都市計画とリサイクル

学年/分野中学校歴史
単元名4編 近世の日本と世界
「全国支配のしくみ」
場所中部地方 愛知県 名古屋市中区
撮影日2026年3月29日
投稿者愛知県あま市立甚目寺南中学校 牧野賢輔先生

この写真の授業での使い方の例

 名古屋城の西北の隅に立つ「西北隅櫓(せいほくすみやぐら)」は、通称 清洲櫓(きよすやぐら)と呼ばれています。1619(元和5)年頃に建てられた現存する重要文化財です。最大の特徴は、徳川家康が名古屋城を築く際、かつての拠点であった清州城の天守を移築・転用したという伝承にあります。昭和の解体修理では、部材に転用の痕跡や墨書が発見され、この伝承が裏づけられました。北面と西面に敵を攻撃するための石落としがあるなど防衛面が強固で、外観は三層、内部も三階の規模を誇り、一般的な城の天守に匹敵する威容をもっています。
 中学2年歴史の授業において、以下の視点で生徒に提示してみてください。

・「清州越し」と都市計画の理解:
清州から名古屋へ、町ごと移転させた「清州越し」の象徴として扱います。「なぜ別の城の資材を使ったのか」を考えさせることで、徳川家康が短期間で強固な軍事拠点を作り上げようとした政治的意図を考えさせます。
・建築技術とリサイクルの視点:
当時の木造建築がいかに精巧で、部材の再利用が高度な技術で行われていたかを解説します。資源を大切にする当時の知恵と、現代につながるリサイクルの利点や重要性に気づかせます。

ご利用条件に同意して写真を
ダウンロード