高校教科書×美術館
(高等学校 美術/工芸)
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大阪中之島美術館
ジョン・ブレット《ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡》1871年 Photo: Tate 大阪中之島美術館は、大阪に関わりのある近現代美術をはじめ、日本と海外の近現代美術およびデザイン作品を数多く取り扱う美術館です。今回は主任学芸員の國井綾さんに、開催中の「テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ」の見どころや、大阪中之島美術館で行われているイベントなどについてお話を伺いました。
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー、ジョン・コンスタブルなどの英国近代美術史を代表する画家から、クロード・モネら印象派、ラファエル前派、バウハウス、そしてジェームズ・タレルやオラファー・エリアソンなどの現代美術家まで幅広く出品しています。アーティストによって光の扱いは実に様々。約200年の間に光をめぐる表現がどのように変遷してきたのかをめぐる展覧会です。
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー《湖に沈む夕日》1840年頃 Photo: Tate
クロード・モネ《エプト川のポプラ並木》1891年 Photo: Tate
大阪市立科学館と大阪中之島美術館は、いずれも地方独立行政法人大阪市博物館機構に属するミュージアムです。お向かいに位置することから日ごろから様々な事業でコラボレーションしています。今回の展覧会は「光」をテーマとしていることから、美術的な視点からのアプローチだけでなく、科学的なアプローチが可能ということで、今回のコラボレーションにつながりました。
展覧会情報
会期:2023年10月26日(木)~2024年1月14日(日)
会場:大阪中之島美術館 5階展示室
公式サイト:https://tate2023.exhn.jp/
問い合わせ:06-4301-7285(大阪市総合コールセンター 受付時間8時~21時 年中無休)
休館日:月曜日(1/8は開館)、12/31、1/1
開場時間:10時~17時(展示室入場は閉場の30分前まで)
観覧料:一般2100円 高大生1500円 小中生500円
- 令和4年度版「高校生の美術1」p22.
積みわら 夏の終わり 朝の効果[油彩・キャンヴァス/60×100cm]
1890~91 オルセー美術館蔵[フランス] - 令和4年度版「高校生の美術1」p23.
明るい日光の中の積みわら[油彩・キャンヴァス/58.4×96.5cm]
1890~91 ヒルステッド美術館蔵[アメリカ]